ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

不可解な正常化

2005年05月31日 | ましこノート
お昼の代議士会で断固小泉内閣と戦い抜くと宣言したばかりにも拘わらず、夕方からの国会対策委員長会談であっさり、明日から正常化で合意した。何の為の審議拒否だったのか説明出来ない不可解な合意である。
しかしながら今回の国会対策については事実上国会対策委員長に一任したのだから、いろいろ意見も不満もあるが、正常化合意に従い明日から現場復帰する。
国会見学に選挙区から来た岩代町支部の人達も驚いているだろう。お昼に聞いた話しが夜帰宅してみたら全く逆の内容になっていたのだから。
また自民党やマスコミから甘く見られ国民からも強い批判を受けるだろうが、ここは執行部批判を避け「忍」の一文字で結束していくしかないだろう。

再び、国民の声

2005年05月30日 | ましこノート
一週間前の国民の声に比べて間違いなく変化が感じられる。
民主党の審議拒否がいままでとは違うと国民は思い始めた。今回も中途半端では見放されると民主党執行部もさすがに分かってきたようだ。
今回は徹底的に小泉郵政民営改悪と戦う、こんな覚悟が国民の間に少しづつ浸透しつつあるような反応がこの三日間あった。10箇所の会合と恒例の街頭演説での反応がそうであった。
郵政民営改悪、八方ふさがり外交、この国と国民をますます不幸な道にミスリードする小泉首相を退陣に追い込み解散総選挙による政権交代を実現するまでガンバロー。

奥田経団連会長発言

2005年05月29日 | ましこノート
橋梁談合摘発により日本を代表する大企業が11社家宅捜査を受け、14人の逮捕者がでた。
今回の橋梁談合について以前に問題点を指摘したが、改めて重要な問題を提起する。

一つは、役人・役所が全く出てこない事である。日本の公共事業関連の工事は国、地方を問わず役人・役所抜きでは談合は出来ない、すなわち官製談合である。
だから今回の橋梁談合摘発に最も欠けいるのは役人・役所へのメスである。これ無しでは談合摘発も本質的に無意味だし談合は永久に不滅だろう。
二つ目は、この事をよく分かっているから奥田経団連会長は談合を無くすことはなかなか難しいと発言したのだろう。日本経済界の利益代表であり独禁法改正に反対した立場からみれば当然の発言なのかもしれない。
しかしながら残念である。日本経団連会長として談合根絶の強いメッセージを発信して欲しかったと思うのは私だけなのだろうか?

解散覚悟

2005年05月26日 | ましこノート
郵政民営化法案の本会議での質疑が今日午後行われた。当然民主党は欠席し、社民党も同調した。
自民党やマスコミからいつまで欠席戦術が続くものやらと甘く見られているが、今回は解散覚悟で徹底的にデタラメな法案を廃案にするために欠席していく事で一致結束していく。
何故欠席なのかと言えば、昨年の年金改悪以上にデタラメな法案を出してきたので、まともな法案にして再提出するまで審議は出来ないからである。
入口でしっかりしていかないと最後には多数決でいい加減な、デタラメな法案も可決されてしまう。
多少の批判に動揺せず、ここまで民主党が審議拒否をして欠席するのは、よほどの事で異常な状況であると国民に理解されるまで戦う事ができるかどうかの正念場である。

談合

2005年05月24日 | ましこノート
橋梁工事の談合にようやくメスが入った。国、地方を問わず日本の公共工事は全て官製談合が行われている事は周知の事実である。
談合の問題は、一つに政官業癒着構造の本丸である、二つに談合による税金の無駄使いである、三つに闇の政治献金の流れである。
日本の構造改革は郵政民営化では無く談合改革である。今回の橋梁談合摘発で必ず明らかにしていくことは談合の結果、政治献金の流れをしっかり解明することである。そして指名競争入札から一般競争入札に変える事である。

地元の声

2005年05月23日 | ましこノート
先週末から地元有権者の声は、「民主党しっかりしろ」と厳しい声が圧倒的だった。
郵政民営化もよく分からないが民主党はもっと分からないと、郵政民営化反対なら自民党反対派と手を組めばいい、欠席して審議拒否をするのは駄々っ子と同じだ、審議拒否するなら中途半端でやめるな徹底的にやれ、などに集約される。
明日衆議院本会議が与党単独でセットされた。郵政民営化法案に対する趣旨説明・質疑だが民主党執行部はどうするのだろう、対応が注目される。
私は基本的には党の決定を尊重するが中途半端な決定、行動では党に亀裂が生まれる可能性があり、国民の理解、支持は得られない事を執行部が分かっているか心配である。

山開き

2005年05月22日 | ましこノート
標高796米鞍掛山がある。今日、五月晴れのもと山開きが行われた。
初めて頂上に登った。途中から山頂まで30分ほどの時間と1・5キロばかりの距離だったが、汗だくになり息切れがして大変だったが山頂からの眺め渡すパノラマは一気に爽快な気分に変わり疲れも吹っ飛んでしまった。
山頂から郡山市を始め四方八方の風景を見ると、小さな事にこだわり人間社会のゴタゴタが馬鹿らしく思えてくる。大所高所から物を見て考えると言われる事がわかる。
少しでもそんな境地に近づこう。

郵政特別委員会設置

2005年05月20日 | ましこノート
「敵ながらあっぱれ」と言う言葉があるが、今回の郵政特別委員会人事には脱帽だ。二階委員長はある程度予測出来たが山崎委員会筆頭理事は小泉首相以外は誰も考えられなかっただろう。
郵政民営化の良し悪しは別として、小泉首相の決意は国民に伝わるだろう。

これに反して民主党の欠席戦術は残念ながら国民の理解は得られないだろう。
来週以降全ての委員会で審議拒否に入る事を決定したが果たして、いつまで続くのだろうか?いつもの様に朝令暮改的にへなへなと審議に入る事が目に見えているが、ここは取りあえず民主党国対の方針に従うが欠席戦術や審議拒否ではなく、徹底的に審議して問題点を明らかにしながら自民党反対派と連携していく道を一日でも早く作ったほうがいい。

この週末選挙区に戻り、今回の対応について批判を受けても政府・与党が参ったと頭を下げてくるまでブレずに審議拒否を貫けるかが民主党は問われている。
岡田体制が二年目に入りその真価が問われる政局となった。

岡田代表就任

2005年05月19日 | ましこノート
早いもので、岡田克也氏が民主党代表に就任して一年になった。
幸先よく参議院選挙に勝ち、支持率もしばらく高率安定で政権交代の期待とあいまって順調に無難に代表としてスタートした。
岡田代表に期待したことは政治に合理性を取り入れ改革を実現するために、明るく、分かり易く、大きなピジョンを国民に示し、柔軟性を持って民主党をリードし理と情のバランスを考えて政権奪取の先頭に立って欲しい事だった。

最近は補欠選挙に負けたり国会対策が定まらなかったり、今ひとつ求心力に欠け民主党支持率もいつもの様に急落してきた。
しかし支持率の高低に一喜一憂せず、我々は岡田代表を任期中は支えていかなければならない。様々な意見があるのは当然だ。しかし分裂するかのような言動は決してプラスにはならない。
明日の郵政民営化特別委員会設置についての岡田代表の指導力が今後の民主党の行方を決める。
賢明な決断を期待している。

明日の国会

2005年05月18日 | ましこノート
議運委員長の職権で13時に衆議院本会議がセットされた。
本来、議運委員会は与野党全会一致で国会運営を決定していくが対立法案の場合には多数決あるいは委員長職権で決める事がある。この場合には引き続き話し合いの努力をしていくが、最終的に多数決で強行突破する。
明日は先ず、議院運営委員会で郵政民営化特別委員会の設置を多数決で決める、次に本会議に緊急上程し採決となる。委員会も本会議も開会時間はかなり遅れるだろう。与野党とも禁足になる。
このタイミングで民主党は郵政民営化に対する考え行動を国民に分かりやすくはっきり示す責任がある。