マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
(写真をクリックすると大きくなります)

再度文化学院へ

2006-03-31 10:18:51 | 雑記
 次男は家や建物、特に古い物が好きなので、できれば文化学院校舎を見せたかったのです。長男は小さいときに連れて行って、学食でご飯を食べたりしたのに、次男はいつでも行けると思って一度も行っていなかったので、春休みに映画を観た後、お茶の水まで足をのばしました。

 その日は専科の二次試験日だったようで、誰もいないアトリエなのに、モチーフが置いてあり温もりが感じられました。
「お母さんもね〜、ここで試験を受けたんだよ」そんな会話をしていると、当時大変お世話になり、今でも交流していただいている恩師とばったり再会(笑)。
「あーびっくりした〜!(笑)」と言われ、挨拶を交わし建物好きの次男を紹介すると、「じゃ、特別にいい物見せてあげる」と貴重な場所に案内してくださいました。

 どんな場所か? 写真から察していただけるでしょうか?
学院の写真をアップしてから、OBの方との交流を楽しませていただいています。
次男が撮った写真と共に、新たにアップしました。どうぞマリンアイランドをごらんくださいませ。「その2」が新たにアップした物、「その3」が次男の写真です。

「子ぎつねヘレン」を観て

2006-03-30 08:01:06 | 映画
 私は普段、ゴールデンタイムにCMがばんばん流れる映画や、テーマソングを歌うのが人気J-POPアーティストだったりする映画より、単館で打つような大人好みの、しみじみ地味な映画を好みます。
動物や子供が出てきて、どうやら動物が死んじゃうようなベタなストーリーは、予告で泣いちゃうほど涙腺が激弱なので、観ないようにしています。
 
 ところがです。私にとって子ぎつねくらいかわいい次男が「笑って、心〜開いたら…♪」とレミオロメンの歌を始終口ずさんでいるし、「子ぎつねヘレン」の公式HPは隣で眺めているし、ずーっと「行きたいな〜」の空気を漂わせているのですよ…。
数ヶ月前に「あらしのよるに」で同じ空気を感じながら受け止められなかった痛みから、観に行ってしまいましたよ、こてこての春休みロードショー「子ぎつねヘレン」を!

 ところがですね、これが意外とと言っちゃ失礼ですが、良かったんですよ。
子供向けに作られているなと感じられる部分はありますが、大沢たかおさんがね、いいんだわ(笑:そこかい!)
「かわいくてかわいそうな子ぎつね」というわけでなく、大沢さん演じる獣医さんの矢島先生を通して、自然の厳しさや、野生動物と付き合う危うさをちゃんと伝えていることに好感を持ちました。
ウェットすぎない人間関係の描き方も、北海道の風景とピッタリ合っていて、全編通して爽やかな作品でした。

 映画を堪能した後は、世界堂、マイ・シティのトゥールズ、立ち食い寿司でランチ、ヨドバシカメラのゲーム・ホビー館、マルチメディア館めぐり、SUBARUビルショールームのいつものコース(笑)。
なんとマイ・シティのトゥールズでは「マッチカラー」が店頭で紹介され、私の本「透明水彩画で描くお菓子」も紹介販売されていました!

 そして今回はお茶の水まで足を運んで、改築されてしまう文化学院の校舎を見学。偶然恩師に会え、学生時代にさえ行けなかった場所にいかせてもらえたりして。次男も興味津々。
建物好きの彼に、この校舎を見せることができて、本当に良かったと思いました。
春休みに、充実した楽しい一日を過ごせました。

桜と風と水の音色

2006-03-29 08:03:29 | ライブ
 久々のライブです。お馴染みのタイニーカフェでもライブをされる末森樹さんと、同じくタイニーカフェで演奏されてからひと聴き惚れしてしまった「ハンマードダルシマー」という古典的な打楽器を演奏される壱零baseの天野十兵衛さんが出演されると知り、タイニーの店長と吉祥寺の曼陀羅へ聴きに行きました。
吉祥寺で簡単に食事を済まして、夜桜見物で混む人をかき分け目指すは曼陀羅。
地下に降りていってからはアコースティックな至福の時間でした。

 末森さんは、こういってはなんですが、また腕を上げたという感じ! 森や水をイメージする音色は、みずみずしく澄んだ空気と含みのある湿度を感じました。
「次の曲は…へ、ヘビメタです…」とちっともヘビメタっぽくなく紹介された「螺旋階段」など激しい曲や、大好きな「Come back Salmon]は、迫力を増したようでした。楽しい曲はいつの間にか体を揺らしちゃっているしね(笑)。
いつももっと聴きたいと思って終わっちゃうのですよ。

 そしてソロの演奏で長く聴いてみたいと思っていた十兵衛さんのハンマードダルシマーはまさに風の音。
思い浮かぶのは「風の谷のナウシカ」の風の谷。「ユパさまっ!」と駆け寄るナウシカの姿が頭の中に現れたその時。「『風のはじまる場所』という曲でした」と十兵衛さん。
このイメージの合い方は嬉しかったですね(笑)。

他にギターと布袋寅泰を思い出す声とトークが(笑)魅力的な「渋沢力也」さんと「orchestra」で、3人ひと組でした。
渋沢さんは写真撮影の許可を得損ねてしまったのでアップできないのが残念ですが、なかなかのイケメンでした(笑)。
途中で出てくることになってしまいましたが、ベースとピアノとエレキギターの「orchestra」も若い3人が演奏するのにどこか懐かしい音色で、また聴いてみたいバンドのひとつでした。

ライブはやっぱりいいですね!

末森さんは4月29日(土)の19時から、タイニーカフェでライブをされます。
お近くの方、お時間のある方、ぜひおいでください!

■タイニーカフェ詳細
営業時間:平日と日曜日 12時~22時/金・土 12時~24時
定休日:火曜日
〒182-0003 調布市若葉町1-42-2
(桐朋学園の交差点から神代高校へ向かう道の途中です)
TEL&FAX 03-3305-0400

 

自家培養自然酵母パン

2006-03-28 09:40:52 | グルメ
 とにかく粉物やパンは大好きで、結構舌も肥えていると思います。だから天然や自然酵母パンの美味しさは言うまでもないので、お金が許すときには進んで国産小麦粉と天然酵母で職人さんが作ったパンを買っています。
そんな私に「マリちゃんパン好き? 美味しいパンがあるのよ。ちょっと食べてみない?」という天使のようなささやきをくれた友人。
程なく彼女の息子から次男の手を渡って、「ちょっと食べてみない?」というにはたっぷりのパンが届けられました。
 
 こちらのパンは日野にあるパン屋さんのもので、お店の名前は「ブーランジェリー・プレジール」
自然酵母も自然酵母! 30種類の種を、300種のパンそれぞれに合うわせて使い分けているという凝りようなのです。
小麦粉や塩、お砂糖など素材も、それぞれオーナーが厳選した物ばかりです。

 で、肝心なお味はというと、それだけ凝って選んでと力入りまくりなのに、スッと体にとけ込むようなまっすぐでやさしい自然な味。「体にいい物しか使っていないからね!」というこのパンの熱烈ファンである彼女がそういうのも分かるナチュラルさでした。

 少し遠くですが、ぜひいらしてみてください。
ちなみに友人の熱烈ブログ「私のプレジール パン日記」には新作情報やコアなお話しがいっぱい! どうぞご覧になってみてください!

 写真の一番上はロデーブ。スライスしてバターを塗ってさっと焼いたものが下にあります。飽きの来ない美味しさ。ついつい食べちゃう恐ろしさ(笑)。
右にあるのが発酵菓子のクグロフ。柑橘系の香りがリッチな気分になれます。
左はオーナーのお父さん(お父さんもパン屋さん)のチョコの量が通常の2倍の、チョコ好きにはたまらないチョコロールパン。

ハイジの白パンサンド

2006-03-26 08:37:19 | 講座
 今日は自由が丘サクラボローでお菓子を描くの水彩画教室を開きます。昨日から連続の講座週末になります。
いつもモチーフはお菓子なのですが、今日はサンドイッチ。「アンデルセン」の定番サンドイッチ「ハイジの白パンサンド」です。なんだかそれだけでメルヘンですね(笑)。
麦の穂と一緒に描き、春のカフェを表現します。
描きあげた後は手製のカルトナージュのフレームに入れて飾って、淹れ立てのコーヒーとサンドイッチで作品鑑賞とおしゃべりを楽しんでいただきます。

 桜が咲き出しましたので、駅から桜並木を歩くサクラボローへの道も華やかなことでしょう。
お天気も穏やかで、どんな作品が並ぶのか楽しみです。
これは受講生の皆さんにプレゼントする、オリジナルポストカードです。同じ透明水彩で描いた青空を地に敷き、ピクニックの気分を表しました。

文化学院の思い出

2006-03-24 15:49:25 | 雑記
 JRお茶の水駅下車徒歩5分。とちのき通り沿いに「文化学院」はあります。
今は冬枯れしてしまっていますが、夏には緑色のアイビーでこの校舎が包まれます。
1921年に西村伊作は、歌人與謝野寛、晶子夫妻、画家石井柏亭氏らと新しい教育を語り合い、この年、御茶ノ水駿河台の地に開校し、1926年にこの校舎が建ちました。
80年経って、老朽化が進み、やむなく惜しまれながら改築となりました。
 ご存じの方もいるかと思いますが、私はこの学校の卒業生です。専門課程の美術科に在籍していました。
当時からずーっと付き合いのある長年の友人と撮影に行き、思い出に浸ってきました。時はバブル期というのもあると思いますが、今より時間にもお金にもゆとりがあって、おまけに心が満たされるこのアーチの中は私にとってパラダイスでした。

マリンアイランドに38枚の写真とともにルポをアップしました。
写真を並べてみると、洋館の感じや古さが、ちょっと、一時期ブームを起こした「冬ソナ」のようです。
言うまでもなく、ユジンもミニョンもいませんでしたけれど(笑)
卒業生の方、大正浪漫溢れる洋館に興味のある方、どうぞご覧くださいませ。

ピーターラビットのぉー♪

2006-03-22 14:04:20 | 雑記
 特別「ピーター・ラビット好き」というわけでもないのですが(といいつつも数冊は持っている。だって女の子だもん♪)このトートバックの中に「FUJIYAホームメードパイ」が入って498円と、近所の激安スーパー「つる○め」の店頭で売られていました。外出からの帰り道。夕方お買い物時に残り2袋…。
持ってみると案外重い。これだけお菓子が入っていればお得だし、トートバックは講座の時のバッグにベストなサイズだと思い購入しました。

 持ち始めは良かったのですが、家までの距離の間、バッグの重さにだんだん腕が辛くなる。「ただいま〜! ふへ〜、重かった〜」と荷物をおき、さてどれだけFUJIYAのお菓子が入っているのでしょう?とワクワクしてトートバックを開けたところ、出てくる出てくる直径6cmほどのこの小皿…。数えてみると12枚。裏に入っている紙を見てみるとなんと12ヶ月絵皿なのでありました!
 
 食玩ブーム以来、どちらがおまけか分からないお菓子がたくさん出回ってはいますが、ここまでどっちか分からない、そして大きく重いのもそうそう無いでしょう!
ダンナさんからは「で、いったいあなたはどれが欲しかったの?」と聞かれたくらいでした(笑)。
長男は、色々と味を評論しながらもパイをパクパク。カワイイ好きの次男は「10月はどれ〜?(彼の誕生月)」といいながら選び、「ブログに載せよっかな〜」とデジカメに納めていました。
よく、意外な物やレア物が入る「つる○め」。この日もやってくれましたよ。

桜クッキーとミニトート

2006-03-21 23:35:20 | グルメ
 春分の日に、友人と家族同士で会うことになりました。友人の娘さんは2歳。
せっかく会えるのだから何かプレゼントしたいと思うものの、男の子しか育てたことがない私は、イマイチ2歳の女の子のツボがわかりません。
いろいろ考えた挙げ句、手製のミニトートバックに絵本と小さなエプロン、そしておやつの桜クッキーを焼いて詰めました。
トートバッグはオリジナルデザイン。柄が付いた布をトートの色部と取っ手部分に使いました。

 さて何を詰めるか決めたものの、絵本をどれを選んだら良いやらなかなか決め手がない…。一緒に選び行ったダンナさんが「これがいいんじゃない?」と手にしたのは一冊のうさぎさんのフィギュアが付いた絵本「うさちゃんのいちにち」。
これが大ビンゴ! 彼女にとても気に入ってもらえました。ダンナさん曰く「ボクは女の子の気持ちが分かるのさ」。
どうりでまんまとダマされたわけですわ(笑)。
久々に眺める幼子の笑顔。お陰で幸せな気分になれました。

 もうひとつ彼女が気入ってくれた「桜クッキー」(今度は馬でなく、ホントに桜です:笑)のレシピは下記に。
桜の香りがする、今の季節にぴったりの美味しいクッキーですよ!


◎桜クッキー◎
■材料(約50個分)

卵黄・・・・・・・・・・・1個分
小麦粉・・・・・・・・・・125g
バター・・・・・・・・・・60g
砂糖・・・・・・・・・・・40g
牛乳・・・・・・・・・・・小さじ1

スイートサクラティー
・・・1パック
桜の葉塩漬け・・・・・・・1枚
粉糖・・・・・・・・・・・適量

 
■作り方
1. バットに粉糖を広げておく。桜の葉塩漬けを15分ほど水に放ち塩抜きをして、スイートサクラティー桜花と一緒にみじん切りにしておく。
2. 室温に戻して置いたバターに砂糖をすり混ぜクリーム状にする。溶いた卵黄を少しずつ混ぜ、分離しないようにクリーム状にする。クリーム状になったら、刻んだ桜の葉塩漬けとスイートサクラティー桜花を加えてよく混ぜる。
3. 小麦粉を混ぜて、牛乳を加え耳たぶくらいの硬さにまとまったところで棒状に細長く伸ばし。ラップをして冷蔵庫で30分ほど寝かせる。
4. 冷蔵庫から取り出した3を直径1.5cmほどの球型に丸め、オーブンシートを敷いた鉄板に並べ、200度のオーブンできつね色になるまで20分ほど焼く。
5. 熱いうちに1のバットに入れ、粉糖をまぶしてできあがり。  

※桜の葉塩漬けとスイートサクラティー桜花は、カルディコーヒーファームクオカ富沢商店などで売られています。両方とも冷蔵庫で保存も利く食材ですので、開花宣言の出た桜の季節ばかりでなく、桜の季節を思いながらでも、いつでも簡単に作れるクッキーです。どうぞお試しください!

AOSANのパンを描く

2006-03-19 15:58:31 | 講座
 1ヶ月ほど前になりますが、京王線仙川駅から南西へ少し歩いたところに、小さなパン屋さん「AOSAN」がオープンしました。
天然酵母と国産小麦でこだわって焼かれたパンは、どれもかむほどに味わいが深くなる美味しいパン。
特に、カンパーニュやレーズンやクルミがたくさん入ったライ麦パンは我が家お気に入りの種類です。
パニーニやタンドリーチキンが挟まれたデリパンも美味しく、これからのピクニックシーズンにピッタリです。
お店にウッドデッキがありそこでいただけるようになっているし、お店の前が公園になってるので、遠くへ行かなくてもお天気が良い日にはアウトドアブランチがしたくなるのです。

 そんな美味しいパンを、描いて食べようというワークショップを同じく仙川にあるギャラリーniwa-coyaで3月25日に(土)13時から開きます。
モチーフはAOSANのカンパーニュ。クリームチーズと苺ジャムを乗せました。
描き上げた作品は手製のフレームカードに入れてお持ち帰りいただきます。
そして、モチーフのパンと紅茶で作品を鑑賞しながらティータイムを楽しんでいただきます。


 受講料3000円。道具も何もナシで手ぶらでOKです。描きたい方、食べたい方、お近くにいらっしゃる方、どうぞいらしてください!
niwa-coyaさんでお待ちしています。
尚お申し込みはniwa-coya.comへ、メールかお電話、ファックスでお願いいたします。
 
■niwa-coya
住所:調布市若葉町1-28-28
Tel&Fax:03-5315-2848

■AOSAN
住所:調布市仙川町1-3-5
Tel:03-5313-0787
定休日:日曜日
開店時間:10時~

FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)2006に行きました!

2006-03-17 20:12:45 | グルメ
 年に1会期、毎年この時期に国際食品・飲料展 FOODEX JAPAN 2006が、幕張メッセで開催されます。
日本と世界からありとあらゆる食品が並ぶ食のプロのための祭典です。(よって残念ですが業界関係者以外は入れません)
今回は3日目の16日に行ってきました。
 
 開場の10時から閉場の夕方5時まで、日本全国、世界各国の食材を求め、足と胃の限界まで歩き回り見て試食してきました。
詳しくはマリングルメにフォトレポートをアップしました。
写真86枚の渾身のルポ(笑)ぜひご覧くださいませ!

※写真は全部で150枚ほど撮ったウチの一部です。
左上:幕張メッセ1〜3ホールの全体の眺め。開場まもなくなので人はまだまばら。午後には人で埋め尽くされました。
右上:サラミや生ハムなどです。こういう食品を扱うブースがいくつもあるのです。
左下:スタイリッシュなCMでお馴染みのiichikoのボトル。ブースも展示もスタイリッシュです。
右下:次男が好きな緑茶や抹茶のが展示。各国、地域、会社の商品に合わせた凝った演出が楽しい。