飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

怨霊・平将門⑦・・・国王神社(茨城県坂東市)

2009-12-26 | 平将門
昨日書いたとおり、この夏に茨城県坂東市を中心に関東の大地霊・平将門ゆかりの史跡めぐりをしました。ですから、季節は冬になろうというのに写真と記憶は季節はずれの夏です。平将門について記事を書こうと思うまで半年の熟成期間が必要だったとご理解いただき…。



ということで本日は平将門を祀った「国王神社」です。国王とはすごい名前の神社があるものです。将門が反乱を起こし関東の地を制圧し“新皇”を名乗ったという伝説が今に残されているような名前からして存在感ある神社といえます。



その名の通り茅葺き屋根の社がその古さと逆に威厳を感じさせてくれます。この神社の縁起は、将門の最後の合戦の時、奥州恵日寺に逃れ出家した三女の如蔵尼が、将門の死後33年後に郷里に戻り、その地に庵を結び森の中から霊木を見つけ、父である将門の像を彫り、祠を建てて安直し、将門大明神と号して祀ったのがはじまりであるとのこと。ちなみにこの如蔵尼は、将門の妾・桔梗の娘である瀧夜叉姫であるという説もあるようです。



ちなみに藤原秀郷に攻められこの神社付近で流矢にあたり将門は死んだとも言われているようです。



その御神体でもある平将門の座像ですが、本殿に祀ってある時に一度盗難にあったことがあるそうで、いまは神宝殿に格納していると地元のタクシーの方が言っていました。





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