ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

神戸からの発信

2004年12月06日 | ましこノート
神戸に出向き医学博士沢村誠志先生にお会いしてきた。
先生は兵庫県立総合リハビリテーションセンター顧問・中央病院名誉院長の職にある。
日本リハビリテーションの最高位にあり医療・福祉・介護の理論・実践・政策の指導者である。
約2時間半にわたりご指導いただいた。
来年の介護見直しに合わせ、日本の医療・福祉の改革の必要性を危機感を持ち強く訴えられた。

中央官庁の縦割り行政の弊害と、これを改革すべき政治の信頼の無さと、業界の既得権の強さという環境の中での改革は、半端の覚悟では不可能であるという共通の認識を確認できた。

政治に望むことは大きなビジョンを作り、間違いない方向にリードし、実行する力であり、そのためには官僚の知識と能力を活用することである。そのためには現場を知り、先進国を知ることが大切である。
この基本的なところから様々な各論に入り具体的政策をご教示いただいた。

特にプライマリーケアシステムの必要性、かかりつけ医の制度化、マンパワーの増強、等を始めとして年齢、障害にかかわらず全ての国民のニーズに対応する医療福祉システムを創らなければならないとのビジョンが、日本が欧米各国に追い付くものである。


そして政権を取った時に実行するためには、中途半端な覚悟では実現出来ない。
政権を担当することは決死の覚悟が必要であることを、あらためて民主党は認識しなければならない。