株に出会う

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集団下痢症状か?

2009-09-25 11:20:43 | 株に出会う
いや~、相場が荒れてきましたね。

未だ死屍累々とまでは行きませんが、わざわざモニタリング銘柄に上げた2681ゲオ(ゲロと言い間違いそう。名前が良くないね。この株。)を筆頭に、これまで普通に上げ下げしてきた株が結構やられております。

予想で当たったのは、どういう訳か8591オリックス、そして9793ダイセキだけです。持ち越しの7014名村造船所も出来高が極端に少なく、こりゃいかんと591円で早々に損切り。

昨日までウォッチしていた6310井関農機と3107ダイワボウが、朝の押し目からこういう日に限って切り返しておりました。こういう日こそ目を離しては駄目でした。これは仕手株についての教訓です。

場が始まる前からドル・円は円高へと一直線だし、どうやら少々相場の雲行きが怪しくなってきたようです。日経平均もここにきて間歇的に200円から300円の下落を演じております。それでもこのところは、OSCは40%を底にしておりますので、まだまだ強気なところには位置しておりますが、前場で25日移動平均を再度割り込んでおります。OSCはまだ44%です。

どうも消化不良を沢山の銘柄が起こしているようです。この際、出すものを出さない限りお腹がすっきりしないようで、この殺伐たる戦場で4574大幸薬品の正露丸が馬鹿売れしております。この株、前日安値を割り込んだら見送りと書いてしまいましたが、それを待っていた方々が大勢いらしたようです。途中で異変に気がつき3500円前後で指し値を入れましたが、上げの勢いが強く、この不景気な相場の中、この株だけ突出して上へ上へと舞い上がる始末。

ここのところの元気のなさを目の当たりにしている筆者は、少々の戻しに疑心暗鬼になるのはやむを得ないと自らを慰めておりますが、朝からずっと見ていて乗れないのですから、何をか言わんやですね。前場終了段階でも25日移動平均からの乖離率はまだ11%もあります。とことん、押し目を待って狙いすましたように買いを入れた方々の勝ちです。

まさに、このようなお腹を抱えた野武士が沢山出没する相場の日こそ、この株が活況を呈する日だとは、これまた新たな発見でした。

前場は他には、4080田中化学研究所のリバウンドの時にたったの15円で逃げたトレードのみ。この後、この株も急落しておりますので、スキャルピングが功を奏した形ですが、リスクを取り過ぎましたね。
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市場概況(9.24.09)

2009-09-25 06:23:46 | 市場概況
連休明けの9月24日(木)の市場概況です。赤字部は25日朝の更新

◆日経先物:10460円(+120円)OSC49%(+3%)9月16日の46%から切り返しに転じたか? 指数値倍率:95(-1)
◆日経平均:10544円(+174円)OC50%(同値)9月16日の45%から切り返しに転じたか?
日経平均指数値倍率:95(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:950.2(+10.8)OSC46%(-3%)9月17日の42%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:466.11(+4.55)OSC58%(-6%)9月7日の40%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:611.94(-6.5)OSC39%(-10%)9月11日の62%から下落調整中。
◆ドル・円:91.25円(7銭円高)OSC55%(+4%)9月15日の41%から円安トレンドではあるがボックス圏の動き。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.285%(前日比-0.00063%)9月23日現在。再度金利低下中。
◆米10年債利回り:3.376%(-0.043%)-9月24日NY時間午後4時半。
◆日経先物イーブニングセッション:10450円(大証終値比-10円)
◆シカゴ日経先物:10340円(円建て、大証終値比-120円)更新
◆NYダウ:9707ドル(-41ドル)OSC51%(-7%)9月22日の71%から下落中。更新

後場は、寄り付きから窓を開けて下げて始まりましたが、終わってみれば、きちんと窓を埋めての+120円終了です。これで、明日は反転体勢が出来ましたが、やはり円高が収まらないのが懸念材料。今日は比較的耐えておりましたが、これも90円が明日にでも割れそうになると、脱兎の如く逃げ出すのかも知れません。

後場はこのような下落相場ではっきりとした買いには入れず、大引けにようやくチャートの形が整ってきていた7014名村造船所を仕込みました。2681ゲオを狙っていたのですが、引けにかけて少しずつ強気筋が買い上がって、最後は211株の出来高を伴っての高値圏での終了ですので、これは明日も引き続き面白そうです。

後は、4574大幸薬品などは最後に馬脚を現し、8924リサあたりは不動産不況をもろに受け、4452花王は王者の値動きに終始し、元祖悪女の8905イオンモールは最後に闇夜にこっそりと戻し、木村化工機も地味ながらジリ上げを辿り、といった具合でした。

-------25日朝のコメント-------

欧州株下落の流れを受け、当初こそプラス圏だったNY株は、中古住宅販売が予想に届かなかったことをきっかけにして、昨日からの「リスク回避」の動きが一気に加速。特にナスダックが悪いですね。

NY原油は4.47%も下落して65.89ドルで終わっております。ついでに金も1000ドル割れ。

このリスク回避というのは、いわば昨年のリーマンショックの時に顕著になった、米国から海外への投資の引き揚げ(現地通貨→ドルへの交換)を意味しますので、不思議なことに、実体経済が弱くなるほど基軸通貨たるドルが上昇します。

これは、景気が怪しくなると、とりあえずの資金繰りのために現金に換える動きと似ておりますね。この現金は、決してトルコリラのようなものであってはならないのです。

中古住宅販売の7月分の結果が年率524万戸と良すぎたので、チョイと今月のデータについては危惧しておりました。しかし、まだ500万戸台をキープしております。2008年の最高が510万戸です。8月はこれと同じ数字です。失業率が上昇している中、これは上出来です。しかも在庫が8.5ヶ月分に0.8ヶ月だけ減っております。まだ6ヶ月程度の正常時からすると多いものの、これは抵当物件流れがまだまだ多い現状からすると、価格の若干の下落とともにやむを得ません。価格は平均で前月より4600ドルだけ下がって22万2800万ドル(中間価格は17万7700ドル)ですが、新築住宅でも平均価格は26万ドル少々です。これは7月のデータですが6月とはほとんど変わっておりません。(中間価格は2007年7月段階では24万6200ドルでした。そこから下落傾向で7月は21万ドル少し。)

マーケットはそのあたりを見ないので、8月の予想を7月の良すぎた数字の延長線で見てしまうようです。これで株価が調整するから、株に関係するアナリストは、まあいい加減といえばいい加減ですね。こんな中古住宅のデータのブレなど、過去のデータからある程度推測出来ているはずですので、これは「リスク回避」とやらに名目を付けるための、高すぎる予想値だったと思います。あるいは、売り方の策略か?

今日の東京市場は、ナスダックに連動してハイテク、そして石油や素材、資源関連は駄目でしょうね。マグドナルドが値上がり率トップのようですから、今日は、餃子の王将やサイゼリヤあたりかも知れません。(冗談です。)
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