すごい作家が居るもんだ！「動」と「静」の画廊巡り♪

　画廊廻る日記→美味しいものいただいて工作する日記→文化祭に入り浸る日記→画廊廻る日記……じゃ、ちっともお仕事してないみたいだなと、自分のブログを見て苦笑…。
　いやいや「Mariの講座日記」にあるようにお仕事してますし、イラストレーターはリアルタイムにお仕事の内容を発表出来ないことばかりなんですよぉ…。　って、ま、読んでくださってる方にはどうでもいいことですね(笑)。
　
　ということで、昨日もいつものギャラリーツアーコンビでギャラリーを2軒ハシゴしました。
　1軒目は代官山。一緒に行ったかとうくみちゃんのお友達でご推奨の作家「山下良平」さんの個展です。　教えてもらってから山下さんのサイトに行って以来、私も観覧する時を楽しみにしていました。
　この機会を逃さなくてよかった…！と心からしみじみ思う素晴らしい作家さん…。　スピード感溢れる厚めに塗った油彩は、私の中に何一つ無い才能とセンスで、羨ましいというより観ていて快感でした。
　雑誌ターザンなどでご活躍の山下さんの個展は代官山にある「GALLERY SPEAK」にて。明日までとなってしまいますが、ご都合の付く方ぜひぜひ！

　そしてもう一軒は水彩画仲間の菊池和広さんの個展を拝見しに銀座へ…。
美しい透明水彩画が並ぶ菊地さんの個展はまさに「静」…。　野山や川のせせらぎなどが描かれた絵から聴こえて来るのは、風が通って刷れる草や葉の音と鳥の声だけ…そんな光溢れる作品達です。
　私達の到着を待っていてくださった水彩画仲間の小林啓子さんと合流し、菊地さんの作品の経緯や菊地さん独特のタッチの秘密を伺い、紙の地を活かす白の輝きの素晴らしさを語り合う、なごやかで有意義で素敵なひとときでした…。
　菊地さんの個展は銀座の「ギャラリー向日葵」にて30日(日)までです。　観ているだけで気持が穏やかに透明になっていくようです。　こちらもご都合の付く方ぜひぜひ！

　さて、ではではお仕事いたします(笑)。

一緒に青春？高校最後の文化祭

　この連休は、次男が通う高校の文化祭に入り浸り(笑)、一緒に青春を味わうが如く堪能してきました…。　大学祭がありますが、高校生の大きなイベントに親として行けるのはこれが最後ですからね…。

　友人と連れ立って、全国大会に出場したフィルハーモニーを聴き、同じく全国大会出場の百人一首を観、有志や演劇部によるヒップホップダンス、映像、展示物を見、茶道部の点てたお茶をいただきと、自分が高校生のときの文化祭より楽しんだかもしれないです(笑)。
　
　しかしながら一番の目的は、次男達が手掛けた演劇を観ること…。3年生は全クラス演劇なのですが、各クラス趣向を凝らし練習を重ね、夏休み前から準備するわけです。
　次男は台本と演出なので一番長く携わっていたといってもいいくらい…。それを傍で垣間みていましたから、リハを含め3回分の公演を全てたっぷり観たことを笑われようと構わずです(笑)。
　
　演目はみなさんご存知の、マイケル・J・フォックス主演のバック・トゥ・ザ・フユーチャー…。
　あの長くぎゅっと内容の詰まった素晴らしい映画作品を、1時間ほどの演劇に仕上げた高校生達は本当に凄い！と思いました。
　限られた台詞の中に現代と1982年当時の若者風俗の違いを盛り込み、笑いも盛り込み、その長台詞を覚え、素人ながら演劇部員であるクラスメイト指導のもと演技をつけて披露する…。
　タイムスリップのSF的表現はどうするのだろう？と思っていましたが、大道具さんの工夫と活躍もアリ、楽しい作品になっていました。
　宣伝の看板やポスターもアナログ感溢れて素敵です♪　揃いのポロシャツのデザインも決まっていて、若者達の芸の幅というか、実力を感じました。
　頑張った甲斐があって、お陰さまで5階の会場から1階までの行列が作られる大盛況でした。

　長期に渡ってコレだけ頑張りましたから、さすがに昨夜打ち上げから帰宅した次男は、気が抜けて疲れも出たか疲労困憊…。　今朝もヘロヘロになりながら片付けに登校しました。

　そんな次男を見て思い出すのは28年ほど前の私…いや私達…(笑)。　お陰さまで、おじさんおばさんになった今でも友情は続き、会えば当時のままです。
　次男がその長く続く友情のベースを作ったなと思える横顔を見られたのは、親として最高の贈り物をもらえたと思います。　自分たちの文化祭くらい、いい文化祭でした…。

本場冷や汁と、現代表装

　現在一緒にお仕事を進めている方に、奥様もクリエイターだと伺い、「まったく縫わないで作るブックカバーの本とか出してるんですよ」のお話しに、「ん？それ、私知ってる…そんな内容の本、図書館で借りたぞ…」と思っていたら、まさに私が借りて名刺入れを作った、著者で現代表装家の「えかたけい」さんでした…！　世間、狭過ぎる…というか、素晴らしいご縁に感激…！

　で、「かみさん、マリさんに会いたいって言ってるし、おもしろいもん色々あるからウチに来ませんか！」という気さくなお誘いをいただき、「せっかくだからお友達もどうぞ♪」とのことなので、伺うお家の近くに、ちょうどお誘いしたい手芸作家のkana2ちゃんがお住まいなのでお誘いしました。　で、ソッコーでお返事いただき、二人揃って伺ったのでした♪

　クリエイター同士の尽きない楽しいおしゃべり、えかたさんお手作りの本場宮崎の冷や汁他美味しいお料理を振る舞われ、そして現代表装の技術を活かして作るブックカバーのワークショップをしていただき…なんだかもうてんこ盛りに温かで楽しいおもてなしをしていただけたのでした…。　kana2ちゃんと並んでお揃いのブックカバー作り…すごく楽しかったです♪
　数々の素晴らしい現代表装作品を見せていただき、ご本と作品をお土産にいただいてしまい、も～…夢のひととき…。　ちょっと季節は違うけれど。いただいたポストカード額がこのお気に入りの雪の絵を引き立ててくれるんじゃないかな～…と思い入れてみました。　

　ちょっとだけかじって、そして素晴らしい作品を見せていただいた現代表装…。　絵もいいけれど、やはり書を飾るために自分で作ってみたくなりましたね～…って私の字は酷いもんだし(汗)そこから学ぼうという勤勉さは無いので(汗)、さしあたって書家の伯父がくれた色紙を飾る表装を、えかたさんの本を頼りに作ってみようかしらんと思ってしまいました。
　素敵なものに触れるといっぱい刺激されますね！　

　心こもった温かいおもてなし、本当にありがとうございました！

バーニー・フュークスとサヴィニャックとTIS

　スタイリングと撮影という大きなお仕事を終え、多摩市の2回目の「とってもお菓子な水彩画講座」を終え、ちょっとプライヴェートを充実させている昨日今日です。
　今日は気心が知れた絵描き仲間達とギャラリー巡り…。文化村ギャラリーで開催中の「バーニー・フュークス絵画展」と「レイモン・サヴィニャック展」、そして懇意にさせていただいている、影山徹さんが所属されているTIS(TOKYO ILLUSTRATORS SOCIETY)の展示会「絵に描いた座右の銘』展を観に行きました。

　バーニー・フュークスの作品をたっぷり鑑賞するのはこれで何度目になるでしょう…同じく懇意にさせていただいている画家でイラストレーターの長野剛さんにその魅力を教えていただいて何度か目にしていますが、同じ作品の前でもまた新たな気持でその作品の素晴らしさに浸れる…すごい作家だと思います。
　溢れる光を油彩の画面から感じる体験をどうか一度！なんて思ってしまうほどです…。

　バーニー・フュークスの作品に感動しながら会場から出てみれば、となりのギャラリーでまたセンスいっぱいの、カラフルでかわいいポスターがたくさん並んでいるではないですか！
　一緒に行った仲間達みんな大好物な世界観(笑)。　開催していたのはフランスのアーティスト「レイモン・サヴィニャック展」。　
　フランスの方ですが、森永チョコレートやサントリー、としまえん等のポスターを制作しているという、日本に馴染みのあるアーティストで、その名前は知らなくても絵はきっと見てわかるという作品がたくさん並べられていました。
　
　たっぷりとその魅力に触れ、そしてサヴィニャックコレクター(！)の山下純弘氏に色々とっておきのお話しを伺えるという機会に恵まれました。
　それぞれお小遣いの許す限りの中で(笑)雑貨を買い、会場を後にしました…。
　いや～…あのワンコのポスターは欲しいね～♪

　で、銀座に出てお気に入りの「麺菜家 北斗」にて腹ごしらえをした後向かったのは、TIS「絵に描いた座右の銘」展。　全作品同じ正方形のサイズで、各人の「座右の銘」とそれを表した絵という、とても興味深く楽しい展示会でした。
　影山さんのウルトラミニサイズの仙人は、至極気持良さそうに風に吹かれていて、見ている私達も風を浴びている様でしたね…。

　「バーニー・フュークス絵画展」と「レイモン・サヴィニャック展」は9月12日水曜日まで、「絵に描いた座右の銘」展は9月14日金曜日までとなっております。
　3展覧会、全ておススメ♪　ぜひぜひお近くにお立ち寄りの際は、ご堪能くださいませ！

撮影＠ニワコヤ

　ごくたまにいただくフードコーディネイト、もしくはスタイリング？のお仕事ですが、先週の森のテラスでの撮影の第二弾で、昨日はおなじみのniwa-coyaさんにて行われました。
　9時集合から始まって、昨日はお料理に加えモデルさんの撮影も入り…あ、もちろん、こちらはファッションコーディネイターの方担当で、私はただモデルの素敵な若いお二方に目福をいただいてただけですが♪ともかく、時間いっぱいスペースいっぱいniwa-coyaさんを使わせていただき、大変お世話になりました。

　撮影場所に合わせて前回より洋風なお料理が多かった今回。　私が苦心して(笑)並べたお野菜やサンドイッチなどなどが、仙波先生によりまたまた素敵に撮られて行くの拝見するは本当に幸せ…。　ありがたいお仕事をさせていただきました。

　森のテラスでの写真もサムネールでずらりと見せていただきましたが、もうそれだけでもすごく素敵な本になりそうでワクワクします！
　どんな本なのかのお披露目は少し先になりますが、コレが実はアレでした(笑)と、ご報告しますね。

　充実の2日…いい勉強にもなった2日でした。そして、人々が和む食の場の提案…やっぱり好きなんだな～って実感しました。　何かまたコーディネイトやスタイリングにお役に立てる時があることを願いつつ、センス磨きや何が心地いいかの探求をしていきたいと思います…。