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【cinema】『ノア 約束の舟』

2014-06-29 15:53:16 | cinema
'14.06.14 『ノア 約束の舟』@TOHOシネマズ日劇

『トランセンデンス』試写会(感想はコチラ)の後、今日はTOHOの日で1,100円で映画見れるじゃないかと気づいた! 調べてみたらTOHOシネマズ日劇の『ノア 約束の舟』に間に合う!ってことで急遽見に行くことに! 終わって急いで行ってチケット取って、ご飯まで食べて見に行ってきたー

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「妻と3人の息子と暮らすノアは、世界が大洪水に見舞われる夢を見る。神からの啓示だと受け取った彼は、箱舟を造り始めると、あらゆる種類の動物がつがいで集まって来た。危機感を感じた人間たちが舟を奪おうとするが・・・」という話なんだけど、この物語のというか、この映画が語りたいことは、船の中とその後の部分なのだと思う。ただ、その辺りや「ノアの方舟」を突き詰めて考えると、なかなか大変なので、エンタメ作品として単純に楽しめる仕様にもなっているのだと思う。

ダーレン・アロノフスキー監督、脚本、製作作品。アロノフスキー監督作品は『ブラック・スワン』(感想はコチラ)しか見ていない。なので、この作品がアロノフスキーっぽいのか、ぽくないのかよく分からない。ただ、『ブラック・スワン』を見た限りで言えば、ある考えに憑りつかれた人という部分は似ているのかもしれない・・・ あまり大作系を撮るイメージはなかったけど、今作は間違いなく大作! 公式サイトや、Wikipedia、読売新聞(6月20日付け夕刊)のインタビュー記事によると、監督ご自身はユダヤ系で、ヘブライ神話で育ったけれど、宗教に熱心ではないとのこと。ただ、13歳の時に「ノアの方舟」に興味を持ち、学校の課題でノアを題材にした「The Dove」という詩を書いたのだそう。ちなみにdoveは鳩だけどThe Doveってなっているからには、きっと意味があるんだろうね・・・ オリーブの枝をくわえてきた鳩のことなのかな? 話が反れたけど、この詩自体は記載がないので、どんな内容なのか不明。でも、現在の監督は「ノアの方舟」について、人類の偉大な神話であり、大きな悲劇から神話は生まれると考えているのだそう。また、監督にとってエコロジーが最大の関心だそうで、大洪水で一度滅んだのだとすれば、今人類は二度目のチャンスを生きていることになると考えているのだそう。なるほど・・・

映画自体は聖書の知識とかなくても見れる作りになっているけど、あった方が分かりやすいことはたしか。自身は「ノアの方舟」についても、「アダムとイヴ」についても、「カインとアベル」についてもザックリとした知識だったので、後付ではあるけれど毎度のWikipediaで調べてみた! 「ノアの方舟」(Wikipedia)については、『シュメルの洪水神話』『ギルガメッシュ叙事詩』などにも記載があるようだけれど、一番有名なのは旧約聖書の『創世記』。神は人々が悪行を行っているのを見て、"神とともに歩んだ正しい人"ノアに、洪水で人類を滅ぼすと告げ、箱舟の建設を命じた。箱舟を完成させたノアは、全ての動物のつがいと家族と共に乗り込む。洪水は40日40夜続き、150日間勢いを失わなかった。その間、箱舟はアララト山にあった。40日後、鳩を放したが止まる所がなく戻って来た、7日後再び放つとオリーブをくわえて戻って来た。水が引いたことを確信したノアは、家族と共に舟を降り、祭壇を築き、神に洪水で人類を滅ぼすようなことは再びしないで欲しいと願った。神は空に虹をかけ同意した。というのが「創世記」に記載された物語の要約。

なるほど、アロノフスキー監督監督の言う通り、ベースとなる話は同じ。ただ、これだと大災害が起き、人類は滅んでいるものの、ノアはあまり苦悩していない様子・・・(笑) そして、この要約も映画も自分の知ってた「ノアの方舟」と少し違ってた。何故、キリスト教徒でもないのにこの話を知っていたのか謎だけど、知ったのは子供の頃だったと思う。ノアが神の啓示を受けて箱舟を造るのは同じだけど、ノアは人間も救おうとしていたような・・・ だけど、人々はノアを全く信じず、むしろバカにしていたため、本当に洪水が起きて死んでしまいましたという、人間は愚かだという教訓話として記憶していた。子供だったから、印象に残った部分が誇張されたり、受け取り方が間違っていたり、記憶のねつ造もあるかもしれない。でも、間違いなく映画のノアは人類を救おうとはしていなかった。だって、それこそが神の意志なのだから! その意思に従い、与えられた使命を果たすためにノアは苦悩することになる。

「ノアの方舟」ほどで重要ではないけれど、やっぱり知っておいた方がいいと思うのが「アダムとイヴ」と「カインとアベル」について。「アダムとイヴ」はWikipediaによりますと、アダムはヘブライ語で"生きる者"、"生命"の意味。神は初めにアダムを創造し、エデンの園に置いた。命の木と、善悪の知識の実の木があり、実は食用となったが、神は善悪の知識の実を食べてはならないと命令した。その後、イヴ(エヴァ)が創造され、蛇にそそのかされて知識の実(禁断の果実)を食べ、アダムにも勧めた。この禁を破ったことにより、蛇は腹這いの生物となり、女性は妊娠の苦しみが増し、地(アダム)が呪われることにより、額に汗して働かなければ食料を手に出来ないほど、地の実りが減少した。神はアダムとイヴをエデンから追放した。17世紀のイギリス人作家ジョン・ミルトンは、この物語をモチーフにして『失楽園』(Paradise Lost:1667)を書いている。

「カインとアベル」はWikipediaによりますと、アダムとイヴがエデンの園を追われた後に生まれた兄弟。カインは長じて農耕を行い、アベルは羊を放牧した。ある日、2人は収穫物を神ヤハウェに捧げたが、ヤハウェはアベルの供物に目を留め、カインの供物は無視したため、嫉妬したカインはアベルを殺害してしまう。ヤハウェにアベルの行方を問われた時、カインは知らないと答えた。これが人類最初の嘘であり、兄弟は人類初の殺人の被害者と加害者になった。とのこと。

ということで、つらつら書てきたのは、実はノアはアベルの子孫であり、トバルカインという人物と運命的な対立をすることになるから。冒頭まだ少年のノアは、このトバルカイン率いる軍勢に父親を殺される。辛くも逃げ延びたノアは、妻ナームとの間に3人の息子を授かる。三男が生まれたばかりの頃、ノアは頻繁に世界が大洪水に襲われる夢を見る。これを神の啓示であると考えたノアは、家族を連れて祖父を探す旅に出る。途中、トバルカインに襲われた集落を通りかかり、瀕死の少女イラを助ける。そこに再び戻って来たトバルカインたちに追われ、ウォッチャーと呼ばれるゴーレムたちに助けられる。神の意志にそうため協力を求めると、一度は断れれるものの、1人のゴーレムが祖父の元に導いてくれる。醜い岩のような姿のゴーレムたちは、実は元天使で、神の使い手として人類の手助けをしていたが、やり過ぎて神の怒りを買い、地上へ落とされた堕天使だった。山で隠遁生活を送る祖父から、植物の種をもらったノア。それを蒔くと夢で見たとおりに花が咲き、水が溢れて川となり、植物が生い茂り、森が出現する。そう、箱舟を造るための材料が出来たのだった。ノアはこの森の中で、ゴーレムたちの協力を得て箱舟を造り始める。

というのが、前半のザックリした話。ここまでも結構長かったのだけど、138分あるからね(笑) キリスト教徒でもないし、聖書の知識も全くないから、ノアの生い立ちが合っているのか、そもそもノアの生い立ち自体について記述があるのか不明だけど、調べてみたところ、少し設定は変えているらしい。そもそもトバルカインはノアと生きた年代が違うのだそう。アロノフスキー監督によると、箱舟の形自体は旧約聖書に忠実だとのことで、床が丸太なので動きにくい中、アクションシーンを演じた役者たちは大変だったとのこと。「ノアの方舟」として知っていたので、字幕で"箱舟"となっていたのは何か意味があるのかと思ったけれど、表記としてどちらも使われているそうで、特に意味はないらしい。ただ、映画の中に登場した船は箱舟とした方が形として合っている気がしたので、このレビューではこの表記とする。まぁ、どうでもいいけど(o´ェ`o)ゞ よく考えたら全ての動物のつがいを乗せたわけだから、かなり巨大な舟なんだよね・・・ いくら3人の息子がいるとはいえ、造り始めた時には少年2人と赤ちゃんでは、ノア1人でどうやって造るのだろう思っていると、ほとんどゴーレムが造るっていうのは、ちょっと裏切られた感はあるものの、理に適っている気はする(笑) これも聖書に忠実なのかは謎だけど、後のシーンで彼らの使命はこれだったのかもしれないと思わせるので、これは良かったと思う。キリスト教徒ではない者にとって、荒唐無稽な話を、ダークファンタジーのように見れたので、この前半は好きだった ゴーレムとエント族(LotR)似てるし! エント族は樹ですけれども・・・(o´ェ`o)ゞ

ノアが箱舟を造り始めて数年後、長男セムと養女となったイラは恋人同士となっていたが、イラは幼い頃受けた傷により子供が産めない体になっていた。そのことに負い目を感じているイラは、セムの求愛に応えることが出来ずにいた。思春期真っ只中の次男ハムは、伴侶となる女性がいてこそ一人前の男であると考えていたため、自分にはその相手がいないことに負い目を感じ苛立っていた。ハムはその思いをノアにぶつける。父が行おうとしていることにも疑問を感じている様子・・・ ある日、彼はノアと口論となり、森から出てしまう。そこで出会った少女に恋した彼は、彼女を伴侶にと考える。その頃、トバルカインをはじめとした人間たちは、ノアの箱舟を目指して、あらゆる動物たちが集まって来ることに脅威を感じていた。ナームからセムとイラのことを聞いた祖父は、いよいよ時が近づいて来たこともあり、山を降りてイラの腹に触れる。そして、雨が降り始める・・・ 人間たちはノアから箱舟を奪おうと森に向かって来る。ハムと少女は箱舟を目指して走るが、少女は罠を踏んでしまい倒れてしまう。ハムを探しに来たノアは、少女を見捨てる選択をする。少女は押し寄せた人間たちに押しつぶされた。箱舟の森では人間たちとゴーレムたちの戦いが繰り広げられていた。戦いの中、ゴーレムたちは急に元の姿を取り戻し、光の筋と共に天に昇って行く。やがて洪水が襲い、死期を悟った祖父を含めた人間たちは飲み込まれていく・・・

この辺り、聖書の内容をかなり変えているらしい。Wikipediaにもノアの家族として、ノア夫婦と3人の息子とそれぞれの妻が乗り込んだと記載があった。長男セムの妻が養女となったイラなのかは不明だけど、映画では長男以外に嫁はいない設定。伴侶がいないと嘆いているハムにしても、現代の感覚からすると高校生くらいで、伴侶は早いだろう!と思ってしまうくらいなのに、三男については小学生くらいだし(笑) 前述したとおり「創世記」では、ノアは神から啓示を受けたことに従っただけで、特別苦悩した様子はない。人間たちの悪行が目立ったためというのが、神が1度リセットしようと考えた理由のようだけれど、そもそもその"悪行"がよく分からない。これについて、聖書に具体的な記載があるのか不明だけど、少なくとも映画では何が罪なのか具体的に語られていないと思う。ハムの態度は、ノアの任務遂行の観点からすると厄介なのだけど、物心ついた時から父が受けたという啓示に従い、箱舟を造る生活を送っていたら、父親に対して不信感を持つのも分かる気はする。彼の存在が、後半部分のノアの苦悩を際立たせることになる。そして、彼の普通の青年としての悩みと、神からの使命を果たそうとしているノアと、見ている世界が全く違うことの対比となっている。この中盤部分は、人間ドラマ的な部分にも焦点を当てつつ、戦闘シーンや洪水シーンなどスペクタクル色が強い。洪水シーンは日本人にはちょっと辛いかも・・・

洪水の後、見渡す限り水に囲まれた箱舟。薬草(?)を嗅がされて眠る動物たちと、ノアの家族だけだったはずが、密かにトバルカインが乗り込んでいた。気づかないノアたち。そんな中、ノアは1人苦悩を深めていた。自分の使命は箱舟を造ることだけではないと考えていたのだった。神が望んでいるのは"人類"を滅ぼすこと。だから、自分たち家族で終わらせなければならない。セムとイラは愛し合っているけれど、イラは子供が産めない、ハムと三男ヤペテには妻はいない。家族は最後の人類となるはずだった。そんな中、イラの妊娠を告げられ愕然とするノア。祖父はイラが妊娠できるようにしていたのだった。イラが産む子が男子ならば、人類最後の男性として生きることを許すが、女子ならば子供を生んでしまうので、殺さなければならないと言う。今度は家族が愕然とする番。そりゃそうでしょう! いくら神の啓示を受けたと言っても、ノアが言い張ってるだけだし(笑) それが本当だとしても、何故そこまでしなければならないのか?と思うよねやっぱり。そんな中、偶然トバルカインを見つけてしまったハム。人類が一番偉いんだと豪語するトバルカインの考え方に惹かれるものを感じ、彼を匿ってしまう。セムとイラは密かにイカダを作り、箱舟を離れようとするが、ノアに見つかってしまう。押し問答になる中、イラが産気づく。生まれた子供は男女の双子。絶望する家族。そしてノアはイラの元に向かう。母親だから2人が殺されるまで、しっかり抱いているというイラ。ノアは殺せなかった・・・ 姿を現したトバルカインと戦うノア。彼のピンチを救ったのはハムだった。放した鳩がオリーブの枝をくわえて戻って来た。陸地が現れたのだ! 新たな土地で暮らし始める家族。ノアの姿がない。1人離れた場所で暮らすノア。葡萄酒で泥酔しているところを、セムとハムに救われる。ノアは家族の元に戻る。しかし、ハムは1人新たな土地へと去っていく・・・

うーん(笑) 何度も書いているけど、この部分については「創世記」にはないわけで、何故アロノフスキー監督がこの部分をあえて描いたのかってことだよね・・・ ノアが双子を殺せなかったのは、後に「あの瞬間、自分の中にあったのは(双子に対する)愛しさだけだった」という主旨のセリフで語られる。それこそが神が求めていたことってことなのかな? ノアは自らの使命を全うしようとしていた。それは家族をも犠牲にしなければならないほど重要なものだと考えていたわけだよね? その辺り、やっぱり信仰を持たない身としては"盲信"と思ってしまう部分があるわけで・・・ 本当に神はそこまで求めていたのか? そもそも神の啓示を受けたというのは本当なのか? ノアが思い込んでいただけなのではないか? ノアの妄想であると考えると、また違った映画に見えてくる。アロノフスキー監督だから深読みしているだけかもしれないけれど・・・ ただまぁ、これはやっぱり家族愛の物語と考えていいのかもしれない。その方が楽だし(笑) でも、映画として面白いのは妄想の方かも?

今作は、全米公開初週3日間で約4,700万ドルの興行成績を上げ、初登場1位となった。この成績は、ダーレン・アロノフスキー監督だけでなく、主演のラッセル・クロウ出演作としても過去最高成績なのだそう。Rotten Tomatoesの支持率は77%、37か国で1位の成績を収めた。キリスト教に限定して書いていたけど、旧約聖書(Wikipedia)ってユダヤ教の正典でもあって、一部(モーセ五書、詩篇)が啓典とされているのだそう! そう、この3つの宗教は対立することが多いけれど、元は同じなんだよね・・・ 評論家の批判は賛否両論だけど、カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏、正統派ユダヤ教ラビ シュムリー・ボアテック氏は支持しているが、イスラム教圏では上映禁止となったのだそう。なるほど・・・

キャストはみんな良かったと思う。ナーム役ジェニファー・コネリーはいい女優さんになったなぁ。アロノフスキー監督作品には『レクイエム・フォー・ドリームス』以来の出演。ジュリアン・ムーアも候補になっていたそうだけれど、ジェニファー・コネリーで正解だと思う。ジュリアン・ムーアも上手いけれど、やっぱり基本はノアを支えつつ、母親としての強さが必要だと思うので、そういう意味であまり強そうには見えない方がいいかも・・・ 箱舟の中で、ノアに抗議するシーンは良かった! ハムのローガン・ラーマンも良かった。思春期真っ只中であり、次男である感じ(笑) 俺存在証明。誰よりも先にノアの使命に疑問を持っている感じも良かった。イラ役のエマ・ワトソンはハーマイオーニを見事に脱皮できた気がする。とはいえ、『ハリー・ポッター』シリーズ3までしか見てないけど・・・(o´ェ`o)ゞ この役ダコタ・ファニングに決まっていたけど、降板してしまったそうで、こちらもエマ・ワトソンで良かったと思う。ダコタ・ファニングも上手いけど、少し悲劇的過ぎてしまう気がする。トバルカインはリーアム・ニーソン、リーヴ・シュレイバー、ヴァル・キルマーが候補に上がったそうだけれど、最終的にはレイ・ウィンストンに。うーん・・・ やっぱり候補の3人は違うかなぁ・・・ 上手く言えないけど、悪目立ちしちゃう気もするし・・・ 主役を食わず、適度に悪役で、でも彼には彼の信念がある感じは良かったと思う。

祖父のアンソニー・ホプキンスは相変わらず(笑) この祖父イラに子供が産めるようにしたりと不思議な存在。特別合っている気もしないけれど、やっぱり適度な存在感で良かったと思う。ノア役には、クリスチャン・ベイル、マイケル・ファスベンダーも候補だったそうだけれど、どちらも出演作が重なり実現しなかったそうで、クリスチャン・ベイルはリドリー・スコット監督の『Exodus:God and Kings』のモーセ役を選んだのだそう。あれ?ちょっと近い役(笑) そうだなぁ・・・ 2人とも演技上手いし、特に苦悩する役似合うけれど、深刻になり過ぎるかもしれないなぁ・・・ 監督としては宗教の話を分かりやすく見せたいという意図があったように思うので、神の啓示を受けた!やり遂げなければならない!!と考えてしまう部分や、孫の無垢な姿を見た時、愛しさが広がってしまい使命を果たせなくなってしまうのも、ノアの人間臭さだと思うので、そういう意味では人間臭さ満載のラッセル・クロウで良かったと思う!←ホメてます!

撮影はアイスランド南部で行われたそうで、箱舟のセットはプランティング・フィールズ州立森林歴史公園に建てられたのだそう。2012年9月に撮影でロングアイランドにいたラッセル・クロウはカヤックで遭難、沿岸警備隊に救助されたのだそうアチャー(´・ω・`) 無事でなにより! 本物の動物はほとんど使われていないそうで、確かに質感もCGっぽかったような・・・ あえて作り物感を出しているように思ったのだけど、違うのかな? 監督自身はエコロジーが最大の関心事であると語っていて、トバルカイン=現代人として描いているとのこと。トバルカインについては「地球の資源は人間が使う権利があると主張する企業経営者のようだ」と語っている。なるほど、確かにエコロジーがテーマにあって、監督の考える人間の悪行というのは、自然破壊というか、地球は人間のものであるという考え方だと思っているのかも?

「ノアの方舟」の映画化と考えると、おそらくいろいろな見方があると思うので、これが正解!とは言い切れないとは思う。ただ、「ノアの方舟」を題材とした映画としての1つの形だとは思った。天地創造とか信じているわけではないけど、映像として見れるのは面白かった。ダークファンタジーとして見ると楽しめるかも

キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒の方々が見るとどう感じるんだろう? 無宗教の方で、ダークファンタジー好きな方は好きかも? ラッセル・クロウ好きな方是非!

公式サイト舟内部を見れるなど、結構遊べる!
『ノア 約束の舟』Official site


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2 コメント

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Unknown (mig)
2014-06-30 00:07:53
maruちゃんお疲れー
ぎりぎり決めたけど、みれてよかったね。
これは大画面がいいよね!
あまり宗教とか気にしないでみるから良かったんだと思うけど。
確かにダコタはちがうね。
エマちゃんはどんどん色んなのに出て、ハーマイオニーからうまく脱出。
ずいぶん身勝手な父親がクローズアップされてたけど、そういう意味でも
ラッセルはハマってたよね☆  笑
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Unknown (maru♪)
2014-06-30 00:47:11
>mig サマ

うん! 一緒に見れて良かったよ{deco:otomedojo~1309}
これは大画面で見ないと意味ないよね(笑)

有名な話だから何となく知ってるけど、
宗教的に信じてはいないからエンタメとして見れるよね!

ダコタも子役からようやく脱皮しつつあると思うけれど、
エマの方が上手く脱皮できた気がするね{YES}

そうそう!聖人的な人より人間臭いラッセルがハマってたと思う!
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