マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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坂本竜馬とコロコロしおり

2006-10-30 10:13:34 | 
 普段周りに本好きをアピールし、それだけでなくもちろん読みたい思いでいっぱいなのだけれど、私の読書時間はほとんど移動時のみ。それも移動時を100%読書に当てられるわけではないので、かなり少ない。読書の秋と言いながらさみしいことです。
そんな短い時間をかき集めながら、司馬遼太郎氏の名作「竜馬がゆく」をこの一年読み続けていました。途中違う本を差し込む私にしては、ほぼ浮気なしで読みました。
 
 そしてついに最終巻の8巻目(文庫本版)に入ってしまい、半分を越えてしまいました…。
完全竜馬派というわけでもないし、姉のような気分で読んでいたので竜馬さんに恋はしませんでしたが、波乱に満ちた竜馬さんとのお付き合いもあと93ページとなるととても寂しい…(涙)。
そんな281ページを記しているのが、長男がくれたものと併用しているこの愛用のブックマーカーです。可愛いでしょ♪

 じつはこれ、雑貨クリエイターのakoさんの手によるもの。
可愛く丸めたフェルトも、小さな金具によってサイズが変えられ、文庫本でも単行本でも使えるアイディアもakoさんから生まれたのです。
 
 知人のブログに書き込みされていた素敵な言葉からakoさんに魅力を感じ、ブログに訪れさせてもらってからのご縁なのですが、彼女のブログはクラフト感溢れていてその上センス抜群なので、私に刺激的なものがいっぱい!(笑)。
そんなakoさんがこれでもかと私を刺激するように?(笑)ネットでのセレクトショップを開かれました。



 ショップの名前は「ako-bell@smartgift」
「ハンドメイド-Handmade-」のページにはakoさんのオリジナルグッズが並び、このブックマーカーも置いてあります。
可愛いもの上品でセンスあるものを好む方、贈り物に迷われている方、ぜひ一度訪れてみてください!

銀座1から3丁目界隈散策

2006-10-28 10:30:47 | 雑記
 お仕事をいただく以上に色々お世話になっている銀座のお店「最上」さん(入り口に新たにダンナさんが作ったメニューポスターが増えました)、最上さんのご主人行きつけで、私も好きになってしまった喫茶店「ルシール」、食べ盛りキッズがいるわが家御用達の「肉のハナマサ」、講座を持つプランタン、そして来月開く個展会場「銀座ふそうギャラリー」がすべて銀座1〜3丁目の中に収まります(笑)。

 その界隈に用事があるから自然に関係する場所も増えてくると思うのですが、1丁目から8丁目まである広い銀座の中で、仕事もプライベートも1〜3丁目に集中しているとはね。
何か呼ばれている気がしたりします(笑)。

 最近銀座は高級ブランドの路面店がニョキニョキ建ち、まるでマンハッタンのようにも見えますが、これらのお店に縁も興味もない私は、特に1・2丁目辺りの、パリの下町(って行ったことないけどさ)っぽいお店と狭い路地の感じが好きなのです。
「ルシール」のような昔からのお店もあるし、新たなお店もこの界隈の雰囲気を壊さないよう控えめで、でも洒落ていてそいて温かい雰囲気に溢れているのです。
近い内に描こうと思う一角です。

 そしてここからは少し離れた「モザイク銀座阪急」1Fにある「45rpm」は、この服を着てこのあたりを歩きたいと思うお店なのです。
ただ私にはやや値段の張るお店でして…。
それでも、隅々まで行き届いたデザインの気遣いも作りも丁寧で(ショップのペーパーバッグに至るまで凝っている!)、何より全体に漂うカジュアルさと上品さのバランスが好きで、いつかは着たいな〜と思うお洋服達なのです。

 そんな希望を持ちつつ、個展に間に合わせて大きな絵が仕上がったご褒美に、写真にあるエコバッグを買いました。
B4版のファイルが楽々入る大きさ。手にも提げられるし肩にも提げられますので、今後活躍しそうです。

 来月開く個展「美味しいものとすきなもの 林 真理 水彩画展」においでくださった際、銀座1丁目界隈散策やお食事、ティータイムはいかがですか?

■最上
住所:中央区銀座1-20-11 銀座120ビル11F(地下鉄日比谷線東銀座駅A7より徒歩6分)
電話番号:03-3564-3041
定休日:日曜・祝日
営業時間:11:00〜14:00 16:00〜23:00

■ルシール
住所:東京都中央区銀座2丁目4-2
電話番号:03-3567-5274

熱々キノコ料理ができました♪

2006-10-26 09:48:15 | グルメ
 先日行った山梨の大菩薩峠への源流探索コースの間、ムキタケやチャナメツムタケなど様々なキノコが採れました。その中でもトロちゅるんとした食感で味のあるムキタケが、今回の中では私は一番好きでした。
そんなムキタケを主に使った熱々メニューを2つご紹介します♪

 上の写真は「ムキタケとポテトのグリル」
牛乳で煮たジャガイモを使うのが、コクがあるのに軽やかな味になるコツなのです。
キノコから出たスープがジャガイモと絡み合い、じんわりとした美味しさ。全粒分粉やライ麦などを使った、自然酵母パンあたりが合いそうです。
キノコは天然の物が手に入れば最高ですが、市販のエリンギやマッシュルームでも美味しくできますし、チーズもモッツァレラチーズでなくても、伸びるタイプであればお好きなものを使っていただいて大丈夫です。

 下の写真は茶碗蒸し(ページの中程にあります)。
ムキタケの他にシイタケと茶樹きのこ(ヤナギマツタケ)を入れました。キノコ類のダシが利いた美味しい一品。
これはご飯にかけていただくとスルスルといくらでも入っちゃうような美味しさでした。
茶樹きのこ(ヤナギマツタケ)は以前から気になっていた物がわが家御用達の「つるかめ」で207円(!)で売られていたのを購入。珍しい物が安価で手に入るつるかめ…。毎日の暮らしに欠かせないお店です(笑)。
これも、市販のキノコでも美味しいので、これからの温かい料理が嬉しい季節、どうぞお試しくださいませ!

 トレッキングの様子はMORI MORI KIDSにあります。
霧と紅葉のコラボが幻想的で、「脳内iPod」ではエンヤがずっとかかっていました(笑)。
ぜひご覧ください!

特注バースデーケーキ!

2006-10-25 10:07:33 | グルメ
 言葉を話し始めるようになってからずっと、息子達の誕生日には彼らが食べたいケーキを作ります。
最初は「苺がのったのがい〜!」ぐらい単純な物でしたが、年を重ねるたびに注文は事細かになり、「ここには小豆を挟んでね」や「最初にチョコレートを敷いてから」など見えない部分にまで凝るようになりました。

 以前抹茶ムースでピッチを作ってケーキにして欲しいと(作りましたよ!:笑)依頼してきた次男の今年のリクエストは、シンプルにモンブラン。
けれどタルト台ではなくスポンジにして、軽めのだけれどコクのある美味しいモンブランが食べたいというのが要望です。

 で、考えたのが卵白が多目のフワフワスポンジ。しかしもうひとつの注文である「コクを出す」ために、粉はほとんど使わずアーモンドプードルで焼いたところが工夫のひとつです。
そして主役のマロンクリームは、山梨の大マテイ山で拾い集めた山栗と小布施の和栗のブレンド。スポンジの上にたっぷりと山盛りにするホイップクリームにはラム酒を効かせ、刻んだ栗の甘煮も混ぜ込み、マロンクリームの上にも散らしました。
「どうじゃ息子よ!」みたいな渾身の一作(笑)。

 こだわった甲斐あって、次男にはもちろん家族に大好評! あっという間になくなりました。
来年はどんなケーキを注文するやら。けれど、嬉し楽しいバースデーケーキ作りです。

下の写真は残ったマロンクリームで作ったマロンムースです。
栗好きなので、他にも栗を使ったお菓子レシピがあります。
よろしかったらご覧くださいませ!

マロンミルフィーユ
マロンロールケーキ
栗饅頭
上新粉栗饅頭



旬のサンマdeパスタ!

2006-10-24 09:30:51 | グルメ
 只今サンマがとても美味しく、そして安く手に入るので、食べ盛りの息子が居るわが家では大助かり。
DHAが多く含まれたサンマは受験生に食べさせたいですしね(笑)
とはいえ、毎日サンマの塩焼きではいくら美味しくても飽きてしまうので、先日は「サンマのパスタ」にして食べました。
これもわが家の定番料理のひとつ。トマトソースにアンチョビーが利いているのがミソです。
最後にレモンをふりかけても爽やかにいただけます。

 特別な材料は要りませんし、簡単な割にちょっとリストランテ(笑)に行った気分になれるひと皿です。
サンマの季節にぜひお試しください。

 もうひとつサンマが旬なうちにオススメしたいのは、豚肉の替わりにサンマを使った「酢サンマ」です。
マリンレシピには「酢鯖」がアップしてありますが、鯖をサンマに替えて作ってみてくださいませ。
食欲の秋、ご飯がすすむ一品ですよ!

秋の山を堪能

2006-10-22 08:19:05 | 水彩画
 紅葉を楽しみに、そして今制作している絵の資料集めに「大菩薩峠」まで行きました。
家族4人で登るのは夏の信州以来です。

 大菩薩峠に行くまでの山道は紅葉が始まっていて、緑色の中にちらちら見える赤やオレンジ黄色がとて鮮やか! 全部紅葉になってしまうより途中の方が、色数も多く飽きませんね。
頂上は晴れ渡っていたのですが、途中は風の流れが分かるような霧の中。ミルク色の空間にポっと表れるハウチワカエデやメグスリノキの赤が幽幻でした。
見通しは利きませんでしたが、私はどちらかというとこういう山の方が好きですね(案外ロマンチストなのさ:笑)。

 キノコ名人達のお陰で、少ない中からもムキタケやチャナメツムタケ、クリタケ、ヒラタケなど美味しいキノコはしっかり収集。今夜また、キノコ料理がいただけそうです。

 10㎞以上の行程で、さすがに足は痛みましたが心地よい疲れを感じる午後2時30分過ぎ。この時間で帰れば一休みしてから夕飯の支度にかかれる。と思っていた矢先、ラジオから事故のため中央高速が相模湖インターから八王子インターまで封鎖、国道20号線は渋滞の情報…!
 
 直ぐさま「回り道を探せ〜っっ!!」のダンナさんの指令が飛ぶ。「地図を読めない女」の私はラジャー!と応え、開きもせず東京と神奈川の2冊の道路地図を後席に座る息子達に託す。
ひっきりなしに飛ぶ指令や質問の中から息子達はベストルートを選び出し、なんとか6時過ぎには帰宅…。ネットで調べると夜遅くなっても渋滞は続いていたようで、Good jobをこなした彼らが頼もしく思えた日でしたね。

 山登りの様子は後日MORI MORI KIDSでアップされますが、夏に私以外の3人が同じ場所を歩いた様子がこちらにありますので、よろしかったらご覧ください。

明日発売です!

2006-10-19 08:55:35 | 
 「週刊新潮は明日発売です」っていう少女の声と谷内六郎さんの絵が出てくるCM。
懐かしがったら少なくとも60年代以前生まれですね(笑)。

 なんてことを言いたいのではなく、昨年秋家族で行ったスケッチ旅行が掲載された「いきいき水彩画10」が明日発売になるのです。
昨年「寒かったーっ!スケッチin鎌倉アルプス。」でお伝えしたアレ(笑)が載った本です

 家族全員晩秋の鎌倉アルプスでスケッチしたり、紅葉の名所・獅子舞でもスケッチや撮影。
また古都鎌倉を歩きながら寺社や小町通りなどのオススメ店の紹介などもしています。
もちろん紅葉の描き方や、山歩きの楽しみ方も載っています。東京から日帰りで行ける低山の紹介ページもある盛りだくさんで楽しい特集です。
詳しくは、書店で手にとってご覧ください。できれば買ってください!(願)
日貿出版社のホームページでご注文もできます。1890円です。

 水彩画にご興味がある方、山歩きがお好きな方、鎌倉がお好きな方(グルメ情報もあります)よろしくお願いしま〜す!
 


中国か!

2006-10-18 09:51:21 | グルメ
 先日のわが家の食卓です。
一番手前にあるのは言わずと知れた「麻婆豆腐」でわが家特性の旨味と辛味が効いた定番の一品。
右上は、鶏肉とブナハリタケ、タケノコの中華炒め。味付けは横浜中華街の関帝廟通りの「愛龍號」で買い求めた中華の鶏出汁顆粒です。
その左は、やはりわが家の定番の箸休めで、キャベツのお浸しに炒めたジャコをふりかけたもの。
味付けはカラシ醤油でさっぱりと。簡単で美味しいですよ。鎮江香酢をかけても美味しくいただけます。
そして左下は、ブナハリタケの酢辣湯。鎮江香酢の酸味と旨味が食欲をそそります。
 
 天然のブナハリタケがいつも手に入るわけではないので、ブナハリダケが買ってきたマイタケに替わるくらいで至って定番のおかずなのですが、辛くて酸っぱくて香りが強くて冷静に見るとやけにディープ(笑)。
「茶色」が多いテーブルから、チャン・ツィイー主演の映画「初恋が来た道」を思い出し、「中国か!(byタカアンドトシ)」とつっこみを入れてみたたくなります。
 
 ま、食べ手にあんな美人はいないし、ロマンティックなドラマもなく、ただひたすら成長期の息子達がパクパク食べるだけですけれど。
それにしてもこの食卓ではアミノ酸豊富な鎮江香酢が多く使われたためか、一日の疲れが引き、なんだか元気になりましたよ。中国の方の元気の源は、やはり医食同源でお酢かも知れないですね。

新作パスタレシピ3種!

2006-10-17 09:46:59 | グルメ
 このところパスタづいていて、一気に3種類のパスタレシピができました。
いずれもだだ茶豆が入っているのは、銀座のお店「最上」さんから、たくさんの美味しいだだ茶豆を送っていただいたからです。

 このだだちゃ豆はホントになかなかすごい一品で、山形県庄内平野の鶴岡市で400年以上農業を営んでいらっしゃる「くろうえもん農場」の秋の旨豆「秘伝豆」なのです。
有機農法で無農薬の特別栽培。食いしん坊のわが家にぜひ!と送ってくださったのです。
ゆで汁さえ美味しいと思われるほどの、甘く香ばしい美味しさがたまらないだだ茶豆なのです。
ちなみにこの山形県鶴岡市、この冬上映される木村拓哉主演の映画「武士の一分」の舞台だとか…。
美味しいものが生まれるばかりでなく、これからちょっと注目を浴びそうな土地です(笑)。

 そしてそんなだだ茶豆に匹敵する美味しさを誇るのが、両親が横浜から運んできてくれた新鮮鮑です。
幅10センチ以上はありそうな大きな鮑を母に調理してもらい(笑)先ずはお刺身で堪能。ひとくち食べれば波の音が聞こえてくるような、力強い旨味と甘さを持った鮑でした。
 
 で、これだけの鮑なので、当然肝も新鮮。ということで「鮑の肝入りクリームパスタ」を作りました。
濃厚で旨味たっぷりで、唸る美味しさ!
しかしこれだけの素材が揃ってなので、なかなか食べられない一品なのは確かです(涙)。
でもサザエや牡蠣でも美味しく作れますから、お試しを。もちろん鮑が手に入られましたらぜひ!

 そしてシンプルな味付けでだだ茶豆を活かした「だだ茶豆と海老のパスタ」も家族に大好評。
こちらはさっぱりだけれど、だだ茶豆の甘さとブランデー風味のエビがよく合ってね〜、美味しいパスタになりました。

 最後にご紹介するのはわが家の超定番パスタ「明太子クリームパスタ」にだだ茶豆を加えた「だだ茶豆の明太子クリームパスタ」
明太子パスタは和風醤油仕立てだったりクリーム仕立てだったり、お店やご家庭でそれぞれ様々なものがあると思いますがわが家のは行きつけのお店「タイニーカフェ」の人気メニュー「明太クリームパスタ」にヒントを得たもの(なのよ、せっきー!:笑)それに味と色合いの合うだだ茶豆を加えました。
もちろんこちらも完食。
こうしてすくすくと大きくなっていく息子達とダンナさん?なのでした。

Workshop in TINY CAFE

2006-10-15 09:31:15 | 水彩画
 お馴染みのタイニーカフェには多種多様な職業を持つ人が集まります。
ミュージシャンやピアニストなど音楽関係者やライター、編集者、イラストレーター、画家、映像作家などなど。
足裏マッサージのリフレクソロジーをされる方もいて、来店ついでに教えてもらったりして。
なので、ライブだけでなく英会話クラスもあったりワークショップも開きます。

 今回は陶器に絵付けをするインストラクターをされている方に、ポーセラアーツのワークショップを開いていただきました。
絵付けを教えていただき、焼いて送ってくださるのにほぼ材料費だけという「超お友達価格」です。

 実は今回で2回目。1回目に参加されなかった方や、1回目の楽しさにハマった私や店長のリクエストに応えていただいた次第です。
1回目はカラーシートを切り張りする方法で制作したのですが(作品はコチラ)、今回は絵の具で描く方法に挑戦してみました。
南フランスの陶器風などもイメージしたのですが、せっかくなので得意の水彩画風にしました。
実際空に浮かんでいたイルカの形をした雲が浮かんでいた空を思い起こし、空とも海ともつかない空間に、ゆったりイルカが泳ぐというイメージです。

 ふわんとした色と形に金の締め。のギャップがお気に入り。これはタイニーカフェの名物のひとつ、チャイ専用のマグカップにするつもりです。
早速お店で、写真のように美味しいチャイを淹れてもらいました。

 今回は次男も参加。彼のノビノビとして、そして親が言うのもナンですが、センスある作品に少し嫉妬…(笑)。
彼の作品はコチラにあります。
見に行ってやってください(笑)。
 
 こんな心豊かな暮らしができるのも、場所を提供してくれる店長とワークショップを開いてくださる「アカネ先生」のお陰です。
焼き上げられた作品を素敵な入れ物に梱包してくださったお心遣いも嬉しい…。
本当にありがとうございました!