3点同時進行♪

　ファイルを発送し、絵に集中できる状態になってから飢えたように？もしくはまるで溜まっているものを出すかの様に(笑)、小さいものですが水彩画3点を同時進行で描きました。
　ま、絵の具が乾くのを待つ間別の作業をしてるってだけなんで、たいしたことじゃないんですけどね(笑)。
　3点は、講座準備のための絵だったり、途中で止まっていた絵だったり、色々…。　1点ずつ、もうひとつのブログ「Mariの講座日記」にアップしましたので、よろしかったら飛んでみてくださいませ♪
　
　は～しかし軽い疲労感はあるものの、この絵を書き終えたあとのすっきり感はナンなんだろう？　私にとって作画って、お仕事はもちろん、好きなことであるのはもちろん、それ以上の「効果」を得られているような気がします♪

　さてさて講座準備というお仕事の絵も含みましたが、3点描いて体を温めるようなウォーミングアップが出来たので、次はやや大作に取りかかりたいと思います！

新しいファイル～♪

　わ～こんなに更新してなかったんだ！(汗)って感じです。　センター試験からこっち、ほぼ息子達の完全サポートに入ろうと思い、あらゆるところに不義理を感じながらもご近所ウロウロするくらいで私的にはかなりお篭り状態でした…。
　ゆえに書いても面白くないよな～と思うちっさすぎることばかりでネタも無く(ま、普段書いていることもちーさいけどさ：汗)、ゆえに更新もし損ねてました。

　篭っている間、ご飯の支度や家事をしてるだけというわけにはいかないので、お仕事の作画以外には私の宣伝ファイルを新しく作っていました。
　たいしたことじゃないし、フリーイラストレーターにとっちゃ至極当たり前のことなのですが、私が家に居るのにお仕事以外の好きな絵を描くことに逃げず、こういう不得意なことに時間とエネルギーを割いたのはとてもエラい！と自分を褒めてあげたいことなんです(笑)。

　で、私のことですから、「自分がこうしたい」と思わないと腰が上がらないので、せっかくだから作ってみたかったファイルを作ることにしました。
　以前までA4サイズでファイルを作っていましたし、一般的にもA4が通常な様です。が、小さい物好きの私としては、もう少し小ぶりなブックレットみたいなファイルが作りたかったのです。
　もっと小さくポストカードサイズでも良いなと思ったのですが、ハガキサイズのクリアファイルって中の袋が50袋とか多すぎるファイルしかないんですよね。
　ということで、A5ファイル10ポケットというクリアファイルで作りました。

　約A4で20ポケット分の情報量をA5で10ポケット分に縮小するのが、思いの外手間取りました。
　絵をセレクトしたり新作から選んだり、見せ方を考えたり試行錯誤…。ま、なんとか濃く良いものに仕上がったのではないかなと自己満足してます。
　ま、これでお仕事をいただけたら結果が出せたということになるんですけどね…(汗)。

　実を言うともう少しいじりたいけれど、先日e-sapceの交流会で名刺交換させていただいた方々に忘れられてしまわないうちに、発送させていただこうかと思っています。
　ま、私の種蒔きですね。　寒い間に蒔いて春に花が咲くのか？一年後になるのか？　基、咲くのか？(汗)、実際のところ分かりませんが、いつお声がけをいただいても良いように、日々精進するのみです！

　ということで、やっと絵が描けます♪

秒速5センチメートルを読んで…。

　「この話こんなにいい話だったっけ？　ちょっと説明的過ぎる感じもあるけれど、なかなかいいよ…」と、次男が薦めてくれたのは、以前3人で観たア二メーション映画秒速5センチメートル」のノベライズ版。　
　映画作品が先で、後に監督が小説化した珍しいパターンかも知れませんね。
　
　映画では表現しきれていない主人公達の気持ちが克明に描かれていて、確かにやや説明的すぎる感はあっても、繊細で丁寧な描写は気持ちをしっとり温かく、そしてせつない気持ちにさせました。

　小学生という幼い頃に心を深く交わし、そして転校という大人の事情で離ればなれになってしまった少女…。　その少女が深く深く彼の心に棲んでいるため、なかなか上手に女性を愛しきれず、結果的に悲しませてしまう青年の回想的小説なのですが、その青年が高校生の頃に彼に恋い焦がれる女子高生の、また社会人になってから彼を愛する大人の女性の心理状態ももの凄く丁寧に追っているように思われます。
　叶わない片思いはどうしようもなくせつなく、そして尊い…。　片思いの女の子の思う「チャンス」も「進展」も、実はまるでそうでないという感じが、よく描けてたな～…。

　こんな小説を読み解き、いいよこれ…と薦める次男に「大人になったもんだな…」と眩しい気持ちにならざるを得ませんでした。

　主人公の青年は、小学生の頃に出会った少女と恋愛感情と一緒に魂の融合とも言える心の交流、そして一致を経験します。
　それが精神的に出来る相手なのに、距離という物理的に出来ない状態に置かれて葛藤します…。
　そこまでの経験を出来た人は幸せだけれど、その幸せを味わったのに出来なくなるのは、幸せを知っているだけに本当に辛いことだなと、この小説は思わせます。

　今後息子達がどんな恋愛をするかわからないけれど、できることならば恋愛を越えてなお一緒に時を重ねていきたいと思う、いわばソウルメイトみたいな女性と出逢えたならいいなと思います…。

　甘酸っぱさと大切なことが一冊に詰まった小説…。手元に置いておきたくなる一冊でした…。

花びらひらひら

　昨日は本当に桜の花が咲く頃くらい暖かでしたが、今日はまた冬の寒さに逆戻り…。
　けれどお仕事では、日本生命の毎月のカレンダー「家庭のいずみ」4月号のため、コーディネイトもお菓子も桜を使ったもう新学期な感じのもの(笑)。　
　写真は、かじかむ手で一枚一枚和紙で作った桜の花びらです。

　これを作ったお菓子の周りに散らすのですが、ただの和紙を桜の花びらのように活き活きとさせてくれるのは、右側に写る魔法の杖？のお陰。
　こちらの杖…「モデラー」はシャドーボックスの飯高和美先生に以前いただいたもので、ちょこっと紙の端っこを丸くした試し作業的なことはしていたもののちゃんと使ってはいない状態でした。
　ま、今回もちゃんと使ってるとは言いがたいけれど(汗)、お陰さまで私がこうなって欲しいと思う形には、和紙がなってくれました。

　花芯の付け根を透明水彩絵の具で少し緑色にして出来上がり…。これからお菓子を作って桜柄のお皿に盛り、作った花びらを周りに散らし春のティータイムらしくコーディネイトします。

　さて本当の桜の季節まで、あともうひとふんばりですね！

e-sapce交流会

　私が所属するイラストレーター会「e-sapce」の交流会が、前回に引き続き2回目も開催することが出来ました。　
　前回にもまして多くのお客様においでいただけたこと、本当に嬉しくありがたく思います。
　会員の１人である私がいうのもナンですが、これも私が日頃「愉快な仲間達」と呼んでいる、e-sapceのみなさんのお人柄ゆえだなと、今回もしみじみ思う交流会でした。

　どこからか出資される団体とかそういった物では一切無い会…。　みんな本業はイラストレーターなのに(笑)、準備の手間の掛け方、チームワークの良さ、そして当日の手際のよさには毎回脱帽です。　
　なかなか会えない、今回出席しない地方会員も、ネットを駆使して一緒に関わって作業をしてくれての開催は、本当にすごいことだなと思います。

　だいたいそれぞれが自分のクライアントをお呼びして同業者に紹介するってどんだけ太っ腹な人々なんでしょう？(笑)
　でも今の厳しいご時世だからこそ、その互助の関係が温かく、励みになり支えになり、本来一匹狼のフリーイラストレーター達が頑張れるのです。

　温かな気持ちと刺激を糧に、今日からまた頑張ります！

　あ、写真は交流会の前に愉快な仲間達の食いしん坊コンビで出陣した「北海道展＠東武デパート」で食べた六花亭のソフトクリーム。激ウマでした♪(笑)
　

冬のおやつはりんごタルト

　長男のリクエストで作りました。　同じ兄弟でも好みがたまに違い、長男はこういった煮リンゴを使ったお菓子が好きなのに、次男は「基本的に果物は煮ちゃダメ」と、特に煮たりんごはあまり好まないのですが、私の甘さ控えめタルトは「あっさりしていて良い」と食べてくれます。

　りんごは次男の好み通り少々ハチミツを加えたくらいで甘さ控えめにしたけれど、タルト台の上の煮リンゴの下に敷いた生地は、クリームチーズとシナモンクッキーのペーストを混ぜて作った焼きチーズケーキにしました。
　これでなかなかバランスのいいお菓子になりました♪

　シナモンを加えたあたたかなミルクティーと相性のいい焼き菓子達…。　オーブンでお部屋も暖まるし、在宅で勉強する時間が増えそうなので、息子達の頭と気持ちへの栄養のモトは、まだまだ作る機会がありそうです。

何を描こうかな…。

　息子達が勉強に頑張る間、母も何かと色々やってるわけですが、お仕事のためだけではなく…というか、むしろ普段はあんまりお金にならない愉しいコトでアタマは席巻されています…(汗)。

　こちらの、世界堂で見つけたミニミニキャンバスもそのひとつ…。　ひとつ150円くらいの物なのですが、ちゃんと木枠に麻布のキャンバスが張ってあるんですよ♪
ちっちゃいもの好きとしては堪らず即購入！　透明水彩画が大好きですが、油彩やアクリル画のいい作品を見ればやはり刺激されるもの…。
　ネコだとか空だとか、もしくは町並みなど？…ちょっと不透明な画材での好きなモチーフの作画を愉しみたいと思います。
　もちろんやらなくちゃいけないことが優先だけどさ、頑張ったご褒美にお絵描きします♪

　世界堂でも人気商品なんですって。　気になる方はお近くの世界堂へ！(笑)

センター試験

　センター試験2日目の朝…。　今朝も長男は元気に自転車で会場に向かいました。
　好天に恵まれたのもありがたいことですし、2駅ほど先にある自転車で行ける場所が試験会場になったのも、ありがたいことです。
　高校の友人はもちろん、近所の大学なので小中で一緒だった友人達も居たと、ちょっと嬉しそうでした(笑)。

　息子二人とも、毎朝登校時に私と玄関でハイタッチして出掛けるのが常なのですが、昨日も今朝も、長男は私の手をがっちり握って行ってきますと言いました。
　息子と握手するという機会もそうないし(笑)、まだ手をひかれて歩くという年齢でもないので(汗)、とても久々…。
　その力強さと、私のちっこくて薄っぺらな手に比べて大きく分厚いことを改めて感じ、しみじみ大きくなったなぁと思ったもんです…。
　その力強さに、彼の意志を感じられたのも、伝えてくれたのも嬉しかったです。

　どうあったって当人が頑張るしかないし、応援しか出来ない親なんて非力ですね…。
　けれど、やったことしかできないのだから、無駄にそわそわなどせず、彼が積み重ねてきた物を大いに発揮出来ることを信じ願うことが、せめてもの親の役割なんでしょうね。
　　
　私こそがリラックスして、昨日から本番のW受験シーズンを過ごしたいと思います…。

試供品に効果有り！

　昨年末、クライアントさんであるヴォーグ社での忘年パーティでいただいたのが、こちらのスキンケア商品「インナーシグナル」のスタートキットの試供品でした。
　肌が丈夫な質なので、あまり躊躇せずなんでも試供してみる方ですが(笑)、肌のトラブルより香りがキツいのが嫌で、これまで試供して気に入る物はあまりありませんでした。

　ところがこちらのインナーシグナルのどれもが特に強い香りが無く、まずそれが私的にクリア(笑)。　で、作ってるのが大塚製薬…。　大塚製薬といえば、夏場息子達がさんざんお世話になったポカリスウェットの会社じゃぁないですか！と、大きな化粧品会社よりずっと私的に親近感の湧く会社でまたポイントアップ♪(笑)。

　で、ここまで使っての結果、かなり効果大で、出来れば試供品が無くなった後でも使いたい～と思う商品です。
　高いスキンケア商品なんて使わないからよくは分からないけれど、多分高くはない方なんでしょう…が、1本数百円の某ベビーローションしか使っていない私にしてみたら、かなり勇気の要るお値段…。　だけど、息子達と違って、すでに某ベビーローションではどうにも復活しないお肌～…。

　ま、しばし考えますが、せめてローションかミルクのどちらかだけでも購入しようかな～…と、画策中です♪　スキンケア商品を探してる方、なかなかおススメですよ♪

「音楽は自由にする」を読んで…。

　読後、どの感想から書いたらいいのか決めかねて読んでから一晩経って今に至るのだけど、未だ迷いつつ書き始めている感じです。
　少なくともダラダラ書かないように極力努力はしたいのだけど…。

　「音楽は自由にする」はご存知教授こと坂本龍一氏の自叙伝です。初めての本格的自伝だそうです。
　氏の自伝なので、もちろん坂本氏に対しての興味が大いにそそられます。　そして一般的にも私は氏への知識は無かったなぁと改めて思うほど、失礼ながら本当に精力的に色々と音楽のみならず文化的、社会的なものに貢献されて来られたかを知りました。

　でも、すごいな～…凄いことやってる人ほどそうなのよねと思うのが、あまりに坂本氏がそのことの自覚が無いこと…。
　たまたま坂本氏が幼少期から高校生まで過ごされていた場所が身近な場所で、仙川で筏を浮かべていたとか、千歳中だったとか新宿高校だったなど、普段私が友人と会話する時に口にする言葉が本からバラバラ出てきたことから、思い切り親近感を持って読み始めてしまいました(笑)。
　加えて坂本氏が他の子供達や高校生と何ら変わりない者であったと微笑ましいエピソードと共に繰り返されるので、その思いはついつい増長…。実は最初の環境も受けた教育も全然違うのですけどね…(笑)。

　本当はホントに全然違うのだけど(汗)、数駅離れた駅の近くに住んでいて、初めて会った高橋幸宏氏の全ての洗練具合に愕然とする青年であったりして坂本氏が最初から大天才であったわけではないのです。
　けれど幼子の頃からひとつひとつの局面で努力しチャンスを逃さない、もしくはチャンスが潜んでいる苦難から逃げなかったから今があるのでは無いかなとも思いました。
　何がチャンスか分からない…時にはチャンスは足を踏み入れたくもない凍てつく氷の下に潜んでいる場合だってあったりしますもんね…。
　やっぱ人間何事も逃げちゃダメなんだな…など、ため息まじりに読みながら思いました。

　坂本氏の自伝ではあるのだけど、同時代のミュージシャン(それも驚くほど幅広い！)を始め文化人や、クリエイター、作家、映画人、アーティストと交流が深く広い坂本氏なので、その辺りの歴史や、またビジネスのあり方なども知ることが出来て、改めて「社会勉強」にも役立つ一冊でした。

　あとね、一緒にするのははなはだ勘違いなのは自覚の上なのだけど(汗)、坂本氏が音楽に対する想いや、人と合い対する時に用いるもの(もしくは基準？)としての「音楽」を、私にとっての「絵」に置き換えると理解しやすかったのがとても嬉しく、非力ながらこれからもこれといった終など決めずに可能な限り私なりに頑張ろう…。と勇気というか、元気をもらえました…。

　YMOのお話や他の文化人との交流、「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」などの映画音楽についても、ダラダラと感想を言いたいところですが、それはぜひこちらをお読みになってみなさん感想や感慨を抱いていただけたらと思いました。
　機会があれば、暑く、いや熱く語り合わせてください(笑)。

　本は出会い…。この本に出会わせてくれた友人に大感謝です。坂本氏やYMOの音楽ももっと聴きたくなりましたよ…。ありがと～♪