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買い上がりの愚

2007-12-21 11:15:34 | 株に出会う
前場の失敗は持ち越しの4062イビデンと8728M2J。

イビデンは寄り付きの気配がよく、今日は反転に転じるかと思いきや、ズルズルと買値を下回り、その後の反転が見られないので、またまた我慢できなくて-20円で撤退。その後の先物の動意前には、売値を超えるようだと買いと心に決めていたにもかかわらず、反面では更に下げるのを待つ気持ちが勝っておりました。

結局、先物が急伸する際のあっという間の上昇についていけず。後は水平飛行に転じております。そして、矛先を変えてM2Jに154Kで食らいついたのは良いのですが、結局先物がダレるに従い、これもダレ始めましたので、結局半分は-1Kで残りは前場の引け際に同値撤退。その直後に一気の買いが入っております。まったく、後3秒程度の我慢ができなかったようです。

逆にうまくいったのは、4617中国塗料と2371カカクコムです。中国塗料は先物がだれるタイミングでもあまり下へと反応がなかったので、節目の1020円を2-3度往復しながら抜いていくところで1023円で買い。その後、一応先物の動きが止まったので+7円ですが利確。

カカクコムは朝方は調子よく地合に合わせて上昇していたのですが、2回目の先物の動意づきの時には、逆行で下がる気配。そこで一旦上の指し値を434Kまで下ろして待っていたところ、不意に約定のベルが鳴りました。その後、ちょっとした先物の切り返しに乗じてのたったの+3Kですが売却。

要するに、地合が動き出したからと言って、皆さんと同じ行動をとっての買い上がりをしても、皆さん、どこかで利確をしたい訳ですので、ほとんどのケースはうまく行きません。

うまくいくのは、ある抵抗線を抜けたらとか、好調銘柄での押し目をこっそり拾うという、まあ、少し相場にたけた人がとる戦略をきちんと守らないと、この厳しい相場では勝てないということが証明されたようなものです。

後は、売られすぎのイビデンのような銘柄には、必ずと言って良いほど、一旦上げてからの戻り売りがあります。従って、朝一番の高値での一服状態の時に、とりあえず利確をしておいて、この戻り売りからの地合の弱さで更にマイナス圏に押し下げられてから、ズルズルと後退するのか、それとも本格的な買いが地合の上昇とともにあるのかを見極めて、再度買いに入るというのが正解でした。この両方の見極めに筆者は失敗し、篩い落としにあってのマイナスになってしまった訳です。

前場は今日分割の8732マネパがプラス圏に浮上しそうになってきた301Kでの指し値買いをしましたが、この指し値買いはやはり御法度でしたね。後場は少し様子見です。
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