'10.02.19 『THEE MOVIE』@シネセゾン渋谷
先月、木場のSTUDIO COASTで見た『THEE SCENE』の映画版。物販で前売りを買っていたのに、うっかりしていた。そもそも日程が短かった上に、ほとんどがレイト。一緒に前売り購入したbaruと日程調整して行ったこの日が、ラスト上映だった! 危なかった。
この日はちょっと残業になってしまい会社出たのが19:00頃、とりあえず映画館に直行してチケ引き換えましょってことで、シネセゾン渋谷に着いたのが多分19:30近く。座席指定だけど、既に結構混んでるらしく、真ん中の列は残りわずかとのこと。その時は気づいてなかったけど、この日で終りだったからなんだね。入口脇の壁にはライブ中の彼らのパネル展示が! 人もまばらだったので、バッチリ撮る。切ない(涙)

パネル展示
21:15からなので、ご飯食べましょってことで、シネセゾン近くのアイリッシュ・パブ DUBLINERSへ。ギネス&キルケニーのハーフ&ハーフで乾杯! フィッシュ&チップス、ピザ、コルキャノン、そして大好きなマッシュルーム・フライをオーダー。コルキャノンはハムや生のキャベツを少しゆるめのマッシュポテトで和えたもの。チーズ感のないグラタンのような感じ。おいしかったけど、基本的に量が多いし、マッシュポテトなので、ボリュームたっぷり。かなりお腹いっぱい。うっかりして撮り忘れたので、写真はなし(涙)
満腹になったところで、ちょうどいい時間。ロビーには結構な人。ほぼ満席。木場で見たのはオール・スタンディング、今回は座席に座って見る。どうなんだろう。彼らのライブを座って見るのは初めてなので。どんな感じなのかちょっと楽しみ。
うーん。いきなり会場入りするメンバーの後ろ姿や、お客さん達が映し出されて、「俺は、…」という字幕が出る。そして、「俺は、あの時…」 というナレーションが被る。この手法は何度が区切りごとに出てくるけど、どうなんだろ。後から村上淳だったと分かっても、やっぱりいらないかも(笑) 1月に木場で見たのは、あくまでライブとして見るバージョンとのことで、幕張のあのライブをほぼそのまま映していて、客席は度々映るけど、オーディエンスの声は入っていない。でも、今回のバージョンは映画として見るためのモノなので、お客さんの声入る。それは別にそんなに気にならないんだけど、個人的には度々差し込まれる昔の映像の方が気になったかも。イヤもちろん彼らのファンだから、どんな映像だって見たいけど、大好きな「フリーデビル・ジャム」や「深く潜れ」をカットしてしまで入れるのはどうなんだろ… 趣旨としては、意外に明るくそしてビックリするくらいダサかった彼らが、オッサンになってこんなにかっこよくなりましたってことなんだと思うけど。それだったら、別口でまとめて見たいかなと思ったりする。もちろん、見たことない映像とかあって、うれしかったりもしたのだけど。伝説となっているFUJI ROCKでの演奏停止シーンは映像持ってるけど、ツアー中の地方(仙台だったかな)の会場でも、客席が揺れすぎて危険だということで演奏中止になっていたのは知らなかった。お客さんももちろんだけど、本人達がなにより辛そうだったのが悲しい。もちろん、お客さんに対して申し訳ない気持ちが大きいと思うけど、本人達もやりたかったでしょうし、なにより不本意だと思う。でも、誰も責めることもなく、払戻や再演のことを気にかけたり、客席に向かって頭を下げる姿はかっこよかった。この映像と、デビュー当時のチバが「チバユウスケです。好きな食べ物は春巻です。」と言ってる映像はちょっと良かった。春巻って(笑) イヤ春巻おいしいし、好きだけどあんまり浮かばない気がして、さすがだなと思う(笑)
ライブを映画館の椅子に座ってみんなで黙って見るっていうのも何だか不思議。個人的にはダイブしたり暴れたりしてるわけじゃないけど、みんなじーっと見ちゃって(笑) でも、そのおかげで冷静に見れて良かったかも。客観的というか… 前回見た通り、相変わらず切ない顔してやってるんだけど、見る側が冷静に見てる分、じーんと胸に迫ってくるものの、呆然として前回みたいにビールこぼしたりしないっていうか(笑) 感動はしてるし切なくて悲しいけど、泣いたりはしなかった。それはやっぱりこれが"映画"だからなのかもしれない。どこか客観的に見れた。
彼らのライブ自体に関しての感想は、前回木場で見た"THEE SCENE"に尽きる。きっと彼らのライブ以上に夢中になれるバンドは、多分現れないと思う。生で見ていた時は、ただただカッコイイと思って見てたけど、こうして昔の映像と一緒に見れば、男の色気を感じる。だからこそかっこよかったんだと改めて思った。いい年の取り方をしたんだな。そういうのが分かったのは、昔の映像と一緒に見たおかげなのだとすれば、さっきはけなしてしまったけど、この試みは"映画"としては良かったのかもしれない。
しかし、疲れた(笑) 彼らのライブは毎回集中して見ちゃって、終わった後は脱力感で抜け殻のようになっていたけど、今回の疲労感はまたちょっと違う。爽快感がない。もう二度と見れないからね… まぁ、見ればこうなることは分かってはいたんだけど、見ずにいられないのがファン心理なのだから仕方ない(笑) でも、やっぱり彼らのラストライブをまたこうして見れたことも、弦の切れたギターをかき鳴らすアベくんの鬼気迫る姿が、映像として残るのはうれしい。
さっきも書いたけど、映画版として、昔の映像を入れた構成は、ラストライブ自体も記録としてとらえればありかと思うし、映画の中での"今"との対比としては良かったと思うので、気にならない人も多いと思うし、むしろうれしく思う人もいるかも。個人的にはラストライブに特化して欲しかったかな。挟み込むなら舞台裏とかの方が良かった気がする。曲が削られてたのもちょっと不満。まぁ、あくまで"映画"なので難しところではあるけれど。
やっぱりTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは自分史上最強BAND。男の色気と切なさが感じられるバンドはそういない。もう一度見たい(涙)

パネル展示(ロゴ)

パネル展示(チバ)

パネル展示(アベくん)
『THEE MOVIE』Official site
先月、木場のSTUDIO COASTで見た『THEE SCENE』の映画版。物販で前売りを買っていたのに、うっかりしていた。そもそも日程が短かった上に、ほとんどがレイト。一緒に前売り購入したbaruと日程調整して行ったこの日が、ラスト上映だった! 危なかった。
この日はちょっと残業になってしまい会社出たのが19:00頃、とりあえず映画館に直行してチケ引き換えましょってことで、シネセゾン渋谷に着いたのが多分19:30近く。座席指定だけど、既に結構混んでるらしく、真ん中の列は残りわずかとのこと。その時は気づいてなかったけど、この日で終りだったからなんだね。入口脇の壁にはライブ中の彼らのパネル展示が! 人もまばらだったので、バッチリ撮る。切ない(涙)


21:15からなので、ご飯食べましょってことで、シネセゾン近くのアイリッシュ・パブ DUBLINERSへ。ギネス&キルケニーのハーフ&ハーフで乾杯! フィッシュ&チップス、ピザ、コルキャノン、そして大好きなマッシュルーム・フライをオーダー。コルキャノンはハムや生のキャベツを少しゆるめのマッシュポテトで和えたもの。チーズ感のないグラタンのような感じ。おいしかったけど、基本的に量が多いし、マッシュポテトなので、ボリュームたっぷり。かなりお腹いっぱい。うっかりして撮り忘れたので、写真はなし(涙)
満腹になったところで、ちょうどいい時間。ロビーには結構な人。ほぼ満席。木場で見たのはオール・スタンディング、今回は座席に座って見る。どうなんだろう。彼らのライブを座って見るのは初めてなので。どんな感じなのかちょっと楽しみ。
うーん。いきなり会場入りするメンバーの後ろ姿や、お客さん達が映し出されて、「俺は、…」という字幕が出る。そして、「俺は、あの時…」 というナレーションが被る。この手法は何度が区切りごとに出てくるけど、どうなんだろ。後から村上淳だったと分かっても、やっぱりいらないかも(笑) 1月に木場で見たのは、あくまでライブとして見るバージョンとのことで、幕張のあのライブをほぼそのまま映していて、客席は度々映るけど、オーディエンスの声は入っていない。でも、今回のバージョンは映画として見るためのモノなので、お客さんの声入る。それは別にそんなに気にならないんだけど、個人的には度々差し込まれる昔の映像の方が気になったかも。イヤもちろん彼らのファンだから、どんな映像だって見たいけど、大好きな「フリーデビル・ジャム」や「深く潜れ」をカットしてしまで入れるのはどうなんだろ… 趣旨としては、意外に明るくそしてビックリするくらいダサかった彼らが、オッサンになってこんなにかっこよくなりましたってことなんだと思うけど。それだったら、別口でまとめて見たいかなと思ったりする。もちろん、見たことない映像とかあって、うれしかったりもしたのだけど。伝説となっているFUJI ROCKでの演奏停止シーンは映像持ってるけど、ツアー中の地方(仙台だったかな)の会場でも、客席が揺れすぎて危険だということで演奏中止になっていたのは知らなかった。お客さんももちろんだけど、本人達がなにより辛そうだったのが悲しい。もちろん、お客さんに対して申し訳ない気持ちが大きいと思うけど、本人達もやりたかったでしょうし、なにより不本意だと思う。でも、誰も責めることもなく、払戻や再演のことを気にかけたり、客席に向かって頭を下げる姿はかっこよかった。この映像と、デビュー当時のチバが「チバユウスケです。好きな食べ物は春巻です。」と言ってる映像はちょっと良かった。春巻って(笑) イヤ春巻おいしいし、好きだけどあんまり浮かばない気がして、さすがだなと思う(笑)
ライブを映画館の椅子に座ってみんなで黙って見るっていうのも何だか不思議。個人的にはダイブしたり暴れたりしてるわけじゃないけど、みんなじーっと見ちゃって(笑) でも、そのおかげで冷静に見れて良かったかも。客観的というか… 前回見た通り、相変わらず切ない顔してやってるんだけど、見る側が冷静に見てる分、じーんと胸に迫ってくるものの、呆然として前回みたいにビールこぼしたりしないっていうか(笑) 感動はしてるし切なくて悲しいけど、泣いたりはしなかった。それはやっぱりこれが"映画"だからなのかもしれない。どこか客観的に見れた。
彼らのライブ自体に関しての感想は、前回木場で見た"THEE SCENE"に尽きる。きっと彼らのライブ以上に夢中になれるバンドは、多分現れないと思う。生で見ていた時は、ただただカッコイイと思って見てたけど、こうして昔の映像と一緒に見れば、男の色気を感じる。だからこそかっこよかったんだと改めて思った。いい年の取り方をしたんだな。そういうのが分かったのは、昔の映像と一緒に見たおかげなのだとすれば、さっきはけなしてしまったけど、この試みは"映画"としては良かったのかもしれない。
しかし、疲れた(笑) 彼らのライブは毎回集中して見ちゃって、終わった後は脱力感で抜け殻のようになっていたけど、今回の疲労感はまたちょっと違う。爽快感がない。もう二度と見れないからね… まぁ、見ればこうなることは分かってはいたんだけど、見ずにいられないのがファン心理なのだから仕方ない(笑) でも、やっぱり彼らのラストライブをまたこうして見れたことも、弦の切れたギターをかき鳴らすアベくんの鬼気迫る姿が、映像として残るのはうれしい。
さっきも書いたけど、映画版として、昔の映像を入れた構成は、ラストライブ自体も記録としてとらえればありかと思うし、映画の中での"今"との対比としては良かったと思うので、気にならない人も多いと思うし、むしろうれしく思う人もいるかも。個人的にはラストライブに特化して欲しかったかな。挟み込むなら舞台裏とかの方が良かった気がする。曲が削られてたのもちょっと不満。まぁ、あくまで"映画"なので難しところではあるけれど。
やっぱりTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは自分史上最強BAND。男の色気と切なさが感じられるバンドはそういない。もう一度見たい(涙)






