マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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東武デパートへGo!

2007-02-27 17:36:17 | 水彩画
 以前、スイトピーを描くお仕事のお話しをこちらに書きました。特急ではありましたが、実にやりがいのあるお仕事で、入稿した後は惚けて、駅の側のカフェでアイスレモンティーで(暖かい日だったので)喉を潤し一休みしたくらいです。

 で、そのスイトピーはどのように使われるのかは内緒にしておいたのですが、今日、見られる場所まで行きました。
 池袋駅西口にある東武デパートの入り口に、このように飾られています。A4版ほどの絵が、この大きさになって使われるのはそうないこと。嬉しかったですね〜。
 他にも店内の商品の間などに置かれたりするポスターに使われていました。絵が途中から造花のスイトピーになっていたりして、とても春らしいポスターでした。

 あとまだ2週間ほどはこのフェアーは続くようなので、お近くにお住まいの方、池袋においでの方、ちょこっと見に行ってやってくださいませ!(笑)

祝!FC東京杯準優勝!

2007-02-25 00:09:40 | サッカー
 調布市少年サッカー連盟主催のサッカーの大会「FC東京杯お別れ大会」にて、次男が在籍する「若葉サッカークラブ」が、見事、準優勝を果たしました!

 小学校1年から追い続けているチームですが、同じ若葉サッカークラブでも、3歳違いの長男の居たチームと違い、なかなか勝てない、いや得点もなかなかだったり、そればかりかグラウンドに埋まってしまうくらい大差で負ける試合もありました。
 それでも明るい彼らに(笑)歯ぎしりした日も、とことん怒りを覚える日もありました。けれど彼らは彼らなりに日々努力し、練習し、負けても腐らない強さがあったんですね。

 徐々に、徐々にですが確実に自信を持ち強くなり、ついに6年生の2月になって、卒業まで1ヶ月未満になった今、PK戦や延長戦を交える激闘の末、やっと大きな大会で準優勝という大きなタイトルを獲得することが出来ました!
 準優勝だという、優勝ではないということへの悔し涙を流せるほど、心の成長も携えて…。

 「どんだけ待たせたんだこいつら!」どのご両親も、感動の涙の中にそう思ったことでしょう。でもね、彼らはちゃんと酷暑の日も極寒の日も早朝から起きておにぎりを握るお母さんを、雪の中でも応援に来るお父さん、お母さんを、仕事で応援に来られず、遠く離れた場所でやきもきしたお父さんやお母さんに、こうしたご褒美をくれましたよ。

 いい気分に何度もさせてくれる、優秀な子らはもちろん可愛いですが、こうして問題だらけで進んで来た子らもまた、愛おしいわけです。
 みんなありがとう、今夜はいいお酒が飲めたよ。
 そして決してあきらめず(笑)ここまでご指導くださったコーチ陣、本当にありがとうございました!
 このチームで戦えるのも、残りあと3大会です。

「華麗なるお家」に住む方と、モノクロ。

2007-02-22 13:33:29 | 水彩画
 「んじゃここはカラーじゃなくて、モノクロで描くんですか?」「はぁ、そうですね、そこは2色のページになりますから、そのようにお願いします」
 「って兄さん、そんな大事なことはもっと早く言ってくんなぃ、もうすでにちょこっとだけ描いちゃったよ。お母さん、足は遅いが仕事だけは速いんだ」なんてことは思えども口には出せず、「分かりました、ではこれからいただくものも、カラーかモノクロか、どちらか表記しておいてくださいね♪」と承って受話器を置く…。

 ということで、久々にモノクロで水彩画を描いていますが、なかなか楽しいものですね、モノクロームの世界も。
 アップしたのは10年くらい前に描いたもの。えー、実は只今「華麗なる」お家に住んでいらっしゃる方の、やはり10年ほど前のお顔です。好きだったのかな? 仕事でもないのに描いたのだから好きだったのでしょうね…。
 白状しますよ、好きでしたっ。「ロンバケ」の頃ね。でもちょっとだけね(←往生際悪)。

 まぁいずれにしても、水墨画なんてモノクローム水彩画ですし、モノクロの写真も奥深くきれいだし、今更モノクロの美しさなんて、言うまでもないことなのですが、きれいなグレーの階調などを見るとモノクロームで絵を描きたくなりますね。特に人物ね。
 で、誰を描こうかな?そこまでハマる人が今居ないなぁ〜…。あ、ラフチェック済みのファックス到着しました。さしあたってはお仕事のモノクロ絵を仕上げます!

ガトーショコラとレモンマーマレード

2007-02-21 14:04:09 | グルメ
 バレンタインデーを理由に、美味しそうなビターチョコレートを買い集めたものの、時間が経つと風味が損なわれます。
 もちろんそのまま食べても充分美味しいし、置いておけば砂時計の砂の如くサラサラと、息子達のお腹の中に消えていきます。が、せっかくなのでガトーショコラを作りました。カカオ分70パーセント以上のチョコレートのみを使っていますので、かなり大人の味に仕上がりました。

 カカオの味を堪能したかったのでガトーショコラ部分はうんとお砂糖を控えめにし、その代わり、やや甘みの強いマロンクリームを真ん中に流し焼き上げました。
 ラム酒をふんだんに使いましたのでこれだけでも美味しいのですが、ホイップクリームを添えて、先日ダンナさんが作ったウィスキー入りレモンマーマレードも添えて食べてみました。
 苦みと、ウィスキーが効いたマーマレードがこのお菓子に合うこと! 大人度がまたまして、甘めのシャンパンにも合うような美味しさです。
 お酒と一緒には出せませんが(笑)、息子達も今日のおやつは満足してくれることでしょう。

 ところで、横浜の実家では母がジャムを作りますが、長野では杏ジャムを作るのはもっぱら義父の仕事。フレッシュのよく熟れた杏を食べているような美味しい杏ジャムは、甘さも控えめなのであっという間になくなります。
 そんな義父の息子だからでしょうか?ダンナさんもとても上手にレモンマーマレードを作りました。レシピもマリンレシピ(ついに300レシピ!)のこちらにありますので、よろしかったらお試しください。
 ちなみにレモンマーマレードはハッシュ・ド・ビーフやカレーなど、洋風の煮込みの隠し味にも活躍します♪

特集ページに載りました

2007-02-20 09:00:10 | 水彩画
 年末年始、野菜を描くお仕事に追われ、こちらでも泣き言を言ったりしましたが(笑)、そのお仕事のひとつが印刷物として表れました。
 「てんとう虫」というUCカード会員向に配布される冊子の3月号。「週末.農をする」という特集ページの中で使われました。

 団塊の世代をターゲットに作られた冊子で、無料配布される冊子なのに取材もちゃんとされていて、思わず読んでしまうページが続き、ボリュームもたっぷりです。
 特集ページは定年後の過ごし方として、週末だけ無理なく農業をしませんか?というもので、「半農のすすめ」というタイトルで養老孟司さんがエッセイを書かれたり、加藤登紀子さんが実際されている農作業の様子が書かれています。
 そんな特集ページの中に使っていただけたのは大変嬉しいこと。このお仕事をしていてよかったな〜と思うことのひとつです。

 ちなみにお二方とも、頭がこちこちになってにっちもさっちもいかなくなっている現代人こそ、自然に身を置いて、考える前に体を使って働いてみては?とすすめています。
 草むしりだけで死ぬほど腰が痛くなったり、双葉から実になるまでぐんぐん大きくなっていく、育つ喜びを感じ、収穫物の美味しさを味わったら、違う自分に出会えると、そのようなことを書かれていました。

 「食べることは殺すこと。子ども達の教育も、大人達の健康もその現実の中に解決策がある」と、「鴨川自然王国」を運営され、農作業をされていた、加藤登紀子さんのご主人は主張されていたそうです。
 幸い、私達家族は、特に息子達は長野で農作業のお手伝いをするので、誰がどれだけ大変な思いをして作ったか知っている野菜を口にすることが出来ていますが、肉や魚までは日常でそこまで思わない…。改めてそのことを認識する大切さを感じました。
 収穫だけで、美味しいとこだけもらってしまっている私はあまり大きな事は言えませんが、せめていただいた野菜をちゃんと大事に食べよう!と思いました。

祖父母の肖像

2007-02-18 11:50:06 | 水彩画
 一昨年、昨年と、父方の祖父母を立て続けに亡くしました。2人とも90代と長生きをしてくれて、伏せって亡くなるまでは、本当に元気で曾孫に当たる息子達をかわいがってくれて、一緒に出かけたり、同じ料理も堪能できました。
 ですから、美味しいものを食べるとすぐに祖父母のことは話題に上りますし、楽しい思い出を残してくれた祖父母に感謝しています。

 それでも実の両親となる父や、実の両親のように介護と看病をして、最後まで看た母は寂しい気持ちだと思います。少しでも元気になる力になってくれたらと、とびきりの笑顔をした祖父母を描きました。
 写真から描き起こしたのですが、2人とも、その視線の先には私の息子達がいました。こんな温かい、愛おしさをいっぱいに含んだ瞳で見守られた息子達は幸せですし、私もまた同じ眼差しで見つめられ、育ってきたのだろうなと思います。

 絵に関しても、まだまだ精進が要る私ですが、これからこうして愛する人たちも描いて、絵も心も、力をつけていきたいなと思います。

ギフト・ショーに行って来ました!

2007-02-17 10:18:04 | 水彩画
 「ギフト・ショー」に出展されるとのことで、ガラス食器を扱う会社にお勤めの方から、ギフト・ショーの招待状をいただきました。
 「日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市」ですから、このチャンスを逃すはずがありません。しかも過去行った時の楽しさったらありませんでしたからね、この日を待って、いそいそ東京ビッグサイトまで出かけていきました。

 器、アクセサリー、おもちゃ、ラッピング、コスメ、そして大好きな雑貨がビッグサイト全館で展示され、たまに購入も出来ます。今回「全国観光物産フェア」も開催されていますから、嬉しい試食もあります(笑)。  
 本当は全てゆっくり見て回りたいのですが、時間も限られているので会場案内図を見ながらなるべく効率よく回ろうと計画。
 しかし、興味深いところではお話も伺いたいし、購入可能な蜻蛉玉売り場などではすごーく時間を使っちゃうし、試食の順番待ちとかあるし(笑)で、帰りはビッグサイトから国際展示場駅まで小走り状態でした(笑)。

 それにしてもアジアからヨーロッパ、そして日本の素敵な雑貨がたくさんあるものですね。アジアやハワイ沖縄などのブースに行けば、大好きなイルカモノの夏のアクセサリーやテーブルコーディネイトに使う雑貨を見て、気分はリゾートアイランドへ飛び、ヨーロッパなどの木のおもちゃや麻生地の可愛い雑貨を見れば手作り虫が疼くし、手に馴染む良い食器を手に取れば料理がしたくなり、そして和の職人技を見れば、やはりこれの右に出るものはナイわと唸る…。

 改めて自分の嗜好の広さというか、いや、ミーハーさ(笑)に呆れますが、各ブースで「隣にいたらいいのに」と思う友人達の顔が次々と浮かび、1人で来たもったいなさを感じました。
 とくにリカちゃん世代の私ですからね、「オーダーメイドリカちゃん」を見たときには、色んな制服をイメージしてはしゃぎたかった…。おばさんがリカちゃんを見つめ、独りでニヤニヤしてるのは不気味です(笑)。
 よろしかったら、この秋や来年のギフト・ショーにお付き合いくださいませ!

 今回の興奮は、今後の料理制作と絵画制作に大いに活かしたい。ですね(笑)。
 チケットをくださったKさん、ありがとうございました!

天使の羽

2007-02-15 11:17:38 | 水彩画
「描けるときでいいからね」。そんな従姉妹からのやさしい注文のためか、頼んでくれたのになかなか描けていなかった「天使の羽」をやっと描くことが出来ました。とはいえまだ本人に見せていないので、これで受けてくれるかどうか分からないのだけれど…(汗)。

 「白い天使の羽がいいんだ〜」というだけの注文。こちらの自由で描きたい羽を描けるからありがたいご依頼ですが、やはりせっかくだから依頼者に合うものを描きたいですよね。

 歳の離れた従姉妹。小さいときにはずいぶんかわいがってもらい、頭脳明晰なのにセンスが良くて、時代の水先案内人のようだった彼女は、私の憧れのお姉さんでした。
 それぞれの家庭を持ってからはなかな会えないけれど、会えば仲の良い従姉妹に描く天使の羽…。3人の子供のお母さんで、他にもボランティア活動など忙しく飛び回る小柄な彼女には、もしかしたらこんな大きな羽が付いているのかも知れない(笑)。そんな思いで描きました。

 今月中には持って会いに行くつもりです。捕まえられるか分からないけれどね(笑)。

絶品!桜酒饅頭

2007-02-14 09:40:15 | グルメ
 お酒好きな方の間では有名なお酒「ど」というどぶろくを、お酒好きな方からいただきました。私は飲めないのですが、お酒の味は好き。ということで、ちょこっと味見程度にいただきました。
 いや〜、やや甘めで発泡の効いたお酒の口当たりの良さ!喉に落ちた後の舌の奧に残る旨味!下戸でもたまらない味ですから、お酒好きの方には堪えられないお酒でしょうね。

 もう一口!と、私にしては多目に(といっても大さじ2杯くらい:笑)飲んでしまったのですが、フワフワといい気分になっても、頭痛がしたりなど具合が悪くならない。これも添加物がない、純米酒のお陰かと思います。

 さて、飲めないからと言ってこんなにいいお酒をダンナさんに独り占めさせるのは悔しいので、酒饅頭を作ることにしました。
 せっかくだから中の餡も凝って桜餡に。皮を作るときに、カップ1杯ものどぶろくを入れてしまいました。蒸されている間に上がる湯気は日本酒と桜の香りで、しっとりした室内は桃源郷のよう(笑)。
 蒸し上がったお饅頭も美味しいことこの上なし!当たり前ですよね、こんな贅沢なレシピは、そうないです。20個作りました。
 冷めても美味しいお饅頭にダンナさんを始め息子達にも大好評。「2〜3個くらい、ぺろっとイケちゃうよ」だそうです。
 
 酒饅頭にどぶろくをつけて食べるダンナさんはもうリミッターが外れた状態。お風呂上がりに体重計に乗れば、ドアを隔てた部屋まで聞こえる悲鳴(笑)。本当の「饅頭こわい」はこのことかも?
 マリンレシピこちらのレシピにアップしました。どぶろくがない場合は酒粕でも可能です。よろしかったらお試しください!
 
 Kさん、ありがとうございました!

小林伸幸プラチナ写真展

2007-02-12 20:17:00 | 展覧会
 以前、息子達のぺーパークラフトをスバルの広報誌「cartopia」で取材していただきました。この時彼らの作品と彼らをとてもハンサムに(笑)撮ってくださったのが写真家であられる小林伸幸氏でした。
 作品や息子達への眼差しや、話される様子がとても温かく素敵な方だったので、どのような写真を撮られる方なのだろうと思い、いただいた名刺から早速小林氏のサイトに伺いました。

 作品のページを開いてから私はもう釘付け。どの作品もこういってはナンですが、私の好みにピンポイントで突き刺さり、感性刺激されまくり(笑)。時間も忘れて魅入ってしまいました。
 その中でも、「プラチナプリント」という古典技法を使われ、なんと和紙に現像するという写真の、静けさとグレーの美しさ、そして温もりに心奪われました。

 現像は、学校で習い経験はしましたが、ツルツルの印画紙でしたし、写真はそういうものと思っていましたからね。興味津々であり、またこの美しさを目の当たりにしたいと思っていました。
 念願叶い、今日12日から3月3日までの3週間、個展「小林伸幸プラチナ写真展」を開催してくださることになりました。休みを利用して、写真が好きな次男と見に行きました。

 神保町にある、昔の佇まいが残る路地にある画廊「gallery福果」は、自然を撮られた小林さんの作品にピッタリなちょっとレトロな空間。
 静かな画廊で作品を拝見すれば、聞こえるはずもない水の音や風のざわめきが耳をかすめるように思うから不思議です。
 そしてやはりマットで紙の質感が分かる和紙から、美しい自然のグレーが浮かびあがっているのも、不思議な空気なのです。

 小林さんの日記によれば、プラチナ技法を行うこと自体、今後材料的にも困難なものになっていくようですし、このような素晴らしい作品に出会えることは貴重なことかも知れません。
 と伺っていながら、プラチナの時代に合った古来のものを撮られた作品も見てみたいし、こんな感じで人を撮ったらどのような作品になるのだろう?動物は?建造物や車は?など、欲は尽きません(笑)。

 プラチナ写真をご覧になれる貴重な機会ですし、何より作品に囲まれる心の静けさが魅力です。ご興味のある方、ぜひ神田神保町へ!