goo blog サービス終了のお知らせ 

・*・ etoile ・*・

🎬映画 🎨美術展 ⛸フィギュアスケート 🎵ミュージカル 🐈猫

【cinema】maru's BEST MOVIE 2012

2012-12-31 17:42:11 | cinema
2012年に見た映画はDVD鑑賞、テレビ鑑賞含めて98本。今年もやっぱりそんなに本数は見れてないかなぁ・・・ まぁ多分、自分のペーストしてはこんな感じなのでしょう(o´ェ`o)ゞ 2012年日本公開作品限定。今年も洋画・邦画に分けるほど見れていないので、一括して選出。って、相変わらず洋画ばかりになってしまった(笑)

1位:『ダークナイト ライジング



あのヒース・レジャーのジョーカーを超える悪役がいない分、映画としては前作『ダークナイト』を超えていないと思うけれど、シリーズの終わりとして見事だったと思う! とにかく、ジョゼフが立ち上がるラストカットを見終わった瞬間涙が止まらなかった! シリーズ全体として1位! おめでとうございます

2位:『レ・ミゼラブル



正直、大感動。・゚・(ノД`)・゚・。ってほどではなかったけれど、舞台版の世界観を損なうことなく、映像化の利点もきちんと見せていたと思う。キャストの歌と演技も素晴らしかった! そして、やっぱりこのミュージカルが大好きなので・・・ ちょっとおまけ(o´ェ`o)ゞ

3位:『ジェーン・エア



とにかく画が美しかった! どこを切り取っても絵画のような美しさ。全て手縫いの衣装も素晴らしい! 主演の2人の演技も良かった。

4位:『ミッドナイト・イン・パリ



感想間に合った! 主人公と一緒に見ている側も1920年代とベル・エポックのパリにタイムスリップできる楽しさ♪ 皮肉もきちんときいてる。ラストも好き!

5位:『ボス、その男シヴァージ



久々に心の底から正しいバカ映画を堪能! もちろんホメてます! 大絶賛です(笑) SUPER STAR ラジニ万歳!ヽ(´ー`)ノ

6位:『私が、生きる肌



もうアルモドバルここに極まれり(笑) 確実に変態だし犯罪。でも、何故か切なくて美しい。そして、おかしい(笑) アントニオ・バンデラス最高

7位:『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い



9.11を扱った映画の中ではこの作品が一番好き。感受性が豊か過ぎて、自分の感情をもてあますオスカーが切ない。間借り人とのシーンは全部好き!

8位:『チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢



とにかく"芸術とは"、"芸術家とは"ってことを、とっても分かりやすく見せてもらった気がする。芸術を生む背景には、こんな切ない思いがあるのかと思ったら泣けた アニメ的な見せ方も好き♪

9位:『別離



重いテーマで結果も見せていない、そしてみな不幸。でも、最後まで引き込まれて見てしまった。宗教、尊厳、そして家族というテーマを、絶妙なバランスで見せていたと思う。

10位:『ホビット 思いがけない冒険



HFRで見れてないし、一作目なので人物紹介的な部分も多く、まだそこまで入り込めてはいないけれど、中つ国にまた戻れて幸せだったので♪

結局、今年もたいしたこともせずに終わってしまった でも、とっても楽しかった♪ 来年もたいしたことはできなくても、楽しく過ごせたらいいなと思いつつ、もう少し映画見れるといいんだけど・・・

ということで、今年も当blogに遊びに来て下さってありがとうございました! TB & コメントもたくさんいただきました。ありがとうございます! 来年もよろしくお願いいたします♪

みなさま、良いお年を~

【参考:過去のBEST 10】
maru's BEST MOVIE 2011
maru's BEST MOVIE 2010


コメント (32)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【cinema / DVD】『ミッドナイト・イン・パリ』

2012-12-31 17:40:43 | cinema / DVD
'12.12.02 『ミッドナイト・イン・パリ』DVD鑑賞

公開時とっても気になってたんだけど、単館系ってどうしても見逃しちゃうこと多い・・・ もともと出不精だから(o´ェ`o)ゞエヘヘ ということでDVDにて鑑賞♪ もう、とにかく空がゴッホの「星月夜」になってるチラシのセンスのよさからして期待大!

「婚約者とその両親とパリ旅行に来たギル。脚本家としてそこそこ成功しているが、彼の夢は小説家になること。インスピレーションをもらおうと、芸術の都パリを堪能したいが、婚約者や両親とことごとく意見が合わず・・・」というあらすじは、この映画のおもしろい部分をほとんど伝えていない。イヤ、この部分もおもしろいんだけど(笑) これは好きー! 映画館で見るべき映画だった・・・ 何故ならこれは、文字通り映画の魔法にかかる作品だから。見ている間、主人公と一緒に夢見ることができる。だから絶対、映画館でスペシャルな時間を過ごすべきだった・・・

冒頭からかみ合っていないギルと婚約者。雨のパリは最高に芸術的だからセーヌ川を歩こうと言うギル。雨なんて最悪だし、芸術については友人の彼氏が詳しいから、彼にレクチャーしてもらえばいいと主張する婚約者。この彼氏がうんちく男で、美術館の学芸員のサルコジ夫人に知識人気取りと言われてしまう鼻持ちならない人物。しかも知識だけを詰め込んだので間違ってるし(笑) でも、婚約者は何故か彼に心酔し、ギルをたしなめるしまつ。まぁ、彼の間違いを皆の前で指摘したギルの態度はホメられたものではないけど、学芸員の説明にケチつけたのはうんちく男だし。ただ、この婚約者の中では、この知識人と知り合いであること、そして友人との付き合いが最優先。パリにいても日常を変えようとしない。彼女自身は楽しんでいるのだから何の問題もないし、間違っているわけではない。でも、芸術はそもそも感じるものであって、頭で見るものじゃない。もちろん知識はあった方がいいけど、薄っぺらな知識を聞いただけで芸術を理解したことにはならない。この辺りのことを皮肉っているのが、婚約者一家がアンティークの椅子を選ぶシーン。悪趣味ではないまでも、特別良いとも思えない椅子を、アンティークだからというだけで買おうとする。もちろん好みはそれぞれなので、ご本人達が好きならそれでいいのだけど・・・

これだけ合わないのに何故結婚しようと思ってるんだろうと思うけど、不思議と本人たちは愛し合っている。もしくは、愛し合っていると思っている(笑) ただ、主導権を握っているのは婚約者で、ギルの主張はことごとく却下される印象。仕事のことなどについては彼女の意見が正しいと思うこともあるし、何度も言うけど彼女がダメなわけでも嫌な人なわけでもない。ギルにも優柔不断なところがあるし、人付き合いは大切。相手によるけど(笑) でも、とうとうギルがキレてしまう。酔っ払った彼は初めて婚約者と別行動し、パリの街を歩きはじめる。そして、迷い込んだ街角で不思議な体験をする。

ここからは楽しい! 0時になると現れるクラシック・カー。誘われて乗り込むと、あるパーティーへ到着。それはジャン・コクトーのパーティーで、そこにいたのは1920年代の芸術家たち。彼を連れて来てくれたのは、フィッツジェラルドと妻のゼルダ。1920年代に憧れていたギルは、夢のような時を過ごす。伝記などに書かれていたとおり、気まぐれなゼルダに誘われて行ったバーでヘミングウェイに遭遇! 自分の小説を読んで欲しいと言うと、ガートルード・スタインを紹介される。もうここからはギルの夢の世界が展開するわけだけど、見ている側も最高に楽しい♪ だって、あの当時の芸術家たちが自分と同じ人間として登場するから。上手く言えないけど、例えば一人の芸術家の伝記的な映画を見るより、彼らを身近に感じて理解できる気がする。ホント、この時代のパリはスゴイ!

1920年代に行きっぱなしなのかと思ったら、夜が明けると現実の世界に戻る。ここからギルは婚約者と別行動を取るようになる。一度は彼女も誘うけれど、彼女がいる間は迎えの車は現れなかった。別行動中にギルはクリニャンクールと思われる場所で、ある人物と知り合うけど、これは後のお楽しみ。ギルは1920年代のパリで恋に落ちる。ピカソの愛人であるアドリアナ。彼女は数々の芸術家たちと浮名を流したらしい。謎めいていて、とらえどころのない彼女に夢中になる気持ちは分かる。女性としては芸の肥やしなんて言い方には違和感があるけれど、魅力的な女性からインスピレーションを受けるということは絶対にあると思うし、事実たくさんある。ギルが彼女に惹かれたのは単純に恋なのか、やはり芸術家たるゆえんなのか・・・ 2010年のパリ、古書店街でアドリアナの日記を見つけた彼は、彼女も自分に恋したことを知る。日記に書かれていたとおりプレゼントするために、婚約者のピアスを盗んでしまうシーンは笑った。何故、男の人はその場のことしか考えないで行動しちゃうんだろう(笑) そもそも、婚約者のものをプレゼントするなんて、アドリアナに失礼だしo(`・д・´)o ウン!! 結局、別のを買ってプレゼントしてたけど、それで正解! いつもセンスを婚約者に貶されていたけど、アドリアナは喜んでくれたし(笑) ギルが彼女とデートを重ねる間も、ガートルード・スタインに小説を読んでもらえたし、アドバイスももらえた。ピカソにもダリにも、マン・レイにも会えた。ルイス・ブリュエルに映画のヒントを与えるのも笑えた( ´艸`) その他、マチスやT.S.エリオットも! すごいメンバー。知ってる役者さんもいるけど、知らない人が多い。似ている人を選んだのかな?

そんな夢のような日々が続いたある晩、アドリアナとギルは何故かベル・エポックの時代にタイムスリップしてしまう。フレンチ・カンカンでおなじみオッフェンバックの「天国と地獄」が流れる中、彼らが最初に出会ったのはロートレック! 似てる(笑) そして、印象派の巨匠ドガやゴーギャンが! 何度も書いてるけど当blogのタイトルは、ドガの「etoile」からいただいた。去年日本にも来たバレエ・ダンサーが中央でポーズをとるあの絵。ちなみにetoileはフランス語で星という意味で、世界三大バレエ団の一つパリ・オペラ座バレエ団の最高位。話がそれたので元に戻す! そうだよね・・・ 印象派の画家たちが1920年代の芸術家たち同様、カフェなどに集っていたのは知っていたけど、本当に集ってたんだ(笑) イヤ、なんとなく今とそんなに変わらない感覚なのがおもしろかったので。ギルが1920年代に来たのは、彼が現代よりも1920年代に憧れていたから、彼とアドリアナがベル・エポックに来たのは、アドリアナが1920年代よりもベル・エポックに憧れていたから、でもベル・エポックの巨匠たちはルネッサンスの時代に憧れている。ないものねだり・・・ 結局、人は現状に満足できないものなのだということ。もちろん、ベル・エポックの巨匠たちも、1920年代の芸術家たちも、彼らの時代で彼らの人生を楽しんでいたことは間違いないと思うけれど。アドリアナは結局ベル・エポックの時代に残る。彼女や芸術家たちといられるならば、1920年代にいたいとさえ思っていたギルは、2010年に戻ってくる。彼は彼の居るべき場所で生きるべきで、その場で輝かなくては意味がないことに気づいたのかも。夢は夢のままが美しい。これを美しい夢ととるか、壮大な現実逃避と取るかは別として(笑) 彼は婚約者と別れてパリで生きることを選ぶ。そんな彼の前に現れたのは・・・ この終わりも好き

キャストはみんな良かった! 婚約者役でレイチェル・マクアダムスが出ててビックリ。ブルネットの印象があって、ブロンドだったから途中まで気づかなかった。ギルの意見を無視して振り回す役。自分はイケてると思っているけど、実際は中身のない人という損な役どころ。でも、ダメな人にも嫌な人にもなってなかった。彼女には彼女の世界があるわけで、彼女に合う人たちと付き合って行けばいいんだと思う。ギルとは合ってないってだけ。と、思えたのはレイチェル・マクアダムスのおかげ。フィッツジェラルド役で『マイティー・ソー』のロキが! ロキが出てるとは聞いていたけど、最初は分からなかった。よく見たらそのままだけど(笑) ダリ役のエイドリアン・ブロディがおもしろかった。登場シーンから笑える。そして似合い過ぎ。ガートルード・スタイン役でキャシー・ベイツ! 好きな女優さんなのに何故か名前忘れちゃう(笑) ガートルード・スタインは詩人であり、芸術家の集うサロンを開いている美術収集家でもある。ご本人の写真を見たけど納得! 似てるってわけじゃないけど、豪快な感じが(笑) 豪快でサバサバしてて、言いたいことや言うべきことはハッキリと言う。でも、面倒見がよくて、実は温かい人っていう役柄はキャシー・ベイツにピッタリ。さすがの演技と存在感。

アドリアナのマリオン・コティヤールが得意のファムファタール的な役を魅力的に演じている。実は不幸な生い立ちのアドリアナ。いつもどこか悲し気な大きな瞳が、この役にピッタリ。多分、この辺りがファムファタールたるゆえんかと・・・ 美女だからってだけで誰もが恋するわけじゃない。どこか悲しげで謎めいている感じが魅力的で、官能的。普段と髪型とかそんなに変えてないっぽいけど、1920年代のファッションが似合う! アドリアナは架空の人物だけど、こういう女性はいたんじゃないかと思う。ギルのオーウェン・ウィルソン相変わらずのオトボケぶりで、ウッディ・アレンの分身ともいえる役を好演。ギルは芸術を愛するロマンティストで、ちょっと子供っぽいところはあるけど、脚本家としてそれなりに成功しているわけだし、決してダメな人じゃない。でも、一般的には多いと思われる婚約者のようなタイプよりも、ギルに共感させなきゃいけないわけで、そういう演出にはなっているけど、その辺りをやり過ぎることなく、適度にダメで適度に魅力的に演じている。ウッディ・アレンは最初ギルを東海岸出身のインテリと設定していたらしいけれど、オーウェン・ウィルソンが東海岸出身に見えなかったため、西海岸出身に変更したのだそう。という、ホメているのか分からないエピソードで締めちゃったけど、良かったってことが言いたいわけです(笑)

とにかく2010年、1920年代、ベル・エポックの時代、どのパリも魅力で美しく描いている。しかも、まるで自分もそこにいて、偉大な芸術家たちと楽しい時を過ごしているような感覚。94分間の夢の世界を堪能させてもらった。すごく好き

夢の世界に浸りたい方オススメ。1920年代、そしてベル・エポックの芸術や芸術家好きな方是非!

『ミッドナイト・イン・パリ』Official site


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【Googleのロゴ】よいお年を!

2012-12-31 00:16:11 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



よいお年を! 2回目(笑)

はい! 待ってたよ~♪ クリックすると"大みそか"の検索画面へ
これ2012年にGoogleのロゴになった人やテーマだ!
スゴイぞ! Googleの人

ということで・・・

みなさま、よいお年を~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする