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市場概況(9.25.09)

2009-09-26 07:18:00 | 市場概況
9月25日(金)の市場概況です。 赤字部は26日朝の更新

◆日経先物:10310円(-150円)OSC46%(-3%)9月16日の46%に並ぶ。この後の値動きは外人勢次第。 指数値倍率:96(+1)
◆日経平均:10266円(-278円)OC45%(-5%)9月16日の45%に並ぶ。この後の値動きは神のみぞ知る。
日経平均指数値倍率:98(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:922.67(-28)OSC41%(-5%)ついに底抜け。
◆マザーズ指数:460.55(-5.56)OSC52%(-6%)9月7日の40%からはまだ切り返し中。
◆ヘラクレス指数:606.62(-5.32)OSC37%(-2%)9月11日の62%から下落中。
◆ドル・円:89.58円(1円67銭円高)OSC45%(-10%)9月15日の41%から乖離拡大中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28313%(前日比-0.00187%)9月24日現在。再度金利低下中。
◆米10年債利回り:3.389%(-0.035%)-9月24日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10280円(大証終値比-30円)
◆シカゴ日経先物:10165円(円建て、大証終値比-145円)更新
◆NYダウ:9665ドル(-42ドル)OSC44%(-7%)9月2日に並ぶ。崖っぷちに立つ。更新

ご覧のように主力市場は軒並み前日安値も上回れず、OSCも落として終了しております。明らかな下落トレンドですが、OSCの下落幅は日経平均でも5%しかありません。押されっぱなしと言うわけでもありませんでしたが、こうした中途半端な下落が余計始末が悪いのかも知れません。

今晩のNY市場は8月の新築住宅販売などが発表されますが、事前予想は微増の44万戸です。

こちらのインベントリー(在庫)は7月で7.5ヶ月分。1年前からは2.6ヶ月分も減らしており、7月には43万3千戸を販売し、5月の36万2千戸、6月の39万5千戸からは結構な回復ぶりですが、1年前の50万戸水準に届くための一里塚となるのかどうか?

ちなみに、2年前は77万8千戸も販売しておりました。(その時期に着工したのは何と135万4千戸もありました。まだ住宅ブーム真っ盛りの時です。今年の8月はたったの59万8千戸です。)

筆者は、アメリカ住宅関連のこのような統計は、こちらの調査会社のサイトのデータを参照しております。右側のThe Economyから始まるところをクリックして見て下さい。

後場は地合と週末を考え、無理をせず持ち越しはなし。朝の損切り分を取り返した程度。

-------26日朝のコメント-------

ついにドル・円が90円割れです。昨日から他のクロス・円が軒並み前日安値を下回っておりましたので、ドル・円にも異変はついに起きたようです。カナダ、オーストラリアといった資源関連通貨の下落が大きいようです。ポンドは格付そのものがネガティブなので昨日から5円50銭もの下落です。昨秋を彷彿とさせる通貨の大変動。ドル・インデックスは25日からは上昇しておりますので、日米財務相会談などを受け円高が進んだということでしょうね。

ダウは値動きが少ないものの3日続落し、OSCは44%と9月2日の水準まで落ちました。絶対値の下落は少なく、まだ下落する余地があるかと思います。そうなると、6月24日の32%までは別にしてもOSCが30%台への突入はあり得ます。

ダウの変調は、経済指標が頭打ちもしくは若干の後退を示すデータとなってきたところに、携帯電話のRIM(リサーチ・イン・モーション)という代表的ナスダック銘柄の業績下方修正が大きいと思います。

日米とも25日移動平均線が少し割れた状態です。次の節目の9700円近辺で下げ止まるのかどうかが焦点。

月足で日経平均を見ると、9ヶ月と24ヶ月の移動平均線がちょうど2008年冒頭で交わっております。2007年末から2008年正月にかけての、あの狂おしい程の暴落をこの月足が見事に示しております。

この時、逆イールドカーブが出ており2007年暮れには景気後退に陥ることが示唆されておりました。また、アメリカの鉱工業生産が2007年12月から前年比でマイナスに落ち込んでおりました。

現在の日経平均は、月足の2つの移動平均線の中間地点に位置しております。イールドカーブも正常です。鉱工業生産は急激な持ち直し途上です。従って、落ちるとしても9ヶ月移動平均の9232円ということになります。

週足の節目の9737円と月足の節目の9232円がキープされるのかどうかを、鉱工業生産やイールドカーブ分析によって実態経済と金融の動きを見通して、注意深く見守りたいと思っております。

いずれにしても、まずは10142円という13週移動平均を週明けには一気に割り込んでしまうのか、ここでしばらく揉み合うのかどうかに注目です。
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