今になって、ようやくエクセルの指標の変化のうち、信頼できるパラメータが決まりました。
それは、OSCの50%を境にした変化と、売買判断総合指数(以下、総合指数と略します)の1.000を境にした変化が重なったところで、買いか売りを仕掛けるというやり方です。
それに基づくと、レーザーテックの今回の凋落は、6月3日に始まっておりました。この日のOSCは前日比ー4%の47%で、5月10日以来のOSC50%オーバーが崩れた日でした。総合指数は、その前日に0.849ポイントまで落ち1.000を割り込んでおりました。
この50%割れや総合指数の1.000割れ(逆もしかり)は、一致することが多い。ちなみに、総合指数の計算式は全くの筆者独自の計算式ですが、
(当日の指数値÷21日MIN指数値)X MAX指数値の判断指数(注)
注:最大値は1.000
これで計算します。ちなみにMAX指数値の判断指数は、5月23日と5月20日に記録しております。終値は45470円と43300円でした。
上記の計算式で計算した結果が、0.849ポイントでした。そして、翌日にOSCが50%割れの47%となり、終値は40100円でした。
これ以降、この終値を上回る高値は出現しておりません。
もちろん、全部の銘柄がピタっとこのような経過を辿る訳ではありませんが、概ね、総合指数が1.000を割り込み、かつ、OSCが50%を割り込んだ日が売り仕掛けの日となります。(逆のケースは買い仕掛けの日)
相場の反逆児の7974任天堂を見てみましょう。
7月18日に総合指数が1.000割れを演じ、同じ日にOSCが50%割れを演じております。終値は8550円でした。その後、一貫してOSCは下げ続けておりますが、高値に関しては19日と22日に8550円を上回っております。このようなケースは、上から8550円を下回る時に売りを仕掛けることになります。
相場が流動的な場合は、このようなクライテリアは出現したり、しなかったりします。そうした不安定は相場の場合は、一応日計りでのトレーディングが必須です。更にいうと、このような値動きの予測が、OSCと売買指数の連関性から想定可能ですので、ほぼ日計りでの売りか買いかの判断の精度が上がれば、あえて持ち越しのリスクは取らなくても良いことになります。
最後の課題は、この日計りでの売買タイミングの精度を高めることですが、一応、上述したような値動きの構造が当たらずとも遠からずなので、OSCの前日比でのプラマイをベースとして、実戦で更に精度を高めて行きたいと思っております。
以上、売りからも入れる可能性を、エクセルの単純な数式の関数処理だけで明示化できるという話でした。
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