スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

海の日に想う

2016年07月18日 | Weblog
今日は国民の祝日で「海の日」、平成8年(1996) に制定されたもので20年になる。当初は7月20日だった、当時はこの日には必ず海に出かけたものである。
当時、千葉芳久(平成26年逝去)と言う陸前高田広田町出身の親友が居て、お互い若くして会社を起業した同年輩の仲間であった、潮風が似合うスケールの大きな奴で、海のことは彼から教わった。


台風が北上している海の日に、大船渡ー釜石間のヨットレースに参加したことがある。
我々は外洋には無謀と言われた15フィートと記憶しているが、小さなレジャーボートでヨットを伴走する役目であった、行きは快適だったが帰路に台風が徐々に近づいて波が荒くなって来たが、彼は仕掛けたトローリングを止めようともせず一心不乱であった。こういう時は大物が掛かるもので、自分にボートの操縦を任せて楽しんでいたが、こっちは船舶の免状はあるが平常心では居られず生きた心地がしなかった、正に船乗りの気持ちが分かったような気がした。


その彼も故郷の復興を見ず、急ぎ足で64歳の生涯を閉じてしまった。
今も告別式で弔辞を述べなかったことを悔いている自分がある。
海の日には彼を偲ぶことにしている、どっかの海で魚になって 生きていることだろう!
=おわり=