マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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「子ぎつねヘレン」を観て

2006-03-30 08:01:06 | 映画
 私は普段、ゴールデンタイムにCMがばんばん流れる映画や、テーマソングを歌うのが人気J-POPアーティストだったりする映画より、単館で打つような大人好みの、しみじみ地味な映画を好みます。
動物や子供が出てきて、どうやら動物が死んじゃうようなベタなストーリーは、予告で泣いちゃうほど涙腺が激弱なので、観ないようにしています。
 
 ところがです。私にとって子ぎつねくらいかわいい次男が「笑って、心〜開いたら…♪」とレミオロメンの歌を始終口ずさんでいるし、「子ぎつねヘレン」の公式HPは隣で眺めているし、ずーっと「行きたいな〜」の空気を漂わせているのですよ…。
数ヶ月前に「あらしのよるに」で同じ空気を感じながら受け止められなかった痛みから、観に行ってしまいましたよ、こてこての春休みロードショー「子ぎつねヘレン」を!

 ところがですね、これが意外とと言っちゃ失礼ですが、良かったんですよ。
子供向けに作られているなと感じられる部分はありますが、大沢たかおさんがね、いいんだわ(笑:そこかい!)
「かわいくてかわいそうな子ぎつね」というわけでなく、大沢さん演じる獣医さんの矢島先生を通して、自然の厳しさや、野生動物と付き合う危うさをちゃんと伝えていることに好感を持ちました。
ウェットすぎない人間関係の描き方も、北海道の風景とピッタリ合っていて、全編通して爽やかな作品でした。

 映画を堪能した後は、世界堂、マイ・シティのトゥールズ、立ち食い寿司でランチ、ヨドバシカメラのゲーム・ホビー館、マルチメディア館めぐり、SUBARUビルショールームのいつものコース(笑)。
なんとマイ・シティのトゥールズでは「マッチカラー」が店頭で紹介され、私の本「透明水彩画で描くお菓子」も紹介販売されていました!

 そして今回はお茶の水まで足を運んで、改築されてしまう文化学院の校舎を見学。偶然恩師に会え、学生時代にさえ行けなかった場所にいかせてもらえたりして。次男も興味津々。
建物好きの彼に、この校舎を見せることができて、本当に良かったと思いました。
春休みに、充実した楽しい一日を過ごせました。