ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

臨時国会終わる

2004年12月03日 | ましこノート
53日間の臨時国会が今日終わった。残念ながらお粗末な国会だった。
日本歯科医師会政治連盟による自民党や自民党議員への闇政治献金問題はほとんど解明されず、政治資金改正も行われなかった。
橋本元総理はじめ関係者は誰一人国会で喚問されなかった。ますます政治不信が高まった。
政治家はみんな同じ穴のムジナと思われるのが残念だ。
企業・団体献金を喉から手が出るほど欲しいのをやせ我慢して断り、個人献金をお願 いしている私としては悔しい。

自民党は迂回献金はなかったと小泉首相に報告したが嘘である。
鈴木宗男前衆議院議員も週刊誌で告白している様に迂回献金は自民党では当たり前で ある。
私もかって自民党にいたから知っている。引き続き徹底的に追及していく。

また自衛隊のイラク派遣延長についても14日の派遣期限には国会も開かれておらず、 説明責任を果たさず、派遣延長を決めているにも拘わらず言葉だけで「慎重」とか 「状況をよく判断して」などと言いながら、実は派遣延長を決めている。
こんなやり方を自民党は何の抵抗もなく容認してしまう程、良識も思慮も抗議も無く なってしまった。

それ以上に民主党の国会対応が、闇献金と同じ様に悪かった。
イラク特別措置法廃止法案は国会に出したが数時間の審議で審議未了により廃案にな ってしまった。
国民の6割以上が派遣延長反対の世論を無視して強行する小泉政治を退陣に追い込むためにあらゆる手段を講じていく。
また派遣隊員の無事と安全を祈る。

そして新潟中越地震はじめ災害対策が極めて不十分である。
超法規で対策を実行しても国民は誰も文句を言わない。何故やらないのだろう?
新潟中越は間もなく大雪の季節に入る。まだまだ国会が果たさなければならない課題 はたくさんある。

その責任と使命を国会議員は感じないのだろうか?余程しっかりしないと国会は死んでしまう。
今国会を教訓に、これから国会再生に全力を尽くしていかなければならない事を認識させられた臨時国会であった。