懺悔の書

小泉改革を経済学者の立場から支え、
アメリカ流構造改革派の急先鋒だった中谷巌氏が
懺悔の書として「資本主義はなぜ自壊したのか」を発刊し
グローバル資本主義は間違いであり市場原理主義が
格差社会を作ったと反省し転向宣言をしている。
昨日から代表質問が始まったが、
小泉改革と決別宣言をした麻生首相は何故決別したのか？
その上で何をやるのか質問されても官僚作文の棒読みで具体的な答弁はない。
今日の参議院自民党議員会長尾辻氏にもこの点を糾されたがゼロ回答だった。
今こそ麻生首相の肉声が欲しいのは何よりも自民党議員達だろう。

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ジンガロ

昨日は結婚３５年目の記念日、昨年から家内が観賞したがっていた
フランスのジンガロに行ってきた。
木場公園内に設置された特設劇場で繰り広げられた人馬一体のショーは
迫力があり一時間半はあっという間に過ぎた。
馬が素晴らしい、余り広くない円形馬場を力いっばい走り、
馬上で演技する人間とピタリと息を合わせている何十頭もの馬達に
感心させられる。
古来、馬は最も大切で重宝された生き物である、
馬と人間がここまで呼吸が合い一糸乱れず演技出来るのは
訓練だけでは不可能だろう、
人は勿論だが馬には計り知れない能力や感性がなければ
なしえないショーであろうと驚きと感動してきた。
私自身も家内と一緒に、よくここまで頑張って来れたものだ。
呼吸を合わせ感性を共有し幾つものの壁を乗り越えててきた。
全ての人々に感謝しながら、しっかりと歩んで行く。
国会もほぼ正常化し今日は衆参両院で麻生首相施政方針演説が行われた。
明日から代表質問が始まる、永田町や霞ヶ関の常識や手法ではなく
国民に分かりやすい政治や国会にすることが必要だと考えさせられた
二次補正予算審議だった。

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山形の乱（１月２６日）

最も強いとされる２期目を目指す現職知事が、
告示４０日前に出馬表明した女性新人候補に敗れた。
最初は双方とも政党色を出さなかったが、途中から麻生内閣
の批判と自民党、民主党の対決が全面に出てきた。
自民党参議院議員と一部県議が民主党と共闘したが、結論は
麻生内閣・自民党政治にＮＯを山形県民が突き付けたのであ
る。保守地盤の強固な山形での敗北は相当ショックであろう
し農村部での自民党離れが更に証明された。
今回の山形の乱で解散・総選挙は、さらに遠退き任期満了に
なる可能性がある。
山形に限らず地方は小泉・竹中路線のグローバル資本主義に
より格差が拡がり疲弊している、そこに突然の世界的金融・
経済危機である、雇用と貧困に目が行き勝ちであるが、
格差問題から目を反らしてはならない、
山形の乱が示した結果を、深く分析して政治は日本が抱える
課題にしっかり取り組んでいかなければならない。
今回の新知事誕生の原動力は、
新自由主義に警鐘を鳴らし続けてきた鹿野道彦前衆議院議員
だったことを付け加えておきたい。

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「消費税」より「渡り」

オバマ新大統領の就任演説にアメリカ国民は希望と再生を託し
新たな責任を持ちスタートした。
日本は相変わらず百年に一度の危機に、
的確な政治対応が出来ず閉塞感が広がり格差と同時に貧困が
拡大している。
自民党内の３点セット「定額給付金」「消費税」「渡り」で
１番悩ましいのは「渡り」である、国民感情からも国家公務員
ＯＢの天下りについては容認出来ないし、ましてや「渡り」は
何をかを言わんやである。
首相の承認で可能とした政令については消費税の妥協のような
訳には行かないだろう。
政権政党の火種に振り回されるのは迷惑だ。

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オバマ大統領スタート

今夜未明、第４４代大統領バラク・オバマが誕生する。
４７歳、若くアメリカ初の黒人大統領である。
就任式の演説が注目される、ケネディ大統領の再来と言われ
期待が大きく、現在の支持率は８３％と驚異的である。
アメリカは本当にチェンジ出来るだろうか？
期待が大きいだけにプレッシャーも大きいだろう！
やり甲斐があるのも事実だ、
０４年の米国民主党大会の演説で一躍脚光浴びて以来、
大統領へのプログラムを作り上げてその道を歩んできたし
一年間に及ぶ大統領予備選挙をタフに戦い抜いてきただけに
満を持しての就任だろう。日米関係はブッシュ時代とは違う
新しい関係が出来る可能性がある、より現実的で大統領の
強いリーダーシップで物事が決まっていくようになっていく
かもしれない、アメリカ大使館から経済産業問題について
協議をしたいと申し入れがきている、
近々率直に話し合いたい。

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党大会

昨日、民主党定期大会が開かれた。
派手な演出もなく気を引きしめて党内結束のもと淡々と行われた。
小沢代表も気負わずしっかり挨拶した。
具体的な内容と政治の責任を明確にし将来のビジョンを示して、
その実現のために政権交代を果たす決意を述べた。
小沢代表の挨拶は別途参照お願いします。
解散・総選挙は早くて予算成立後になるだろうから
国民の皆さんに、より信頼される行動と政策が必要である。

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消費税引き上げ？

自民党がまた混乱している、２０１１年に消費税引き上げを
税制改正関連法案の附則に明記することの法制化について、
慌てて党内議論をしている。今までの自民党ならこんな騒ぎ
は絶対に起こらなかった。総理・総裁がやると決めたことは
多少の反対は出ても直ぐに収まった。
これも麻生首相で選挙を戦えると思っていないし、
政権が末期症状にあるからだろう、なりふり構わず麻生首相
を引きずり下ろすために騒いでいるとしか思えない。
同時に消費税増税は税金の無駄遣いやごまかしを根絶し、
行財政改革を徹底的に断行した上で、将来の国の姿や社会
保障制度のビジョンを制度設計した結果、引き上げが必要
なら、国民の皆さんにお願いすることが手順である。
ましてや百年に一度の国難であり、金融・経済危機が
これからが本番と言われているだけに、慎重に取り扱う
問題である。
閣議決定したからと強引に進めることは問題であり、
自民党内での反対にも一理あると理解できる。

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離党

１９９４年４月１５日に私が自民党を離党してから１５年、
歯をくいしばって政権交代可能な二大政党制実現のために
頑張ってきた。渡辺喜美代議士の離党記者会見をみながら
昨日の事のように思えた、私自身にダブらせて考え、
今日まで良く耐えて来れたものだ。
渡辺喜美代議士の決断に拍手を送りながら、イバラの道を
歩むことになるだろうが、信念を持って乗り越えて欲しい
と思う。政権政党自民党を離党することは、志と覚悟と
決断力がなければ出来ない。
多くの政治家が苦難に耐え切れず、自民党に戻ったり、
政界から引退していった。
先週末の各種世論調査結果は、麻生内閣の末期症状と
民主党への政権交代の可能性が大きいことを示している。
昨日は補正予算案を衆議院で強行採決を行った、参議院
にて今週中は審議を行わない方向である、まだ補正予算案
が審議入りしないうち、来年度予算案を同時進行で平行審
議しようと異例の国会運営を行おうとしている。
今、新年会のラッシュである、すでに七十ヵ所ほどに出席
したが、定額給付金は何処でも、誰からも評判が悪い。
麻生首相が起死回生策として定額給付金を取下げれば、
その勇気ある決断力が評価されるだろう。
死中に活を求める、である。

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定額給付金、受取らず

本日は天皇陛下ご即位２０年であり、衷心より御祝い申し上げ
ます。昨年の天皇誕生日、今年元旦と皇居に参内したが、大変
お元気になられて安心の極みである。
国会は昨日に引き続き、今日午後２時から参議院代表質問が
行われた。定額給付金、雇用問題を巡り、第二次補正予算案を
中心に論戦を繰り広げた。
麻生首相は相変わらず官僚の用意した答弁の繰り返しで、
残念ながらいまひとつ噛み合わない。
そんな中、定額給付金について、いわゆる高額所得者の受け
取りについて、所得制限を設けるかどうかについてだが
政府・与党がまた迷走している。
自民党幹事長は、景気対策なので国会議員も辞退せず受け
取り使うべきだ、政府として考え方をそろえて欲しいと
発言した。今日の首相答弁では「受け取るかどうかまだ決め
ていない、その時に決める」と言った。
何故はっきり答弁しないのか理解できない。
首相として信念を持って決めた定額給付金なのだから、
今決められないのはまだ所得制限に未練があるのか、
公明党の言いなりに抵抗があるからなのか？、
当然私は受け取らない。

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国会召集

第１７１回国会が今日召集され、通常国会なので１５０日間の
会期である。今日は議席指定、常任・特別委員会の委員長選任
の後、中川財務大臣の第２次補正予算提出に伴い、財政演説が
衆参両院で行われた。明日衆議院、明後日参議院で代表質問が
行われる。
今国会中に衆議院の解散・総選挙があることは間違いない、
時期についてはいつあるか分からないが、冒頭から国会が荒れ
ることは必至である。主戦場は参議院であるが、自民党内の
動きも目が離せない、定額給付金に反対している議員達が、
離党覚悟で本当に再議決に反対するのか？波乱要素は幾つも
あるがまだまだ機は熟していない。世論は政権交代である。

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