ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

どうなっているの?

2010年11月19日 | ましこノート
今日早朝インドから帰国したら、

日本の政治、国会が大変な状況になっており驚いた。

大臣答弁が余りにもお粗末で呆れ返る。

いくら経験不足だと言ってもひどい状態だ。

謝罪で済まされない答弁も続出で、

菅内閣はダッチロール状態でいつまで持つのかと

ほとんどの国民が思っているだろう。

特に仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置」はひど過ぎる

彼の深層思想信条かどうか分からないが、

こんな発言を平気でするとはあいた口が塞がらない。

閣内で諌言する閣僚は居ないのだろうか。

党内で行動を起こす時か?

菅内閣が倒れても民主党政権を崩壊させることは出来ない。


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スピーチ「人口政策における国会議員の人口学者の相補的な役割」

2010年11月19日 | ましこノート
「人口政策における国会議員の人口学者の相補的な役割」

国際人口問題議員懇談会・幹事長
参議院議員 増子輝彦


はじめまして。わたくしは日本の国際人口問題議員懇談会で幹事長を務めている参議院議員の増子輝彦といいます。

わたくし自身は、人口問題が社会の根幹を決める課題であるという認識を持ち、

1990年に国会議員に当選する前から、人口問題に関心を持っておりました。

人口問題は、一言でいえば人の「生きる、死ぬ」の問題だと考えています。

わたくしたち政治家にとって、一人ひとりの国民の生活、生命、財産ほど大切なものはありません。

その意味で人口問題への認識は政治家にとって不可欠の認識であると確信しています。

人口学は通常、数字で表されます。出生統計で世界中で1億人の子供が生まれとすれば、

これは多くの場合、世界中で、それぞれの夫婦にとってかけがえのない、かわいい子供が生まれてきたことを意味します。

そして赤ちゃんの世話で、みんなが大騒ぎしているのです。

世界中の家庭で、一人の命が生まれるということの意味はものすごく大きなものです。

政治家として考えたとき、その使命として最も重要なことは、その生まれた子供が望まれて、全ての人々の祝福に包まれて

生まれ、そして人が限りある生を精いっぱい生きぬいて、その命を全うすることできる社会を作ることだと思います。

政治家に必要な資質は、表面的な現実の後ろにある、生きた人々の声を、姿を見ることができる想像力であろうと思います。

そして人口学を専門に研究されている方々がその分野の研究に一生を捧げ研究しようと考えるのも、統計数字の後ろにある

一人ひとりのかけがえのない人生を理解し、数字の示す意味を深く理解されているからに他ならないでしょう。

「国会議員が、人口政策を評価し政治的な支援を強化するうえでの人口学者の役割」ということに関して

具体的に述べるならばそこにはいくつかの領域があります。

政治家にとって最も重要なのは、現実にもとづいた想像力と、それから生み出された理念を現実に移していく力です。

この意味からいえば、人口学者が命をかけて研究するに値するほど人口の分野に意味があるということを、

各国で国会議員に働きかけていただくことが重要であると思います。簡単にいえば教育係としての役割です。

現実的に考えた場合、人口学者が直接議員と接触することは難しい場合があると思いますが、アジア地域の場合、

多くの国に人口と開発に関する国会議員委員会があり、そのいくつかには常設の事務局があります。

たとえば日本の場合には、国際人口問題議員懇談会の事務局として、AFPPDの議長事務所も務めるAPDAという組織があります。

そのような組織と連携して、人口学者の側からその意味を国会議員に伝えるための働きかけをしても面白いと思います。

もう少し現実的な政策の面ではどうでしょう。

各国において課題になっている社会保障や年金などの問題は、人口構造の変化や経済構造という統計的な指標をもとに、

その政策協議が行われ、政策が立案されます。

その意味では、人口学や経済学における正確な統計や推計がなされなければ、

国家運営そのものができないということになります。

人口政策も国家の政策の一部であり、正確な統計情報がなければ的確な政治的対応もできません。

これに加えて、具体的に人口政策を評価する上での人口学者の役割ということになれば、

正確な情報と的確な分析ツールを示すということになるのではないでしょうか。

人口学立場から、人口学的現象がどのような社会的影響を持ち、その結果、どのような影響ができることが予測され、

そこで生じてくる課題はどのようなものだという点をもっと広く国会議員に周知していただくことが重要ではないかと

考えています。

評価の基準として考えた場合、統計的な数値で出てきた結果は最も重要なものです。

政策を立案する基盤も人口統計から与えられ、その政策の成果もまた人口統計に反映されます。

たとえば年少従属人口の多い国では通常、妊産婦死亡率も乳幼児死亡率も高いのが普通です。

この人口学的な数値をもとに適切な政策が立案され、実施されたとすれば、妊産婦死亡率も乳幼児死亡率も劇的に低下し、

10年後の人口統計に劇的な変化が示されます。

「国会議員が、人口政策を評価し政治的な支援を強化するうえでの人口学者の役割」についてまとめると、

人口学者は、基礎的な政策立案のための資料を準備し、その統計の意味を政策決定者に伝え、

さらにその成果を評価するための基本的な役割を持つ。

国会議員はこの、正確な情報、分析ツール、そこから派生する社会的課題をくみ取り、新しい政策を立案する役割を

持つことになります。この意味で、人口学者と政治家はまさしく相補的な役割を持っていると思います。

多くの人口学者のみなさまは政治家との接触に躊躇される場合が多いと思います。

しかし、社会をよりよい方向に導くために、ぜひ積極的に働きかけ、情報提供をしていただきたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。



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4つの「あ」

2010年11月18日 | ましこノート
今朝6時にホテル出て、8時のフライトでシンガポール経由し、日本に向かってます。

昨日の午後のセッションでの英語によるスピーチを終え、

質疑応答では多く方々から沢山の質問を頂きました。

相変わらず日本への関心は非常に高く驚きました。

スピーチについてはホームページに載せておきます。

若者の雇用、高齢社会での人口学者の役割、人口問題の憲法との係わり合い等の質問でした。

また、現地で頑張ってる日本企業の方々と懇談会を二回ほどしました。

皆さん厳しい環境・条件のもとで、長い間インドでのビジネスをやってきた中で、

愚痴もありましたが、日の丸を肩に前向きな姿勢に感心しました。

その中で、4つの「あ」を聞きました。

あわてない、あきらめない、あせらない、あやまらない、がインドでのビジネス教訓だそうです。

短い滞在でしたが、インドの国民性にピッタリと納得しました。

今ほどシンガポールに着き乗り継ぎの時間を利用してメールします。

明日早朝、帰国したら早速国会が待ってます。




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ニューデリーからレポート2

2010年11月17日 | ましこノート
現地時間午後3時です。

午前中に会議に出席した後、お昼を利用して旧の中心街に行って来ました。

小さな古いお店が無数にあり、人々が津波のように行き来しています。

日本の御徒町や浅草を数倍大きくして、もう少し貧困なる状況です。

名物と言うより交通手段の一つになっている力車や地下鉄にも乗りました。

地下鉄は日本の借款を約二千億円利用した。インド人が皆知っているとの事です。

地下鉄の掲示板にも表示されています。

また国立科学博物館で仏陀の遺骨を拝観してきました。

いまインドの国会議員とのランチを終え、これから午後の会議でスピーチを行います。

インドでは幸運を招くと言われる雨が降ってきました。


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ニューデリーから

2010年11月17日 | ましこノート
ニューデリー現地時間午後4時です。時差は3時間30分です。

16時間半かかり、昨晩11時に到着しました。

ニューデリー新空港は今年の8月に開港したばかりで大きく、24時間オープンです。

しかし到着と同時にスモッグで視界が悪く、異臭が鼻につきました。

なんとも言えない臭いです。

臭いに余り敏感出ない私が強く感じましたから結構きつい臭いです。

一晩空けた今日は少しは慣れましたが、時々臭います。

今日は午前中にマルチスズキ工場を視察し、

午後はニムラ工業団地の日本進出企業五社の社長と懇談しながら、

ミクニ自動車キャブレター工場を見学しました。

やはりインドでの仕事や生活は大変厳しいようですが、

ポテンシャルが高く将来性もあり、何よりも人口が多く市場性としての可能性に期待をしている様です。

交通渋滞も激しくまだまだこれから発展する国家です。

夕方からアジア人口学会会議開会式に出席し、その後インド日本商工会員との懇談会を開催します。


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インド訪問へ

2010年11月15日 | ましこノート
今日から19日までインドへ行ってきます。

ニューデリーで開かれる国際人口問題学会の第一回大会に出席し、

スピーチもしてきます。初のインド訪問なのでワクワクしています。

日本は勿論、世界中で最大の課題は人口問題です、

1990年に衆議院議員に当選以来、人口問題に取り組んで来ました。

現在超党派による国際人口問題懇談議員連盟の幹事長として、

福田康夫会長のもと活動しています。


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