スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

ほっこり

2020年05月27日 | Weblog
  年配の方なら杉原千畝さんのことは一度や二度は聞いたことがある。
 「第二次世界大戦中、リトアニア領事館に赴任していた杉原は、ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。外務省からの訓令に反して大量のビザ(通過査証)を発給し、避難民を救ったことで知られる。その避難民の多くがユダヤ人系であった。」


  数日前、地元紙にこのことと同じ様な記事があった。大概の日本人は、新型コロナの感染拡大は中国・武漢から広がったと、十把一絡げで中国を中国人をよく思っていない。
 ところが感染拡大で封鎖された武漢市から、チャーター機で邦人を退避させた際、朱敦尭さんと言う方が市幹部に直接交渉して多くの邦人等を空港に送り届けていた。


 感染が猛威を振るい、誰もが恐れる緊張時の最中、一民間人の朱さんは通行証の問題、バスや運転手の確保、広大(北海道の2.2倍の面積)な地区に散らばる邦人、等の困難を克服し最終の5便まで828人を空港に送り届けたとある。
 北京の日本大使館の関係者は朱さんの協力がなければ、希望者全員の帰国は実現しなかった。とコメントしている。


 朱さんは日本政府の奨学金制度で東大大学院に留学後、武漢で自動車関連の会社を起業したようで、日本との繋がりは深く、恩返しと言っている。
更に朱さんは、自分のことよりも「新型ウイルスに感染するリスクを冒し、任務を果たしたのは運転手」だと讃える。

 こんな方も居るんだと、中国人の見方が変わる・・・、然し日本のTVでの報道は如何に?
                     =おわり=