スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

夢を語りあう時もあった

2009年04月13日 | Weblog
大切な友人の一人がまた一つ消えてしまった...

数年前に癌に冒され闘病生活を余儀なくされていたが、力尽きたということなのか早過ぎる旅立ちである。

45年前の春、東京の製鋼会社に就職した際、隣県秋田出身ということもあって特に親しくなり、我が人生において忘れられない友となっていた。
彼は技術畑、私は事務畑の違いはあったが、妙に気の合う仲だった。


上野駅13番ホーム

当時は高度成長期の入口であり、工場は3交代のフル生産体制。日本の重厚長大産業は今では考えられない好況で活気溢れていた。

東京に身寄りの無い我々は四六時中一緒で、夢や悩みを語りあっていた。
世間知らずの田舎者でもあったから、一国一城の主になることばかり語っていたような気がする。

間もなく自分は都落ちするが、彼は10年ばかり奉公してから転職した。
それからは点での付き合いになるが、彼がいたから今の自分があるような気がしてならない。
私にとっては忘れることができない一等星であった。

今一度桜の花の下で酒を酌み交わしながら、義っさんの大好きだった「あ~上野駅」でもしんみり聞きたかったなぁー!

・・・・どこかに故郷の便りを乗せて、入る列車の懐かしさ、上野はおいらの心の駅だ・・・・・・・・・

<銭明日二世こと菅村経悦>
環境づくりで地域社会にお役立ち「マリングループ」ホームページ