マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

北方領土の「独創的アプローチ」にこだわる麻生ソーリの驚くべき理由とは!?

2009-04-17 23:58:05 | Weblog

ランキングが下がっています。最後に応援クリックのほうも忘れずお願いします!

北方領土問題に関し、前外務事務次官の谷内氏が毎日新聞のインタビューに応え、「個人的には(四島返還ではなく)3.5島返還でもいいのではないか」と発言。日本が領土交渉で四島すべての返還に固執するべきではないとの考えを明らかにしたという(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090417k0000m010148000c.html)。

いや~、ぶったまげたのなんのって!発言したのは前外務次官だよ。しかも、プーチン首相来日前とは?

当然、何らかの意図を持って発言しているのは間違いない。

それが証拠に、中曽根外相も河村官房長官も「政府の基本方針は変わらない。北方4島の帰属を確定し、平和条約を締結する」と紋きり口上で、なんら「一括返還」に触れていない。

ま~、実際にインタビューした毎日が、「向こう(ロシア)が2島、こっち(日本)が4島では進展がない。政治家が決断する以外、方法がない」と強調した麻生首相の意向を反映したものとみられる」といっているのだからこれほど確かなことはないだろう。

おまけに、この谷内御仁、閣下が外相時代の外務次官だと来ている。それに外務省ではその昔から2島先行返還と4島一括返還とで意見が分かれていると聞く。さしずめ、御仁が2島返還派の権化(ごんげ:典型と思われる人)だったのかも(?)・・。

ともあれ、麻生総理といい、前外務次官といい、交渉もせぬうちから、3.5島で良いというようではもう外交にならない。それでなくとも、4月9日のブログエントリーで書いたようにプーチンといえば、ジュンイチロー氏を手玉に取った外交上手。きっと、今度の領土交渉も「共同声明」に盛り込めず、経済協力だけに終わたジュンちゃんの二の舞(?)・・。

処で、解せないのは、こんな話がなぜ今、飛び出すのかということ。

過去の自民党政権が一様に日本の固有の領土と主張してきた北方4島をなぜ、麻生閣下だけが、一括返還を放棄する言動に出るのかである? 

2島返還なら、鳩山・フルシチョフの日ソ共同宣言で歯舞・色丹を平和条約締結後に日本に引き渡すことは明記しているから、閣下でなくとも誰でも出来たはず。

それを2島+アルファならいいと、バナナの叩き売りよろしくせりにかける浅ましさ。誰だって、それが国益でないと知っているからこそ、4島一括で汗を流してきたのでないのか。

しかも、すでに64年も我慢を重ねてきたのだから、非理を承知で自分の領土をとてつもない大金(経済支援)を払って、なにを急いで買わねばならないのかである。

では、閣下があえて急ぐ理由は那辺にあるのか?

最も考えられるのは名誉だが、 それはないだろう。3島や3.5島では国民の反感を買うのが関の山。そんな成果では名誉にならぬはず。

となれば、北方領土が目的でなく経済協力? 100年に一度の不況を吹き飛ばすのにロシアの天然ガスや水産物は大いに魅力なの?

いや、それもないだろう。持ち出しが大きすぎて、却って、タイミングが悪いはずでは・・。

では真の狙いは何か?だが

それは、北方領土問題の根源と大いに関係がある。そして、その問題の源を作った己が爺さんの吉田翁につながるのだ。このことは、「クルージング・ダイアリー」のブログに詳細に載っているので後で読んでもらうにして、概略を引用するると、

いわく、「千島を放棄したサンフランシスコ条約で吉田茂全権代表以下の日本政府はとんでもない大失策をしてしまったのだ。日露戦争で日本に奪われた南樺太を返還することと合わせて、「千島列島をソ連に引き渡す」というヤルタの密約を日本政府がアメリカに強要されて、唯々諾々と千島放棄をみずから明記してしまった。しかも、千島はどこからどこまでなのかも確認しないままにである。

だからこそ、今に及ぶも、日露の間で領有権をめぐり紛争の種がつきないのだと・・。

しかも、日本政府は、そのことを隠蔽せんがため、あえて、1875年条約での日露の国境確定条約(樺太をロシアに譲り、千島全島が日本領と確定させた樺太千島交換条約)を持ち出さず、領土根拠を暫定的な1855年条約(択捉島と得撫島の間を国境線とした日露和親条約)においている。

それが、今日に至るも、「北方四島は日本固有の領土」という、奥歯にものの挟まったような表現しかできない所以である」というのだ(http://www.geocities.jp/tiarashore/kaikoku15.htm)。

早い話、麻生閣下が吉田翁の、谷内前次官が外務省の失態を忘れたいのも、すべて、同根なのである。そして、自らの権限で尊敬する爺さんの恥をすすぐまたとないチャンスでもあるのだ。

従って、どんな内容でも、決着が着くなら、自分の手でピリオドを打ちたいと心底思っているのでないだろうか・・。はい、間違いありませんって!・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました応援クリックも忘れずによろしくお願いいたします・・。♪

<a href="http://news.blogmura.com/news_nihon/">にほんブログ村 国内ニュース</a>

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキング


支持率回復の兆しにも「はしゃがない」という総理、その実、有頂天になる彼の子分たち!

2009-04-17 09:48:10 | Weblog

ランキングが下がっています。最後に応援クリックのほうも忘れずお願いします!

麻生総理は13日、報道各社の世論調査で内閣支持率が上昇傾向にあることについて「今、はしゃいではいけない。こういう時が大事なんだ」と河村官房長官に語ったとか。

よく言うよ、党幹部から閣僚まで、連日のように「はしゃいでいる」じゃん。尤も、はしゃぎ方にも二種類あって、かたやは口を開けば小沢批判する党幹部。もう一方は、小沢の敵失で支持率が回復したのを自分らの努力だと勘違いしている閣僚ども。

前者の筆頭は細田幹事長。「説教強盗に似ている」「責任を感じておられないということだ」と西松建設の違法献金事件で代表を批判しているが、逆に日刊ゲンダイに「アンタこそ説教強盗だ」と揶揄されている。

即ち、細田氏こそ、公用車の運転業務委託で談合疑惑が発覚した企業から運転手の派遣便宜を受けた疑いで告発された。それが、なぜか利益供与した企業は「起訴猶予」、細田当人は「不起訴」の怪。細田氏を告発した神戸学院大学法科大学院の上脇教授(憲法)など、その違反行為は小沢代表より悪質というくらいなのだ(http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02040807/1.htm)。

ほかにも、武部元幹事長が、15日、企業・団体献金の全面禁止を主張している代表を、「居直り強盗みたいだ」と批判したようだがこれもゲスの類(たぐい)。

ホリエモンの選挙応援に「我が弟です! 息子です!」と褒め称え、その彼が犯罪者として告発されれば「私は堀江君に限らず日本のすべての若者を弟や息子のように思っている(wikipedia)」と詭弁を弄する。そんな破廉恥な男に人を非難する資格がどこにあるというのだ・・。

そして、後者はというと、甘利行革担当相が、「厳しい試練があったが、耐えに耐えて実績を積み上げてきた。内閣に体力がついてきた。7月のサミットに出席するのは麻生首相であることは間違いない」と断じ、河村官房長官は「地道に誠実に努力してきたことが国民に理解されてきた」と述べた。

さらに、鳩山総務相は「首相は強烈なキャラクターなので真価が発揮され理解されるのに時間がかかるタイプだ。100年に1度の経済危機を前にまったくブレていないことがやっと理解された。50%を超す支持があってしかるべきだ」と満足げに語ったとか(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/242927)。

よく言うよ、ドイツもコスタリカも! なにが、「体力がついてきた」「地道に努力してきたのが国民に理解された」「50%を超す支持があってしかるべき」だ!・・。

だから、この政権は国民と乖離しているといわれるのである。

いいかい! 君たちは、多分、国策テレビのNHK世論調査の「30%」をいいとこ取りしたと思うが、それが世論だと思うと大違い。知らざあ言って聞かせるが、

実際は、政権シンパの「産経」ですら、支持が「11.4%(2月)→17%(3/9)→20.8%(3/30)」、「不支持」が「80.2%→71%→66.3%」。

又、「読売」も支持が「17.4%(3/8)→23.2%(3/26)→24.3%(3/30)」、「不支持」が「74.8%→64.5%(3/26)→66.5%」。

そして、政権と距離を置く、「毎日」は「支持」が「11%(2/22)→16%(3/)→24%(4/11)」、「不支持」が「73%→66%→56%」。

尚、「朝日」の「支持」が「14%(2/9)→22%(3/29)」、「不支持」が「70%→64%」とすべて、直近でも、危険水域といわれる30%超えはどこにも見られないのである。

だからこそ、「大盤振る舞い」の追加対策を発表した直後の支持率が、「24%(毎日)」と聞いた公明党幹部は「えっ、これだけ?」と問い返したという(http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090412ddm003010163000c.html)。

そら、公明党にしたら、定額給付金にしろ、この追加対策に織り込んだ「就学前3年の幼児一人に年36,000円支給する」ばら撒きですら、支持率が上げられなかったとすれば、もうよほど、玉(総理)が悪いとしか思わないだろう。

おそらくこれでは、5月選挙はとても無理。さりとて6月でも7月の都議選と離れておらず、公明党が困る。

となれば、このままずるずる、9月まで任期切れ解散を待たざるを得ず、折角、手にした敵失も徒(あだ:無駄)となる。いや、むしろ、ピンチの後のチャンスで、民主党の巻き返しも可能となりかねない。

ま、こうなれば、野党もあせることはなく、国会で反対しまくれば、そのうち、又、麻生政権もぼろを出すはず。

益々、「居座りの太郎」と「辞めぬ一郎」のチキンレースが佳境(かきょう:面白い場面)に入るということでは・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました応援クリックも忘れずによろしくお願いいたします・・。♪

<a href="http://news.blogmura.com/news_nihon/">にほんブログ村 国内ニュース</a>

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキング