株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(9.10.09)

2009-09-09 20:00:10 | 明日のモニタリング銘柄
明日は、MSQの前日です。オプションと先物の決済を迎え相場が変動する日です。8月のSQ値は10609円でしたので、それを下回っている現在は、少なくとも上昇基調にあるとは言えません。

8月31日に先物がマークした10770円が今のところ上値の壁となっております。折りしも民主党が圧倒的な第1党に躍進した、その「ご祝儀相場」の日でした。その高値からの320円の下落は強烈でしたね。

さて、明日9月10日(木)のモニタリング銘柄です。

1.5332TOTO
 明日は、今日の安値の607円が破られない条件での買い。

2.3333あさひ
 まだ落ちきってはいませんが、1日ぐらいは反発に転じる体勢に。

3.2602日清オイリオグループ
 470円が割れなければ、474円以下での仕込み。

4.5214日本電気硝子
 921円まで落ちて、乖離幅が40円ほども拡がっております。相場さえ持ち直せば、旭硝子ともども値を戻すのではないかと思います。

5.7201日産自動車
 こちらも乖離幅が28円と拡大中。

以上です。

チョイと地味すぎて物足りない方は、6963ローム、8591オリックスなどもモニタリング下さい。新興市場では3632グリーや4574大幸薬品の押し目。
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NY市場の頭打ちを見越しての売りが多い

2009-09-09 11:25:59 | 株に出会う
昨日のNY市場は上げてはおりますが、VIX指数は逆に前日比で0.36ポイント上昇しております。

まだイールドカーブは正常な形状をしておりますので、中期国債の金利レベルがフラットへとならない限り、大きな下方への変動はないと思いますが、いわゆる10年もの国債と株式の益回りとの差、イールドスプレッドは、8月上旬をピークに低下しており、米国債に対しての株式の割高感が指摘されております。

従って、ここから先NY株式が上がるためには、何らかの新規の材料が必要ですが、それが幾ら考えても見あたりません。

先日、IMFの今年と来年の見通しで見たとおりに、アメリカとイギリスの今年のGDPは下方修正されております。悪くなる要素はあるものの、良くなる要素はないのが現状ですね。雇用の減少がゼロになれば別ですが、これはまだ当分は無理でしょう。

筆者が最近トラッキングしている買いサイン銘柄数も、前場終了段階では、昨日の36銘柄から15銘柄へと激減しております。

ほんとにワンポイントを捉えてエントリーをしない限り、買いが続かないようです。息が切れて落ちてくるところを拾う人も少なくなっております。皆さん、潮が引くようにさ~と、板を消しておりますね。

登り坂ならリバウンドの勢いが違います。それは、下げたところを虎視眈々と狙っている買い方が大勢いるからです。ところが、一部の仕手系銘柄を除いて、まるで伸びきったパンツの紐のように弾力が全くありません。

もっと落ちろと、むしろ督促しているようです。

前場は、特買いで始まった9793ダイセキを寄り付きで売ったトレードと、4574大幸薬品の小リバウンドをとったトレードのみ。ダイセキは押しに押されていた鬱積が今日は爆発しましたね。

昨日、その筋が操っていると言った8905イオンモールも、今日は特買いで始まりましたが、人為的な操作でしたので、寄り天となっております。
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市場概況(9.8.09)

2009-09-09 05:36:38 | 市場概況
9月8日(火)の市場概況です。 赤字部は9日朝の更新

◆日経先物:10410円(+100円)OSC45%(+2%)9月4日の41%から切り返しに転じる 指数値倍率:96(同値)
◆日経平均:10393円(+72円)OC47%(+2%)9月4日の40%から切り返しに転じる。
日経平均指数値倍率:96(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:946.4(+1.8)OSC46%(+2%)9月4日の42%から切り返しに転じる。
◆マザーズ指数:440.56(+0.94)OSC46%(+6%)9月7日の40%から切り返しに転じたか?
◆ヘラクレス指数:633.74(+0.11)OSC59%(+6%)9月4日の53%から切り返しに転じたか?
◆ドル・円:92.27円(79銭円高)午前5時30分現在。
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.30188%(前日比-0.00687%)9月8日現在。さらに金利低下中。
◆米10年債利回り:3.486%(+0.041%)-9月8日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10420円(大証終値比+10円)
◆シカゴ日経先物:10415円(円建て、大証終値比+5円)更新
◆NYダウ:9497ドル(+56ドル)OSC52%(-2%)9月2日の44%から切り返し中。更新

しかし、後場の先物主導の上げは、円高にもかかわらず、また上海市場も前日同値付近を低迷していたにもかかわらず、上の板が薄いこともありましたが、上値を突破してからの勢いは目を見張るものがありました。

皆、半信半疑。こんな上昇についていって良いのだろうか?との声が市場にはこだましておりました。

その先物に反応する銘柄、反応しない銘柄と様々でした。

こうした不穏な相場の時には、材料株が大いに跋扈するようです。もう途中から見るのを諦めた4100戸田工業のストップ高を始め、4047関東電化、4092日本化学工業、6674GSユアサ、それに4080田中化学研究所までかなりの上げ幅でした。

ひねくれ者の筆者は、明日以降のことを考え、上値を抑えられている8905イオンモールを後場の早い段階で仕込みましたが、地合の好転をずっと我慢しての2170円突破の直後にすぐに大きな蓋で買値を崩される様を見て、同値で撤退。誰かが下手に操作しているような株にはかかわらない方が良さそうですが、この株、時として急に噴き上がるので、それを期待しての欲が先行したようです。

7014名村造船所が綺麗に立ち上がっていたので、途中から追いかけましたが約定せず。後場も終わりになって602円でやっと約定しましたが、この株のOSCがチョイと上げすぎ(+11%)でしたので、せこく4円抜きで一旦撤退しました。明日は、何もなければ、620円あたりまでは行くとは思います。

唯一持ち越したのは、押されっぱなしの9793ダイセキが前日安値の1911円を抜く(であろうと思って)その節目の1911円で買いました。まだ病床に伏せているような値動きですが、とりあえず、反撃の形だけは作っております。

この株も、いつ反転するかよく分からない、筆者と同じ癖株ですね。同病相憐れむ。。。

-------9日朝のコメント-------

欧州株は0.2-0.3%の上昇。ダウも先物の動きに連動しての56ドル高で終了。

原油が70ドルを回復してからはショート筋の見切り買いも巻き込んで4.53%アップの71ドル10セントで終了。

原油高=ドル安の構図は生きてはおりますが、昨年ほどではなさそうです。昨年原油が147ドルを付けた時のドルインデックスが72で今は77です。

アメリカの消費者信用の残高(7月)が予想の40億ドル減に対して216億ドルも減っております。これは6ヶ月連続マイナスで統計開始以来の最大の減少額。あちらも消費防衛の姿勢が強いようです。

この節約志向に加え、コンファレンスボードの雇用トレンド指数が8月には0.1%低下し、下落率は鈍化はしているものの、この指数はほぼ横這いとなっており、年末までは少なくとも雇用の改善は期待できないことを示唆しているとのことです。アメリカの消費は今以上には増えないということですね。

ところでドル機軸を巡り、ノボトニーというオーストリア連銀の総裁が、「今後10年、ユーロがドルに取って代わることはないだろう」と述べる一方、珍しく、国連(UNCTAD)が、「ドルに代わる新たな世界通貨を望む」と言ったそうです。何しろ、今回の金融恐慌はドルの通貨システムと資本規律が適正に機能していないために生じたそうです。ごもっともです。
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