マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
(写真をクリックすると大きくなります)

星野道夫写真展 アラスカ 悠久の時を旅するを観て…。

2012-11-29 21:32:34 | 展覧会
 友人に星野道夫さんの作品の魅力を教えてもらい、いいな~…もっと観たいな~~…と思っていたところ、タイミングよくこの「星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する」にその友人が誘ってくれました♪
 お母さんである2人なので、集合も解散も早めでしたが、それでも短い時間の中写真を楽しみ、ランチとおしゃべりを堪能しました…。

 約100点のアラスカの写真は、雄大な自然を初め、迫力あるグリズリーやシロクマやムース、または人間の親子の様なくつろいだ様子のシロクマの親子、厳しい自然と共に生きるアラスカの人々の写真も多くありました。

 いずれも到底行かれないアラスカという場所の美しい自然を目にすることだけでも貴重でなのですが、中でも深く印象に残ったのは、深く苔むしたムースの角が、まるで植物の様にそこここに在る森の風景でした…。 あぁ…こうして生き物はみな森に還るんだ…そんなことを思いました。
 次に印象深かったのは、ブルー系を中心とした鮭を捕っているグリズリーの写真の、鮭から出た卵のオレンジ色の鮮やかさでしょうか…。 美味しそう~!とも思ってしまいましたが(笑)自然の持つ色鮮やかさに驚きました。

 青の中に居るベージュのシロクマの色合いとフォルムも素敵でしたし夕焼けも息を飲む美しさでしたし、素敵さを上げたらキリがありません…。
 
 FUJIFILMのビルなんで、会場近くにアスタリフトのブースがあり、CMミュージックの「Robinson Crusoe」が常に耳に入り、それもなんか写真にぴったりで心地よかったです♪

 12月5日(水)まで、東京ミッドタウンにある「FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)」で開催中です。可能な方、ぜひぜひ♪
 
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ

3人展「シロクロ」に行きました。

2012-11-28 22:22:08 | 展覧会
 残念ながら今日で終ってしまった、上條淳士さん、玉村ヘビオさん、オザワミカさんの3人による展示会「シロクロ」に行ってきました。 
 もっと早くルポを書きたかったのだけれど、入り口にかかっていた「To-y」の重要なシーンの原画を最初に観てからもう冷静で居られなくなってしまい、しばらくブログも書けなかったくらいで…。
 19歳から21歳までの私のありとあらゆるものが混ざった青春が「To-y」に詰まってるわけですから、ま、仕方ないかなと許していただくことにしました(苦笑)。

 さてそんな素晴らしい絵で観始めた「シロクロ」は、中に入れば3作家の超クールでエッジの利いた作品の競合になっていて…上條さんの最近の作品はまたヨダレが出るほどのイケメンと美女が描かれていて、ミカさんの繊細でしなやかな線は磨きがかかっているし、ヘビオさんのユーモアとデザインセンス溢れる作品を楽しみ、どれもカッコいいのだけどみんなそれぞれ違った個性と魅力を放っていました。
 なんていうかな、音楽でいうと大音響のバキバキ鳴らすベースとドカドカ響くドラムだけのライブを聴いた様な、体の芯にズシンと来る展示会でした。

 また上條さんのベタのタッチや美しいホワイト、ミカさんのやわらかなペンの線と水彩、ヘビオさんの神業の手描きフォントと、アナログの作画にぬくもりを感じてクールさに厚みを感じました…。
 アナログやっぱ最高!

 会場を去るのも後ろ髪を引かれる想い…。 多忙を極めるお三方ではありますが、ぜひとも「シロクロ2」を切望します!



ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ

書の温度

2012-11-26 20:55:55 | 展覧会
 昨年初めて伺って,そのとき絡もう今年伺うのを楽しみにしていた諸の展示会が「書展・祭ばやし」です。 今年23回目になる早稲田大学書道会のOBの方々…今年は8名…による書のグループ展です。

 懇意にしていただいている書家の小林覚さんは、商品ポスターやチラシ、映画やお芝居のタイトルと,各方面で書を提供していらっしゃいます。 
 様々な文字の雰囲気に同じ方の手と思わなかったりするのですが,キレのいい書も、野太く素朴な書にも、共通するのは書に温度を感じることです。

 今回もっとも温かく感じ、じっと書の前に佇んでいたいと思ったのは,恩師が頼んでくださったという,入るご予定の墓碑に入れる文字「想憶」です。
 「むろん先生には長生きしていただきたいけれど,仕方なく墓碑の下に収まってしまう時も温もりの中居ていただきたい…」そんな風に思われて書かれたそうですが,書からその想いがにじみ出ていると感じました…。
 何か形が描かれたり色が使われているわけではなく、二文字から温かさを感じる…素晴らしいな~…と思いました…。 そうそう、書が素晴らしいのはもちろんなのですが,絵も素敵で才能豊かな方だなと感服です…。


 
 昨年この卵形に収まった「あけましておめでとうございます」に大変惹かれ,ポストカードになったものを数枚買って帰り、この様に絵を付けさせていただき勝手にコラボさせていただいたところ、かように素敵に展示してくださっていました…感激です…。
 来年も図々しくいいですか?のお願いにも「もちろん!」と笑顔で応えてくださった小林さん…。 またまた来年のこの「書展・祭ばやし」が楽しみです(笑)。
 言うまでもなく,私の絵も展示していただけるということだけでなく,またたくさんの温かな書に触れる機会がとても楽しみです…。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ

hito 絵を描くこと 憧れの人

2012-11-15 21:06:54 | 
 友人のオザワミカさんは素敵な線とセンスをお持ちのイラストレーターなんだけれど,ま~多才な女性でね、こちらhito[ヒト]の編集長でもあります。
 Vol.001から愛読しているhitoですが,今号Voi.008で丸2年だそうです…ココでもまた時の流れの速さに愕然です…。


 で、今回008号は記念すべき001号と同じ「描くヒト」がテーマです。インタビューは懇意にしていただいている画家でイラストレーターの長野剛氏です。
 ミカさんのインタビュアーとしての素晴らしさは001号から感嘆!の想いだったのですが、そんなミカさんだからこそだとは思いますが、長野さんの絵に対してのピュアな姿勢が深く、そして臨場感溢れて書かれていて、自分にとっての絵に対する気持を改めて背筋を伸ばして考え省みるいい機会になりました…ミカさんと、お話しくださった長野さんに感謝です。
 このインタビュー、本当に素敵で,私じゃ伝えきれないので,ぜひとも読んでいただきたいです…。




 そして「製作の現場」という製作過程を見せていただけるのは、マンガ「Toy」が好きで好きでたまらなかった私にはたまらない(笑)上條淳士さんなんです!
 こちらの絵、本来鉛筆で描いた線にペン入れなのですが、そうではなくそのまま鉛筆の線を主線にされているというもの…。
 鉛筆の線ならではのニュアンスを活かすためだそうで,この美しい女性が描かれた線は、学制時代、憧れに憧れた憧れたあの線だ!と、ページを穴が空くほど魅入ってしまいました…。

 で、なにがすごいって、そんな上條さんの原画が見られる機会があるのです!
 上條さん、ミカさん、そして関西在住のむちゃくちゃセンスある素敵なイラストを描く玉村ヘビオさん(hitoの表紙イラストとエディトリアルデザインをされています)の3人展「シロクロ」が来る22日から,吉祥寺にあるギャラリー「リベストギャラリー創」で開催されます。
 そしてもひとつおまけに、24日の夜にこちら3人のトークショーもあるんです…!
 ご興味ある方,ぜひぜひ「シロクロ」のサイトにアクセスしてみてください♪

 私には絶対ない、エッジの利いたカッコいい作品を拝見出来るのが,今から楽しみでなりません…。



■「シロクロ」
漫画家 上條淳士、イラストレーター オザワミカ、 玉村ヘビオの 3人による
白と黒をテーマにしたイラストレーションエキシビション「シロクロ」

2012年 11月22日(木)~ 28日(水)
開廊時間 / 12 : 00 ~18 : 00( 最終日は17 : 00まで )

リベストギャラリー 創
〒180-0002 武蔵野市吉祥寺東町1-1-19 tel.0422-22-6615
HP : http://www.libestgallery.jp/index.html


※「シロクロ」トークイベント開催

日時: 11月24日(土) 18: 00 ~20 : 00 
出演:上條淳士 オザワミカ 玉村ヘビオ
場所:リベストギャラリー 創 
料金 : お一人様 \2,000〈ワンドリンク付〉 25名限定
トークイベント参加希望の方はこちらのサイトに飛び,メールにてお申込みください。



ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ

感動の「北斎と広重きそいあう江戸の風景」展

2012-11-13 20:12:56 | 展覧会
 80年代アイドル時代でいえば.聖子ちゃんと明菜ちゃんのユニットライブみたいな、「こりゃもう絶対点取れるでしょ」な最強のツートップみたいな、ま~浮世絵好きならこんな豪華な展覧会、見逃せませんよね…。
 ということで、相模大野での講座の前に超久々に町田国際版画美術館まで「北斎と広重きそいあう江戸の風景」展を観に行ってきました。

 この展覧会では、浮世絵の風景版画が北斎と広重によって大成するまでの道のり、である「江戸のまなざし-風景表現の発展」北斎の『冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』と広重の『東海道五拾三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)』の「風景画の大成」そして「きそいあう江戸の風景」の3部構成で、総計延べ422点の作品展示されています。
 そのどれもが見応えのあるもので、あるものは貸し出しているルーペで見て初めて分かるほどの精緻さを持ち、そしてあるものは日本人にこんな大胆さがあったのか!と思える奇抜でカッコいい構図で描かれたものがあり…。
 写真がない時代にこれを描けるって? 高いビルもないのに俯瞰図は何で描けたのか?と、一枚一枚驚愕しため息です…。

 北斎と広重以外の浮世絵師の作品もあり、浮世絵の歴史も見ることができます。
 もうね、3部構成3つ目の「きそいあう江戸の風景」なんてね、花火大会で尺玉をスターマインの体で上げてる感じ(笑)。
 だいたい、冨嶽三十六景と東海道五拾三次を一緒に観るなんて、滅多に出来ないでしょ! こんな贅沢いいの~~~!?って興奮状態のまま、あっちウロウロこっちウロウロ浮世絵を堪能しました。が、正直なところ会場から出たくない、許される限りこの場に居て、ここでご飯を食べ寝たいくらいでした…。

 は~~こんな稚拙な記事でどれだけ素晴らしさが伝わったのかはなはだ不安ではありますが、これが1000円で観れるなんてあり得ない!無理してでも行った方がいい!とおススメしたい展覧会でした。 25日までと残り僅かですが、ぜひ!   
 いや~…浮世絵を生み出した日本人の文化って、すごい!です…。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ

年賀状発売されましたもんね!「和の趣」

2012-11-04 11:36:46 | おしごと
 は~~なんだかんだあっという間に10月が終わり11月に入っちゃいましたね~…「時間よ止まれ!」な気分です…。 ま、止められないわけですから、せめて大事に過ごしたいものです…。

 さて、タイトルにある様に、郵便局でも年賀状販売が始まりました。 で、本屋さんのメインコーナーにずららら~~~っと年賀状素材集が並んでいるわけですが、今回ご紹介の技術評論社の「和の趣」は最近は数ある上品で大人向けの素材集の最初の本で、私自身も始めて丁寧に作家として取り上げていただけたありがたい一冊なのです。

 今年も4点掲載していただけました。 フラワーアレンジメントは、この本でもお友達のkana2ちゃんの協力無しには描けませんでしたありがたいことです。
 スキャンにしてこちらでデザインした画像を送るのではなく、原画をお送りするこちらのお仕事は、デザイナーさんが素敵な年賀状にしあげてくださいます。
 とても丁寧で、私が撮った写真ではお伝え出来ないかもしれませんが、印刷の色も原画に近づけていただきありがたいです。



 本屋さんでご確認いただけたら幸いです! さて私もぼちぼち自分の年賀状考えなくちゃな~…(汗)。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 美術ブログ 水彩画へにほんブログ村 グルメブログ おうちグルメへにほんブログ村 グルメブログ デパ地下・コンビニへにほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド雑貨へ