マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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分不相応の祝い膳(笑)。

2007-03-30 22:55:35 | グルメ
 「息子2人の卒業と入学祝いをしてあげるから、好きな店を選びなさい」と、私の父から電話がありました。
 家族で祝いの席というと、私の分際とは不相応にホテルオークラでのことが多いので、好きな店とはオークラ内のこと。
 「ま、今回一応君が主役ということだから、あなた決めなさい」と、長男に言うと「分かった。色々見てみて決めるね」の返事。
 で、数日後、「フレンチがいいな〜。ラ・ベル・エポックがいい」「………!」

 「ひぇ〜!あんた、そこどういう店か分かってるの?」「うん、ネットで見たらえらい美味しそうだし、こんな時くらいしか行けないかなぁって、思ってさ」
 そう、お兄ちゃんて、たまにこういうびっくりすることサクッと言うのよね。ここっていう時に、普段の謙虚で地味好きな彼とは思えない発言をするとこが「ご長男様」の所以か?
 しかし恐るべしネット社会。ネットでなきゃ、メニューさえも知るよしもなしですもんね。

 とにかく「こんな時くらいしか行けないかなぁ」は当たっているし、おそるおそる父に申し出てみると「よく言った!」といわんばかりに喜んでくれて、あっさりと決定。
 ジャケット着用などドレスコードがありますから、何着ていくか?など大騒動ではあったのですが(笑)、なんとか整え出かけてゆきました。

 しかし両親と我が家、そして弟夫婦は言ってしまえば食いしん坊集団ですし、格調高いのに緊張させないところがまたこのお店の素晴らしいところだと思います。下記のものを美味しい美味しいとしゃべりまくりながら堪能しました。

* まずは はじめの一口を(赤カブ、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモのミルフィーユ・キンカン煮鴨添えバルサミコソース)
* 本日の小さなオードブル(スズキのバラの花仕立てハーブソース添え)
* 蛤のクリームスープ カプチーノ仕立て
* 真鯛のポワレ ホワイトアスパラガスと菜の花添え
空豆が香るソース
* 和牛フィレ肉の網焼き アーティーチョークのフォンダン包み
ウドのソテーマルサラ酒風味のソース
または
骨付き仔羊ローストういきょうのブレゼと 菜の花添え ハーブを効かせたジュレ
* 苺のブランマンジェ
* シェフパティシエの本日のデザート(アマレットのムースに柑橘系の果物とライムミントソースが乗っていました。)
* コーヒーと小菓子(ヘーゼルナッツのフールセックやガナッシュチョコ、マシュマロなど)

 この他お祝いでいただいたシャンパンやワインを一緒にいただき、普段は飲めない私もお酒と一緒に食事を楽しむことができました。
 どのお料理もコクがあるのにくどくない軽い仕上がりはもう「不思議」の域。そしてどれも細やかで美しい…。
 美味しいもの作るって神経使って大変なのに、その上またこんな神経を使う盛りつけなんて…。と、本物のプロのお仕事も堪能しました。

いつも世話になっている両親ですが、この日は本当にどうお礼を言っても足りないくらい、至福のひとときをもらっちゃいました。
 感謝感謝です!

大切な命だから

2007-03-29 22:16:52 | 展覧会
 以前、お子さんを病気で亡くされた方に、その少女の肖像画を描いて差し上げたことがあります。私も親しくしていた子だったので、すごく辛かったし、描いている間も辛かったことを覚えています。
 
 ネット上で交流していただいている方が、いじめによる自殺やリンチにあって亡くなった子供を描いていると、そのパネル展示展があることを日記に書かれていたのは先週のこと。ショッキングな話であったし、過去の私の経験を思ってもきついお仕事をされているなぁと、気持ちが沈みました。
 
 哀しいことに、小学生の自殺のニュースも多い今日この頃。だからといってそれが「またか」で流してはいけないと、彼女の日記で改めて感じ、この展示を親として、いや1人の大人として逃げずに見なければいけないんじゃないか?と思い、横浜そごう9階の新都市センター市民フロアで開催されている「ジェントルハート・プロジェクト 」主催の「ジェントルハート メッセージ」展に出かけていきました。

 見る前から重い気持ちになるのは覚悟の上だったけれど、辛い思いをして亡くなった子達のやさしい最期のメッセージを読むのは本当にきつかった…。
 私が親だったら狂ってしまうかもしれない。そう思ったとき、理事の、お子さんを亡くされた小森さんが話しかけてくださいました。

 辛い思いを抱えていらっしゃるとは思えないほど穏やかな小森さんは「大丈夫?今日はちょっと一日辛いかもね」と、心配そうに私を見つめてくださいました。

 「いじめはよくない、止めましょう」そんな分かり切った言葉を並べ立てたプリントが文部省から出され、学校で息子達が渡されてきたのを読みましたが、それよりずっとこの言葉や子供達の笑顔の方が胸に突き刺さります。
 この展示は、学校の一室を使って展示もできるそうです。簡単にはいかないかもしれないけれど、できるだけ多くのいじめをしている子、死にたくなるほど悩んでいる子、辛い思いをしながら傍観している子、親や教師である大人達に見て欲しい、そう思いました。
 死んでしまうと、こんなに周りの人は何年もずっと哀しいんだよって…。

 「私にとってスゴイ人だよ」長男の卒業アルバムに彼の友達が書いてくれた言葉です。親以外で彼にそんなことを言ってくれるなんて!と、その子を抱きしめたくなるくらい(笑)嬉しかった。
 大人も子供も、お互いがお互いを大切に思える心、そしてそれを表す言葉を言い合えるようになりたいと思いました。

 4月2日まで開催しています。可能な方にはぜひご覧いただきたい展示会です。


■NPO法人 ジェントルハートプロジェクト主催
【ジェントルハート メッセージ】
開催日 2007年3月29日(木)〜4月2日(月)am10:00〜pm8:00
会場 新都市センター市民フロア(横浜そごう9F)
入場無料

裏仙川マップと猫三昧

2007-03-29 00:05:43 | 展覧会
 マリさんのお家の近くに猫を見に行くの。行く?と友人に誘ってもらい、その友人もそのお宅には初めて伺うというのに図々しく、にゃんこに会いたい一心で連れて行ってもらいました。

 その前に腹ごしらえと、オーガニック食材などに関心のある友人を連れて行きたかったniwa-coyaへご案内。
 自然酵母のパンや、素材の味を活かした程良い塩加減のオムレツやサラダ、野菜のスープなどに舌鼓をうち、おしゃべりにも花が咲く…。
 
 ちょうど、ダンナさんと息子達が、足と頭を使って集めた情報満載の「仙川通と小学生と猫しか知らない・仙川農産物直売・裏仙川マップ」が完成したので、niwa-coyaに届けることができました。仙川周辺の歴史も垣間見え、niwa-coyaやタイニーカフェの常連さんも、情報提供してくれたなかなか濃いイラストマップです。
 春の陽気に誘われお散歩する際、役に立ちますよ〜!niwa-coyaとタイニーカフェで50円で販売しています。絶賛発売中です!(笑)

 さてお腹もいっぱいになり、お約束の時間も来たので、にゃんこ達のお宅へ。本当にびっくりするくらいご近所でしたが、ドアを開けて、にゃんこ達の歓待ぶりにもびっくり!みんな私達に飛びついてくるんだわ。
 そこはメインクーンブリーダーさんのお宅で、メインクーンが20頭近くとアメリカンショートヘアとロシアンブルーがいる、猫好きにはたまらないお家でした。
 
 キャットショーで日本一になったという素晴らしいにゃんこも触りたい放題(笑)。そのにゃんこは、猫の概念が吹き飛ぶほどの、毛の柔らかさとなめらかさでした。そしてそして絶叫するのは子猫部屋! たまりませんね。

 でもね、私がこの日一番好きな場面は、仁義なき戦いのテーマ曲が流れるような、緊迫したメインクーンとアメリカンショートヘアのガンの付け合い(笑)。飼い主さんの優しくそれでいて毅然とした声で「目をそらしなさい」のひと言で、お互い和解へ(笑)。やっぱ猫はこうでなくっちゃと思ったし、20頭前後を飼われている飼い主さんの力を感じましたね。
 
 楽しい時間をくれたTさん、そして伺ったDさんありがとうございました。
 本気でメインクーンを求めていらっしゃる方は、下記のDさんブログまでどうぞ!
http://www.p-horse.com/cavallino/blog/

和洋折衷桜菓子

2007-03-28 10:09:07 | グルメ
 先日下のような日記を書いたばかりなのに、「花より団子」でやはり桜を見ると桜のお菓子が作りたくなります(笑)。 
 他者に迷惑がかからない限り?(かかってるな、たぶん:汗)思い立ったら実行したくなる私は朝食の支度と一緒にお菓子作りスタート。冷やしていただくお菓子も、余裕で3時のおやつに間に合いました。

 長芋は独特の上品な甘さがあり、それでいて癖がないので「上用饅頭」など和菓子の材料として多く使われます。
 今回は季節モノの「桜餡」を製菓材料店の「cuoca」で購入しておいたので、桜餡と長芋で作る牛乳寒を作りました。
 牛乳だけでなく、生クリームやコンデンスミルクも入るので、まろやかな味わいになり、洋菓子のようにも思えます。
 和洋折衷は、雑貨も建物もお菓子も魅力があるものですね。コクがあるのに軽い仕上がり、桜の香りと長芋のなめらかさがマッチ。息子達はもちろん、制服のリフォームに来てくれた母も喜んでくれました。
 いくつも食べられちゃう美味しいお菓子。マリンレシピこちらにレシピがありますので、よろしかったらお試しください。

 長芋を使ったお料理で、「長芋のポタージュスープ」も作りました。これも美味しい! 実は前日これを作って、あまりに長芋がクリーミーだったことで、このお菓子ができたくらいなのです。レシピはこちらなので、よろしかったらお試しくださいませ。
 
 このように長芋をふんだんに使えるのも、信州の松代で長芋を作っている義父母や義妹夫婦のお陰です。大河ドラマ「風林火山」で知名度が上がった「妻女山」の麓で作られています。千曲川沿いの肥沃な土地で作られた味の濃い長芋。
 これを当たり前のように口にできるのは幸せなこと。感謝感謝なのでした。

桜・様々…

2007-03-26 20:07:04 | 雑記
 気象庁が桜開花予想を間違えたと謝罪がありましたね。まぁ、間違えちゃうくらい気候もおかしいよ。とも思ったりもしますが、観光業界の方々は「ゴメンで済むかぁ〜っ!」と言うほど切実ですよね。
 でも、それぐらい、日本人は桜が好きで、開花が待ち遠しいわけです。かくいう私もご近所を歩いては、一番気の早い桜はどれかしら?と探して歩いています。

 例年通り、一番早く音楽で有名なT学園の校門近くの桜が咲きました。その前には寺町通りのしだれ桜が盛りを迎え、夕映えに美しい様子を見ると、「サウンド・オブ・ミュージック」の中の一曲が頭をよぎり、「そうだ京都へ行こう♪」とつぶやいていたりして…(笑)。

 そんな中見つけたのがこの切り倒された桜の樹と枝。たくさん花芽を付けているのが痛々しいし、このようにほころびかけているのが何とも切ない…。
 昨年夏、バス通りにある桜並木の一本が倒れました。幸いその時は車も人も通っていなかったので事なきを得ましたが、またもし倒れたらと思い、危険を回避するために危なそうな桜を倒れる前に切ったのでしょう。

 にしてもねぇ、「生きてるじゃん、まだこんなに!」ってちょっと哀しくなりました。待ちに待たれて「お待たせ!」といわんばかりに堂々と花開く桜や、「見事ねぇ…」とため息とともに人の足を止めるほど咲き誇る桜がある中、この桜に「同じ桜なのにね…」と話しかける私はちょっとウェット過ぎるのかな?

 大人になっても、春のざわめきの中で流れに置いて行かれそうな焦りや、不安が心をすり抜ける瞬間があります。そんな時「この歳になって何言ってんだか…」と、たいがい自嘲で終わりますが、そういう風に感じることって大事かもって最近思ったりもします。

 ちょっとセンチメンタルになった、春の夕暮れでした。

銅版画と私。

2007-03-25 09:46:24 | 展覧会
 今は水彩画を主に描いていますが、学生時代に一番多く手がけていたのは版画でした。版画も色々ありますが、主に銅版画とリトグラフでした。
 銅版画は、気温で変わる腐食液の濃度によって、腐食液につけ込む時間を変えたり、繊細な線までを気遣う「製版作業」。と、そこでのフラストレーションを一気に解き放つように、大きなプレス機を手動で回す力仕事の「刷り」作業の、大きなギャップが魅力(笑)。なんていうと、恩師に「おまえは何を学んだんだ〜…」と呆れられそうですが、要するに多種多様の技術を駆使した緻密さと大胆さ、そしてプレスされた紙や盛り上がったインクの様子など、アナログなところが古典的で魅力ある版画です。

 恩師の展覧会や母校のグループ展などにたまに足を運んでいますが、今回は友人が参加している銅版画展「銅版画の会・四角い空展」にお邪魔しました。
 彼女の作品を始め、会のみなさんの素敵な作品を見て、またびっくりするくらいの費用で制作できることを知り、版画魂は疼きました。再開したいと半ば本気で思ったのですが、長くやっていない版画を再開したところで当時のクオリティが出せるわけはないし(版画はそれほど甘くない:涙)、水彩画だってまだまだ…。想いだけで再開しても、何だか中途半端になるかも…。
 
 制作だけでなく、人々との交流の時間も持ちたいし、実際多忙な中、時間作りが上手いと言われてはいますがそれも家族の協力があってのこと。
 水彩画で描きたい題材はまだまだあるし、様々な要因を考え、もうしばらく制作の面では水彩画に励むことにしました。
 銅版画は逃げないしね。楽しみには先にとっておくことにしました。

 それにしても、やはり素敵な作品は心揺さぶるものですね。展覧会のことをお知らせくださったAさんありがとうございました。
 リクエストにお応えして?、当時の版をアップしました(笑)。大きな版は実家に保存してもらっているので、手元にあるのは、空き時間に作った小さなお遊び版。でも私には愛しい版です。

■『銅版画の会・四角い空展』
 期間:3/24(土)〜31(土) 
 時間:11:00-19:00(最終日17:00)
 場所:青木画廊 3Fルフト
 http://www2.tky.3web.ne.jp/~aokigaro/
 

ふたつの卒業式

2007-03-24 11:33:00 | 雑記
 長男次男がそれぞれ今年卒業を迎えたので、その準備や式、そして謝恩会に追われ、このところ何かと気ぜわしい毎日でした。「そうか、2人とも卒業か…」とはまだ実感できないくらい(笑)。
 それでも泣き虫な私ですから、絶対ふたりそれぞれの卒業式で泣くのは必至でした。特に下の子の卒業式はね。と思っていたのですが、案外感極まったのは長男の方の式でした。
 
 受験を越え、志望校へ行った子も、第二志望校などに決まった子も、それぞれが様々なドラマを経験し、重い扉を開けました。普段はクールな男の子もチャラチャラした女の子も涙声で、でも懸命に大きな声を出し歌う校歌や、NTTのCMでお馴染みの「旅立ちの日に」の大合唱、子供達が書いた別れの言葉は思わず涙を呼びましたね。
 合唱祭に力を入れている中学校なので、「オレンジ」という曲などは、おそらく本来の歌手達より上手に歌えたのではないかと思うくらいで、しみじみ「いい曲だな〜…」と聴き入ってしましました。

 飄々としている長男ですが、彼のブログの中で、何げない校内の風景を見たときこらえきれなくなったというようなことが書いてあり、見た目には分からなかったけれど、友人達との別れを惜しむ彼を実感し、また涙が出てきました。親バカですね(苦笑)。

 それに引き替え次男の卒業式。重ねた練習の甲斐あって、小学生達とは思えない音圧のある合唱や淀みない別れの言葉で、感動というか感心の方が先に立ってしまい、泣くのを忘れてしまったほど(笑)。
 それに卒業後も春休み中ずっと仲のいい子達とは試合や練習で戯れ、「来月」(笑)にはまた毎日同じ学校に通うわけですから、もひとつ彼らも別れを悲しむというより「卒業だぜ、オ〜、イェ〜イ!」な感じ。小学校も隣なので、「先生にもちょくちょく会えんじゃない?」な空気(笑)。
 自然、親たちも来週の打ち合わせを立ち話でしてたりして(笑)。イマイチ思ったほどの感慨深いものがなかったけれど、ま、それはそれでいいのかなと思いました。

 でもね、卒業と共に転居してしまう場合もあって、本当にもう会えなくなるかもしれない子もいました。別れの言葉の最後に「さようなら!」と言って終わったけれど、私はもう会えない友人に対しても「またね」と言ってほしかったな。
 「さようなら」は寂しい言葉…。その瞬間だけちょっと胸が詰まりました。

 さ、数週間したら、今度は入学式です(笑)。

水彩画新作

2007-03-22 11:58:36 | 水彩画
 年度末や学期末、卒業シーズンなどで、なかなか描く時間が確保出来ず、思いの外かかってしまいましたが、やっと久々の水彩画の新作が完成しました。 
 今は亡き祖父母の日常を描いた「夏の日の昼下がり」です。

 軽いレースのカーテンさえ動かない様な無風状態午後3時。「冷房をかけたら?」という母の声は届いているのでしょうか、冷えるのを避けたいのか、エアコン嫌いの祖父母は母の言うことを聞かず、いつもゆるい扇風機の風に吹かれていました。
 テレビ画面を見るともなしに「いや、しかし暑いねぇ…」「夏ですからねぇ」といったようなたわいない会話を交わし、何時間も仲良く並んでいましたね。

 実家に遊びに行くと、夏はよくこういう光景を目にしました。ダンナさんが何げないこのような情景を撮っておいてくれたので、描き起こすことができました。
 思い出だけではなかなか描けないし、こういう写真は案外撮らないものですから、ありがたいことです。

 そして、いつもたおやかな時間の中に祖父母が居ることができたのは、常に安心と愛情を祖父母に提供してきた父母がいたからなんですね。
 祖父母がいる間は当たり前すぎて、そこに気持ちを向けることさえしなかったけれど、ふり返ってみれば、私が父母の立場に立って考えてみれば、改めてその大切さに気付きます。

 息子達が、私の両親や長野の両親のこのような光景を見られるようにするのが、私の大事な役目ですね。

レモンバターケーキ

2007-03-19 22:59:22 | グルメ
 1個のボウルに次々と材料を加え混ぜていくだけのパウンドケーキやバターケーキは簡単なので、食事の支度前に少し時間があったり、寒い台所を暖めたいときなどに焼くことがあります。
 
 今回も食後タイニーカフェに行くときにちょこっと持っていこうと、夕飯の支度と並行して作りました。なので少し前に作ったのに、撮影する時間がなかなか取れず、しかもケーキはどんどん家族のお腹の中に消えてゆく…。ほぼ最後の一切れを死守し(笑)、やっと撮影できました。
 
 以前ダンナさんが作ったウィスキーレモンマーマレードは、日々ヨーグルトに混ぜたりして食べているのですが、それだけでは能がないな〜と思い、「ウィークエンドケーキ」みたいなバターケーキを作ろうと思いました。たっぷり作ってくれたお陰で、ふんだんに(小さい瓶1個分くらい)混ぜ込むことが出来ました。

 結果は大ビンゴ! バターのコクとレモンの苦味と酸味がマッチした大人の味です。バターケーキにありがちな重たさを回避するため卵白を1個分加え、旨味を加味するため粉の半量をアーモンドプードルにしました。
 本当はこの上に、どーっと杏ジャムを乗せたかったのですが、義父特製の杏ジャムは残念ながら完食してしまいました(涙)。

 マリンレシピこちらにありますので、よろしかったらお試しください♪

旅立ちの季節ですね

2007-03-19 09:49:58 | サッカー
 寒気が戻った週末でしたが、なんと私は両日ともグラウンドにいました。土曜日は午前中さくっと1時間半ほどでしたが、日曜日は試合当番のため朝の7時半集合で帰宅は午後5時半頃。強風と寒さで、応援とカップ麺を作って配るくらいの簡単な世話をしているだけでクタクタになりました。
 でも、子供達は一日中サッカー(4試合!)をしているのですよね。その体力に、とてもついていけません…(涙)。

 さて、試合当番になった日曜日はともかく、土曜日の方はこれはもう「もの好き」だからです(笑)。
 長男がサッカー部のOBや後輩と試合をするというので、久々に中学サッカーが観られる♪と、いそいそ出かけていきました。
 昨年、春夏と都大会出場を目指し、そして出場してからひとつでも多く勝つことを願い応援して来た彼ら。たかだか中学校のクラブ活動なのですが、親子で(主に親たちが?笑)盛り上がり、まるでJリーグのチームを応援するような気分で、大きなレプリカユニフォームを作って毎試合応援に行ったものです。春の大会では東京都でベスト16に、夏の大会ではベスト32なりました。
 
 小学生のサッカーばかり観ていたので、久しぶりに見る中学生のサッカーはやけに大きく大胆でスピード感に溢れて見える(笑)。一緒に見ていた次男とその友達も「でけー、上手ぇー、早ぇー」の3連発。いい刺激になったことでしょう。
 そしてまだ私より小さいちんまい彼らだって、たった3年でこんなに大きくなるかと思うと、男の子のこの年頃の成長ぶりを改めて感じますね。

 後輩達との試合も終わって、互いに言葉を交わしながら握手。後輩達との試合も、これからなかなかする機会がありませんが、ほとんどがそれぞれ別々の高校に行くので、彼らだってこのチームで戦えるのはこれが最後。
 小学校から一緒のチームだったり、対戦相手のチームであったりして、小学年生から8年間年中凌ぎを削っていた彼らですが、高校生になってからサッカーで会うのは大変なことですものね。
 中にはプロを目指し長崎の高校へ行き、1人暮らしする保育園からの(笑)幼なじみもいます。

 別れの季節はスタートの季節でもあります。フリーランス故、自分のことでは、あまり3月ならではの出会いや別れを実感する機会はありませんが、こうした光景を目にすると、頭の中に様々な卒業ソングが流れますね(笑)。
 今週は卒業式が2つ。泣いても崩れないコスメが欲しいです(笑)。