まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

讃岐の国で…4

2007年10月05日 | 廊下から
2日目の午後は、大きな変化を遂げた長尾線を訪ねてみました。
長尾線は今夏、京浜急行から1000型を4両購入し、1300型1301~1304として登場させました。これにより、長尾線は完全冷房化され、更に元名古屋市交600型3編成と700型を志度線に転属させ、同線の完全冷房化までも達成してしまいました。
京急1000型は既に1080型として琴平線で活躍しておりますが、今回登場した車両は長尾線用として大きな違いが生まれ別形式となりました。


1301」+1302 平木~学園通り

従来の車両は、旧型車を含む全車と連結し制御できるようにと、マスコンをウェスチングハウス型のHL制御器に、制動弁はMA18と同型のものを採用しておりました。1300型は長尾線での連結運用がないため、他車との総括制御を考えておらず、種車のままとなっております。聞く所では改造費用の抑制も理由の一つとか…


1304運転台

琴電では初めての運転機器で、特にセルフラップの制動弁には扱い難いのではないかと思われました。実際に何回か同車に乗りましたが、どの方も列車の止め方が非常に慎重でしたね。

さて、長尾線でもう一つ大きな変化があり、元山~西前田間の高架工事が完了し10月7日より新線にて運転されます。また、これに伴い水田駅が高架上に移転し、開業当時の施設がまた一つ消えることになります。


水田駅


この風景が見れるのも、あと少し…

高架線付替え部分で撮影を行っていた頃には雨も上がり、そのまま平木や有名ポイントでもある新川橋梁、そして長尾駅と撮影を楽しみました。ここら辺で1日券も元を取りましたよ(笑)

さて、今まで高松に来ていながら、いつも撮り損ねていた車両が、JR四国の1500型気動車です。同車は徳島区の所属なので徳島まで行けば良いのですが、夕方に高徳線を高松まで上って来ます。いつもなら、デジカメのCFが一杯であるのを恨みつつ、マリンライナーから眺めるだけでしたが、今回はもう1泊するんで、じっくりと眺める事が出来ました。しかも相方は1256だったりする…(笑)


367D 1508

同列車 1256

1256は1500型と併結出来る様に、1000型1056号を改造した車両です。主な改造箇所は連結器の交換と、電気連結器の取り付けです。運転室機器はどうなっているのかと覗いて見たら、なんとオリジナルのまま。1500型はプレーキハンドルは横軸式で、1000型は縦軸式。電気指令式ですから段数が合えば問題ないのでしょうね…


1000型との並び


367D発車

夕陽を浴びて発車する367Dを見送って、この日はカメラを収めました。

まだ、つづく…

讃岐の国で…3

2007年10月03日 | 廊下から
この日も朝から生憎の雨。ホテルで美味しい朝食を取った後、片原町駅から電車に乗り志度線に向かいました。この日は駅撮りだけと決めていましたので1日券を購入しました。以前は、有人駅での途中下車制度が存在していたのですが、無人駅が多くなりカード時代となりこの制度の有無が判りませんでしたから…


1日1200円也…

志度線に乗り換えるために瓦町で下車。志度線ホームに向かうと801号がお出迎え。今日のパートナーは721+722ですが、何と全面広告車になっているではありませんか! 種車が違うこの編成、1粒で2度美味しいと思うのは私だけ…?


801+721+722 瓦町


睨めっこ…

とりあえず、801号に乗って今橋へ。動き出すと前に引張られるような衝動、貫通面から見る前車両のお顔。電車が新しくなっても、昔と変わらない風景ですな(笑)

今橋で下車しホームから車庫を覗くと、800型と630号が仲良く検車中。留置線には804+625+626と、予備車で長尾線カラーのままの611+612が止まっていました。
隣の松島二丁目駅で上下列車が交換するので、上り列車を待っていたらこちらも3両編成でした。


803+627+628 今橋


検車中の630号と802号


611+612

現在、長尾線から転属してきた723+724(701+702)が入場中なので、これらが出場するまで旧カラーのままなのでしょうね。1度この色で走ってくれんかなぁ…

春日川駅に移動して、ここでもしばらく撮影しました。列車が来る間、待合室で座っていると、どこからか楽しそうな声と料理をしている音が…
そうこうしていると、警報機の音が遠くに聞こえカメラを構えていたら、けたたましい警笛と共に列車が急停車。下り場内信号機の外方に止まって、しばらくしてから入駅してきました。何かあったのでしょうね…


無線機片手に…

このあと、琴電屋島と八栗駅でも撮影しました。屋島駅は上下列車の交換駅でもありますが、志度線用の保線用車両が留置されている駅でもあります。初めて来た時には、保線用車ではなく予備車両が留置してありました。


ちょっとカワイイかも…(笑)

八栗駅から乗った電車は、昼前という事もあって乗客が少なく、大町駅から志度駅まで私一人の貸切状態となりました。ちょっと寂しかったですね…


誰も居ない…

さて、琴電志度駅に到着。ここは古い木造駅舎が残っております。以前は、風情がある佇まいだったのですが、イメージチェンジの為に塗った、この色はちょっとね…



腹も減ってきたし、午後は長尾線に行くつもりだったので、とりあえず瓦町へ引き返すことにしました。 

つづく



讃岐の国で…2

2007年10月02日 | 廊下から
冗談はさて置き、定番の綾川橋梁付近は真横から列車を撮影できたり、琴平側の切り通しから正面を狙ったりと、色々と楽しめます。今回は列車に間に合わなかった事もあり、真横からだけの撮影となりました。ここは午後からがお奨めのようです。


綾川橋梁にて 滝宮~羽床

滝宮から畑田に移動しました。ここには、琴平電鉄時代の畑田変電所跡が残り、この建物と電車が絡められないかと以前から思っておりました。今回は刈り取り前の田んぼも絡めて見ましたが、草が邪魔して今ひとつ… 休耕田ですからどうにもならんでしょうな…


1203+1204 畑田

このあと、土器川橋梁へ向かうため羽間駅まで移動したのですが、ついに雨が降り出し撮影を断念することに… 高松在住の知人が、美味しい『打ち込みうどん』を食べに行きましょうと誘ってくれたので、急いで高松市内に戻り自動車で長尾町にある、四国霊場八十八番札所“大窪寺”へと向かいました。
ここの門前にあるお店(名前を失念しました…猿がいるお店です)の、打ち込みうどんは初めて食べましたが、煮込んであるにも拘らず麺には腰がしっかりあり、獅子肉(?)のダシと味噌がマッチして本当に美味しかったです。雨に濡れて冷えた体にも最高でした。


これで1人前。結構、量があります…

うどんを食べた後、保存された335号を見に行く事となり、自動車を走らせていると、民家の間から一瞬廃バスの姿が… とりあえず車を止めてもらうと、アパートの庭先に倉庫として置かれている廃バスでした。写真を撮っておかんと、シンコーさまにお叱りを受けるので、とりあえず撮っておきました。お顔が見えないのが残念…



“かんぎく”って何でしょう?

さて、気を取り直して…(笑) 牟礼町の道の駅『源平の里むれ』には志度線で廃車となった335号が保存されております。場所は房前のカーブの上で、志度線を見下ろす位置に保存されています。


“まだ”綺麗な335号

この日は車内が解放されており、雨が降る中でしたが家族連れの方々が楽しんでおられました。特に電源が入っているようではなかったのですが、車掌合図が鳴ったのには驚きでした。


運転席…

運転席にはマスコンやブレーキが操作出来る様に、335号のハンドル一式を始め、29号のブレーキハンドルに、66号(木造車!)の刻印が入ったハンドルが取り付けてありました。私も運転士の端くれですから、運転席に座って機器を操作してみましたが、とにかく『狭い!』体が真直ぐ入らないし、腕はつっかえるし…ウチの3005号の運転席が大広間のように感じられます(爆) このような車両を運転された方々には本当に頭が下がります。

雨もいよいよ本降りとなり、ここからホテルへと向かいました。この日は不完全燃焼…明日だけでは絶対満足しない、そう確信したのでもう1泊することに… あ~ぁ

つづく

讃岐の国で…1

2007年10月02日 | 廊下から
3連休… 何て良い響きなんだろう(笑) 有休を使わない連休ですから有意義に…とい言うことで、今年初めてで1泊2日の琴電詣でと相成るはずでした…(謎) えっ? ちゃんと行きましたよ…(笑)

私の定番コースは、始発の『のぞみ』に乗り岡山でマリンライナー7号に乗り換えます。これだと高松には8:08に到着し、活気ある鉄道の姿が見れるので愛用しております。


EF210-901 岡山

岡山駅でマリンライナー7号を待っていると、東京(タ)発新居浜行71列車が先にやって来ます。この日は試作機の901号機の牽引、私は初めて出会う事が出来ました。
さて、71列車が出発するとマリンライナーが入線するのですが、驚いたことに西日本編成にサハが増結されているではありませんか! 今の車両に置き換えられて、編成両数が減り混雑が酷くなっていた様なのですが、やっと改善されたようです。もっとも、新製ではなく転属だそうですが…


サハ223-2129 高松(30日撮影)


誰も居ないグリーン室

土曜日とあって、グリーン車通勤の方もおらず児島までは私一人の貸切。児島から若いカップルが乗ってきましたが、それでも優雅な一時を過ごさせていただきました。
950円で味わえる優雅な時間、一度味わうと病み付きになります。下り列車では4・8番A席が窓柱に邪魔されずに景色を堪能できます。上り列車は3・7番D席かな?

さて、高松に入り高松築港駅に荷物を預け、今回もお世話になる琴電ICカード『IruCa』にチャージします。前回までの4000円余りが残っていたので、5000円チャージして戦闘開始! 普通なら1日券を使われるのでしょうが、私は少しでも増収に協力するつもりでいるので、あえて使ってます。同じ仲間ですからね…印籠なんぞもっての外! です。


マイカードです


滝宮駅

さて、最初に挿頭丘駅の切通しで撮影を試みてみました。DVDで見たら、良さそうだったのですが、どうも上手く纏められず、すぐに滝宮の綾川橋梁に移動しました。

その前に、滝宮と言えばここに行かないと… 道の駅の『うどんアイス』…ぢゃなくて、『松岡』で1杯。久々の1杯、本当に美味しかった…


相変わらず名前が出てません…


うれしくなって、野菜天までトッピング

お腹が落ち着いたところで戦闘再開。場所を探してウロウロしていると、シンコーさまからの密書が… 何とお隣の伊予の国でひと暴れされてると。こうなると私も負けておれません。私も徹底的に電車を楽しんでやると心に誓い、まずは1枚…



って、何か違うぞ…

つづく