YBR125Kで使用した最近3本のプラグについて、その使用時の走行記録を見直してみた。
古い順にCR6HSA、CR7HSA、CR6HIXと、それぞれ8,500km~11,000kmずつ使ってきている。
これらの使用開始時を左端に揃えて、給油回に対する燃費のグラフを描いてみたのが下である。
それぞれの使用期間内にオイル交換が2~3回、タイヤのライフ1回分が含まれており、オイル環境等での初期末期が同程度ずつあるような比較条件だと思われる。
それぞれ使用期間中の平均燃費は以下の通り。
CR6HSA:42.8km/L
CR7HSA:44.2
CR6HIX:45.1
数値的にはイリジウムプラグのCR6HIXが最も良かった。
経験的には純正指定のCR6HSAよりCR7HSAの方が馬力の出る回転を扱いやすく、よく走るという印象だが、燃費も良かったことになる。
交換時期は、基本的に高回転域を使った時の失火感で寿命と判断しているが、低回転域ではまだ充分走ることができることもあり、末期であっても燃費が落ちる場合と落ちない場合があった。
そのような寿命末期に交換するため、交換後最初の印象ははっきりした違いを感じる事が多いと考えなければならない。
その上で、イリジウムプラグに交換することで、キャブ無調整のまま始動後のアイドリング回転数が上がったことが、最も客観的な変化であった。その際に体感的にも爆発の力強さが増えた印象があったことも記憶している。
ちょうど交換したのが時期的に冬を迎える頃だったこともあり、特に調整して混合機を濃くすることなく始動後の安定性向上に寄与したと言えよう。一方、始動性そのものについては、どのプラグでも差はほとんどない。セルさえ回って火花が一発飛びさえすれば確実にエンジンがかかるYBRの始動性は、バッテリーの状態の方が要因として上だからだろう。
いつもの通勤路での走行速度には、あまり違いが見られなかった。ただこれは道路事情による制限があるので、限界いっぱいなのかもしれない。そのような速度一定の中で、燃費効率の向上になっている可能性もある。
そうは言っても、368円のノーマルプラグと、980円のイリジウムプラグの価格差を埋めるほど劇的な差ではなかった、というのが実際に使ってみた感想である。元を取るために使う物ではなさそうだ。もう一本CR7HIXを買っちゃってあるので、それも使ってみるが、更に買うかと言うと、今のところ気は萎えている。ノーマルプラグで相性の良い7番で、劇的な変化を見せて欲しいものである。
ちなみに650cc単気筒2本プラグのBMW F650でも、ノーマルとあんまり差はなかったね。むしろ寿命が短かった気がする。
古い順にCR6HSA、CR7HSA、CR6HIXと、それぞれ8,500km~11,000kmずつ使ってきている。
これらの使用開始時を左端に揃えて、給油回に対する燃費のグラフを描いてみたのが下である。
それぞれの使用期間内にオイル交換が2~3回、タイヤのライフ1回分が含まれており、オイル環境等での初期末期が同程度ずつあるような比較条件だと思われる。
それぞれ使用期間中の平均燃費は以下の通り。
CR6HSA:42.8km/L
CR7HSA:44.2
CR6HIX:45.1
数値的にはイリジウムプラグのCR6HIXが最も良かった。
経験的には純正指定のCR6HSAよりCR7HSAの方が馬力の出る回転を扱いやすく、よく走るという印象だが、燃費も良かったことになる。
交換時期は、基本的に高回転域を使った時の失火感で寿命と判断しているが、低回転域ではまだ充分走ることができることもあり、末期であっても燃費が落ちる場合と落ちない場合があった。
そのような寿命末期に交換するため、交換後最初の印象ははっきりした違いを感じる事が多いと考えなければならない。
その上で、イリジウムプラグに交換することで、キャブ無調整のまま始動後のアイドリング回転数が上がったことが、最も客観的な変化であった。その際に体感的にも爆発の力強さが増えた印象があったことも記憶している。
ちょうど交換したのが時期的に冬を迎える頃だったこともあり、特に調整して混合機を濃くすることなく始動後の安定性向上に寄与したと言えよう。一方、始動性そのものについては、どのプラグでも差はほとんどない。セルさえ回って火花が一発飛びさえすれば確実にエンジンがかかるYBRの始動性は、バッテリーの状態の方が要因として上だからだろう。
いつもの通勤路での走行速度には、あまり違いが見られなかった。ただこれは道路事情による制限があるので、限界いっぱいなのかもしれない。そのような速度一定の中で、燃費効率の向上になっている可能性もある。
そうは言っても、368円のノーマルプラグと、980円のイリジウムプラグの価格差を埋めるほど劇的な差ではなかった、というのが実際に使ってみた感想である。元を取るために使う物ではなさそうだ。もう一本CR7HIXを買っちゃってあるので、それも使ってみるが、更に買うかと言うと、今のところ気は萎えている。ノーマルプラグで相性の良い7番で、劇的な変化を見せて欲しいものである。
ちなみに650cc単気筒2本プラグのBMW F650でも、ノーマルとあんまり差はなかったね。むしろ寿命が短かった気がする。
水冷・空冷、4気筒・単気筒でどれだけの違いがあるのか楽しみにしていましたが、水冷4気筒同様に劇的な差はないようですね。
イリジウムよりはキャブや駆動系、エアクリーナーやタイヤの空気圧をマメにチェック・手入れをしたほうが、燃費や走りに影響するようですね。
私はプラグの締め込みのガスケットを潰す感触がどうも苦手でして、あわよくば交換回数が減ってくれればと思っていましたが、耐久性も特に変わらずと。
そんな状態キープに気を使うきっかけにするには、数値的な変化は主観や思いこみでの見逃しを防止するのに役立ちますね。
私はプラグを交換したら、不調になった時のチェックで1回外して、ダメなら即交換、大丈夫でも距離的にもうしばらく使うだけで、せいぜい途中で1回しか外さない程度です。2stだとしょっちゅう外して見ていたけれど、それを思うとメンテフリーに近いですね。
奥まったところにプラグがあるとか、カウルから何から外さなくちゃいけないバイクだと、10万キロ無交換プラグなんてのが欲しくなりますが、やっぱり車と違って外して焼け具合を見ないわけには行かないでしょうねえ。
そう言えば車のプラグ点検なんて、長いことやっていないなあ。