白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

憎らしい酸素ボンベ

2019-01-22 10:58:40 | 病気の話

私は酸素ボンベの酸素を年中吸い付けていないと
「あんたはおわり」と宣告されてもおかしくないくらい呼吸器系が弱っている。
昨年までの「明日はゴルフかそれとも旅行にしようか」といった
遊び三昧に過ごし日々が懐かしい。

今や部屋の中では酸素発生機が作る人工酸素をチューブで鼻に運び
空気の酸素の不足分を補っている。
チューブの長さが私の行動範囲だから私が動くとチューブも足元にまとわりついて煩わしい。

就寝中は更に憂鬱である。寝返りをうってチューブを押さえたりすると、
酸素発生機が突然「チューブが折れているよ」警告音を出す。
それは大音量といって良く私は何時も飛び起きている。
私の寝相が悪いせいだろう、再三チューブを身体の下にして同じ失敗をする。
私は一度目が覚めるともう朝を待つしかない。

ここだけの話、人工酸素を吸うことを止めたからといって即死というわけではない。
私はこっそり鼻からチューブを外して、自分の力で空気を吸う。
呼吸は多少息苦しくはなるが長椅子に寝そべり安静にしていれば命に別状は
ない。束の間の解放感を味わうのだ。

しかし、娘やヘルパーさんなど、
私の介護に尽力して呉れる人の前ではチューブを外してはいけない・・・
筈が時々外れている処を見つかり、叱られもする。

酸素は無味無臭だしチューブは軽いから言われるまで自分では気が付きにくいのである。



おわり


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