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【art】「上野リチ ウィーンからきた デザイン・ファンタジー展」鑑賞 @三菱一号館美術館

2022-05-16 00:06:40 | art

【art】「上野リチ ウィーンからきた デザイン・ファンタジー展」鑑賞 @三菱一号館美術館

 

 

これも是非見たいと思っていた企画展。上野リチご本人のことは全く知らなかったのだけど、チラシのかわいさに惹かれた。こちらも閉幕ギリギリになってしまったけれど行って来た!

 

上野リチ(Wikipedia)は19世紀ウィーン生まれの女性デザイナー。結婚前の名前はフェリーツェ・リックス。ウィーン工芸学校でヨーゼフ・ホフマン(Wikipedia)に学び、ホフマンとコロマン・モーザー(Wikipedia)が設立したウィーン工房(Wikipedia)でデザイナーとして活躍。後に、建築家の上野伊三郎(Wikipedia)と結婚し、京都とウィーンでデザイナーとして活動したのだそう。

 

まさかもともとはオーストリア人とは知らなかった! チラシにはご本人の写真も載っているのだけど、日本人だと思い込んでいた😅

 

さて、いつものとおり感想をツイートしておいたいので、それに追記する形で記事に残しておく。

 

 

 

 

 

 

こちらは最初の階の展示終わりの撮影スポットにあったポスター。この部屋自体もレンガ造りで素敵なスペース。

 

感想はもう上のツイートに尽きるという感じで、キャッチコピーどおりウィーン生まれのカワイイです。見どころは?とか、推し作品は?と聞かれても「全部です!( ー`дー´)キリッ」と答えるくらい、とにかく全部カワイイ! 最高にカワイイ💕

 

 

七宝焼箱:馬のサーカスⅠ

 

七宝焼箱:馬のサーカスⅡ

 

七宝焼のシリーズは10点以上あってどれも素敵だったのだけど、この馬のサーカス2点がとても素敵だった。個人的にはⅠの方が好み。

 

これは「Ⅲ-2 戦後の新たな展開」という章の"さまざまなコラボレーション"というカテゴリーで展示されていた。リチのデザインをもとに稲葉七宝が製作したもの。とても素晴らしい。

 

稲葉七宝は明治22年創業で京七宝の製作を続けていたけれど、2005年に廃業してしまったらしい😢 上野リチのデザインはもちろん、七宝の技術も素晴らしい。とても残念。

 

ウィーン工房壁紙:そらまめ

 

ウィーン工房時代のテキスタイルや壁紙のデザインが本当に素敵。中でもこの「そらまめ」がとても好きだった。壁紙は色違いで数パターンずつ展示されているのだけど、「そらまめ」の中でもこの配色が一番好き。デザインのかわいさはもちろん、この色使いが好き。

 

ウィーン工房壁紙:花園

 

こちらも3パターンくらい色違いで展示されていたのだけど、やっぱりこのパターンが好き。多分薄いピンクと藤色の組み合わせが好きなんだと思う。花園の方が柄がパターン化されているかな。

 

 

日生劇場旧レストラン「アクトレス」壁画(部分)

 

見どころだらけの今展ラストの展示。かつて日生劇場の地下にあったレストラン「アクトレス」の壁画デザインで、かなり大きな作品。日生劇場を設計した村野藤吾(Wikipedia)がリチに依頼したそうで、襖紙にアルミ箔を貼ってポスターカラーで描いたのだそう!

 

現在はシンプルな空間が主流な気がするけれど、こういう空間があったのかと思うとドキドキする。改装に伴い2005年に撤去されて京都市立芸術大学芸術資料館に収蔵されたそうで、剥がすことのできなかった一部を除きと書かれているけど、今も地下のどこかで見れたりするのかな?🤔

 

 

最終週は21時まで開館しているので、出社日の5/9(月)の17:30-18:00入場のチケットを購入。17:50頃会場入りしたけど空いてた。三菱一号館美術館は、大きさの様々な展示室を迷路のように進み、中庭を望む廊下を渡って移動したりしながら鑑賞するのだけど、展示室内に1人しかおらず貸切情状態になることも。じっくり見れてとても良かった。

 

また、今展では作品リストの紙ベースでの配布はなく、公式サイトでのPDF配布という形になっている。会場で係りの方にお声がけすれば、その場でQRコードをスキャンさせてくれて、作品リストと解説の閲覧が可能。この解説を見ながら作品を見るのが個人的にはとても合ってた。

 

 

ミュージアムショップの案内看板もカワイイ。これは「イースター用ボンボン容れのデザイン(2)」の鳥? これもめちゃめちゃカワイイ😍

 

 

 

普段あまり買わない図録も買っちゃうかわいさ! 中身も見たかったけど表紙のデザインが素敵すぎる✨ ポストカードも絞れず3種。マグネットや缶バッジ、オリジナルトートバッグやがまぐちポーチなど、コラボグッズも欲しかったのだけど予算オーバー💦 

 

閉幕までに記事書きたかったけど間に合わなかった😣💦 とにかく全てがかわいくて、ファンタジック! リチはデザインにはファンタジーが大切だと語っていたのだそう。ドイツ語のファンタジーは想像力という意味もあるそうで、リチが使ったファンタジーはそちらの意味ではないかとのこと。なるほど納得。

 

これはホントに見に行って良かった! 作品が素晴らしかったことはもちろん、上野リチを知ることが出来てよかった😊

 

上野リチ ウィーンからきた デザイン・ファンタジー展:2022年2月18日ー5月15日 @三菱一号館美術館

【公式】上野リチ展:ウィーンからきた デザイン・ファンタジー展 


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