持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

入口と出口

2005年05月26日 | たびのなか
 この前入った鍾乳洞のこと。

 入口から奥へ行くと、水がある時は水没する低い場所を通って、次に最大の難所である体の突起物を全部取り外してウナギのようににょろにょろ進まないと肘や肩がひっかかって通れない狭いところを抜け、奥のコウモリが居るホールへ行くところがあります。
 更に奥へ行くと、水流の中を首だけ出して進むところがあり、今回は水が少ないのでもう少し先までチャレンジャーだけが天井に残った空気を探しながら潜っていくことになります。私は首だけ泳法で行けるところまでで帰ってきました。

 その日の午後。激しい雨と雷で停電やら床上浸水やらがあり、翌日再度行ってみたら入口も水没。さらさらと川が地表面に流れ出ていました。

 もう少し奥で調査をしていたら、最後の狭いところで空気が無くなっておぼれるか、入口の水没ポイントを越えられずに、今日もまだ鍾乳洞の中に閉じこめられていたかもしれません。
 南の激しい雨は予測もできないものがあるので怖いもんです。

 これでコウモリが何十頭もいるようなところなら救いもあるのですが、命のリスクも高い無駄な入洞の繰り返しです。
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