小沢一郎が強制起訴となった。これで来年の秋の「無罪」の結審まで、長い道のりとなった。小沢一郎という稀有な政治家が、「米・官・マスコミ」の既得権益に合わず、彼らの力によって、政治力を当面落とさざるを得なくなった。国益とは何か、小沢は真剣に考えていた。彼は何もアメリカに盲目的に追従することだけが国益ではないと信念を持っている。「アメリカはTPPにしても自国の利益を考えてやっているから、日本も独自の国益を考えた行動をとることが必要」と強調していた。ところが菅は完全なアメリカ追従・事なかれ主義のウソつき男である。彼は当初、一に雇用、二に雇用三に雇用と言っていたのが、今では「消費税増税、TPP参加、小沢殺し」の三点が目標になっている。彼にはもともと政治ビジョンがない。鳩山時代に財務相になった時、財務官僚に「財務の健全化」を洗脳され、与謝野を閣内に入れて、消費税増税に突っ走っているだけである。そして、小沢を叩けば国民の支持率が上がると、味方の首をさらし者にしている卑怯な男である。こんな最悪な男を国の指導者である総理の座に座らせたのは、アメリカ、官僚の策略にまんまと乗っかって、マスゴミたちが国民の洗脳に大加担した成果である。戦時中も「やめられません、勝つまでは」と戦争を国民に煽ってきたマスゴミは、既得権益である記者クラブ廃止を訴える小沢一郎を目の敵にし、一昨年来、西松建設献金疑惑に端を発し、徹底的に小沢一郎を叩いてきた。真実をゆがめていくマスゴミの体質は戦時中と少しも変わっていないのである。マスゴミがこれだけ国民を洗脳すれば「小沢=悪」が国民に定着するのは当たり前で、とうとう小沢総理の道は遠のいてしまった。国民はマスゴミの報道の裏を読む力がなければ、ただの衆愚になってしまう。「感激した!」という小泉のパフォーマンスにも洗脳され、結果はどうなったか。派遣労働法を改正され、今では、一生懸命働いても年収200万円以下の人が1000万人にもなり、中流階級の日本に、鮮明に貧困層というものを作ってしまった。アメリカ追従や官僚、マスゴミの既得権益を守るためだけの彼らの言動を見抜く力を国民が持たなければ、国民はますます不幸になってしまう。