株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.28.07)

2007-12-27 21:07:27 | 明日のモニタリング銘柄
まず各市場の指数値を見てみます。

・日経先物:OSC49%(前日比-1%)
・日経平均:OSC55%(前日比+2%)
・マザーズ指数:OSC46%(前日比+5%)
・ヘラクレス指数:OSC49%(前日比+4%)
・国債先物:OSC45%(前日比+1%)
・ドル・円:114.44(前日比+0.23円)21時現在

先物だけ少し落ちておりますが、トレンドが変わるような落ち方ではありません。国債先物がジワリと上げてきておりますが、まだ本格上げには乏しく、これも懸念材料にはならないと思います。

従って、明日の予想は、朝一番で押されて、今日の安値を下回らない限り、そこからは反発に転じるものと見ます。

実は為替の世界ではチョイと奇妙な動きが見えます。それはユーロがドルに対して、再度強含みとなっている(1.45ドル回復)にもかかわらず、ドル・円が弱含みなのです。ゴールドは当然にユーロの上昇に比例して上昇。今日はグラム60円ほどは上昇しております。

これはとりもなおさず、ドルと円だけが弱いということですね。円が何故弱いのか、これは来期のGDPの下方修正をしたことに見られるように、日本の景気の先行きに暗雲がたれ込めているためです。また、財政再建への確固たる予算編成がなされなかったことも大きな原因でしょう。

アメリカは家計部門(クリスマス商戦はかろうじて3.6%の売上げ増ですが、予想レンジの下限でした。)、日本は政府部門がアキレス腱です。日本人の全金融資産1500兆円強の70%以上を政府部門が既に「浪費」してしまっているのです。あえて、「浪費」と言います。或いは、既に食い潰してしまったと言っても同じことです。アメリカはまだ3.6%もクリスマス商戦の売上げが伸びているではないかとの見方があるかと思いますが、11月の3.5%のインフレ率を考えればいかに低調だったのかお分かりかと思います。1月はその反動で下げるのはほぼ確実でしょう。

これがドルと円が弱い理由です。ドルの崩落と日本経済の下降がとも連れになっている構図です。日本は今の政権のままだとじり貧でしょうね。過去の実績がそれを証明しております。

さて、余計な御託はこれくらいにして、明日のモニタリング銘柄です。

1.2142USJ
 今日の72700円割れを回避した段階が買いでした。セオリーから言うと、明日は利確に押されます。しかし、今日の73300円が割れないところからは反発に転じるとみます。OSCは+6%の42%と急伸。売買判断指数も180%と高水準です。これが明日の押し目で真価が問われる理由。もし今日の安値が割れれば見送りです。

2.1983東芝プラントシステム
 1049円の今日の安値が割れないことを条件に買い。しかし、1080円あたりのしこりも多そうです。

3.4644イマジニア
 今日もマイナス終了が見えていたので、一旦1229円で撤退。しかし、OSCは+5%とコンバージェンス。昨日のOSC29%を底に切り返しの気配濃厚。明日が正念場ですが、1212円の今日の安値近辺まで押されてからの切り返しの力が強いと、そこで買いというのが正解となります。売り目標値は1310円、その後1390円。もし1400円台に乗せれば、後は1500円まで一人旅のようなもの。そうは問屋が卸さないとは思いますが。

4.6951日本電子
 明日は再度500円の奪還がなるかどうか。押し目の483円に近づいて割れないことを確認しての買い。500円を越えれば後は12月10日の514円を抜くのみ。まだOSCは+4%の47%ですが、引けに高値圏をつけてもまだ余裕ありの売買指数。

5.9650テクモ
 引き続きモニター。今日は出来高少なく上げは不発に終わりましたが、OSCは+5%の47%と更に復活の気配が強まっております。1302円の今日の安値を巡る攻防からの上げがあるかどうか。しかし、膠着状態が続いております。

以上です。
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微妙なバランスに見えるが

2007-12-27 11:20:03 | 株に出会う
昨日、先物が15670円を超えて思わぬ上昇を示し、それに負けじと薄商いの中、現物株も少々無理をして買われすぎたようです。

今日は、やはり先物がその黄金分割比率の15670円を割り込んで開始するや、そこまで戻すのが精一杯で、前引けにかけては15600円の攻防となっております。

そうなると、新規に買い上がるエネルギーが乏しく、かといって売り叩くような場面は既に過ぎていることから、多くの参加者が少しずつ手仕舞いモードに転じているかの風情です。

資金の乏しい我が家人は、もはや市場に活力がないのを見通して、下でビデオでも見ていることでしょう。

持ち越しの3838AQIは明らかな高値掴みの失敗と観念し、404Kまで一度反発した段階で損切りしました。その間に、今日こそは反発と欲をこいて1233円あたりで指していた4644イマジニアは、あえなくその後の急落場面で昨日の安値割れです。これは数も少ないので引けまでは持ってみるつもり。

7897ホクシンも291円の高値掴み。-2円で撤退。

そして馬鹿に輪をかけての失敗は、高値追いを掴んで、その後の小調整を我慢して元値に戻りかけて再度の調整かと思い-1Kで損切りした4617中国塗料です。これは地合に強いと睨んでの高値追いでしたが、その自らの信念?がすぐに揺らいでの早期撤退でした。その後1065円まで上昇中。

ある程度の信念を持っての買いなら、少なくとも半日程度は様子を見るという態度が必要なようです。最も、今日の地合で大きく押されてしまったAQIのような株をずっと引けまで持ち続けるというのも、いささか問題ではありますので、そのあたり、今日の勢いがどうであるかを個別銘柄で適切に判断して我慢の程度を変えていくというのが、どうも正解のようです。

これだから、株は心理戦と言われる所以であり、必ずしも合理的に動くのが投資家という訳ではありませんので、関係する因子は複数に及んで、とても一度に沢山の銘柄のその日の調子を把握して的確なところで売買するのは困難のようですね。

来年は、もう少し、数日間のスパンでのOSCをベースとしての最低値をマークした、その翌日の安値を拾うことに徹したいと思います。その意味ではOSCを前日比-3%の29%をマークしていた4644イマジニアは、今日の1212円が底値と認識しております。前場終了段階でOSCは+4%の33%に転換しております。これが引けにかけて下がらない限り、これまでの沢山の経験則からは、そのままホールドとなります。もし、29%以下に落ち込んだら、これは撤退です。

このOSCのトレンドからすると、各市場ともOSCを上げております。つまりコンバージェンスしており、まだ12月20日を底としての上昇過程にあると言えます。先物が主導しておりますので、これを見ると、一昨日の44%、昨日の50%、そして今日は49%です。一昨日を起点にしてOSCが45%程度の下落までは、我慢の子を決め込むのが地合に対する見方としては正解となります。

つまり、後場にもし一段の下落があっても、この5%の糊代が剥がれない限り、明日のそれこそ掉尾の一振に期待する手もあるというものです。

なお、NY市場はかろうじてプラス圏に戻し、これもOSCを6%上げ、反発体勢にあります。円安傾向もそのままキープされておりますが、こちらはドル・円も含めてOSCがかなりの高水準となっており、来年早々からの調整は不可避な情勢です。

重要な反省は、今の相場一気に上げ続けるエネルギーはもとよりありません。従って、昨日のように先物が6%もOSCを上げた時は、一旦引けに利確というのが正しい処方かと。それをわざわざ1銘柄とはいえ買いにいった筆者の負け。
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