NHK職員のベラボーな給料にはあらためて驚かされた。昨年度の決算ベースで平均給与が1185万円もある。軽くサラリーマンの平均給与(409万円)の2倍以上だ。昨年3月の国会審議で「公務員や民間企業と比べて高すぎる」と批判されたため、今後5年間で約10%下げるという。
国家公務員に続き、これから地方公務員も給与が削られる。“みなさまの受信料”で運営されるNHKだって国民の税金で生活する公務員と似たような立場だ。NHKは「自分たちも身を削る」と言うつもりだろう。だが、騙(だま)されちゃいけない。彼らの年収ベースは本当はもっともっと高いのだ。
「昨年度のNHKの収支予算を見ると、『給与』として約1255億円が計上されています。この数字を全職員1万人強で割ると、平均給与が1185万円になります。ところが『給与』とは別に、『退職手当・厚生費』という支出があり、約615億円が計上されている。ここから退職金のほかに諸手当、残業代、福利厚生費などが支払われます。つまり、NHKには『本給』のほかに、もうひとつ財布があるようなもの。2つを合算した金額がNHK職員の本当の年収といえます」(元NHK職員でジャーナリストの立花孝志氏)
<豪華社宅に保養所、諸手当…>
そもそも、退職手当と福利厚生費をゴッチャにしていることが不可解なのだが、615億円の半分を厚生費として、全職員1万人で割ると308万円は裏給料。本給に合算すると年収1500万円になる計算だ。
この“裏給料”で手当てされる福利厚生の代表格が豪華社宅だ。例えば、地下鉄広尾駅から徒歩10分の社宅「羽沢寮」は広さが約60~70平方メートル。条件によっては、月額3万円程度の家賃で住めるという。周辺の相場は、同じ条件で30万円というから、超破格だ。同じような社宅が渋谷、明治公園、目白など一等地の住宅街に点在している。
立派な保養所も多い。JR京都駅からタクシーで15分の「洛風荘」は素泊まりで約3000円。近隣のホテルは1泊1万円以上というから、やはり格安だ。こんな保養所が日光、箱根、熱海などにワンサカあるという。
NHKは人件費削減と並行して、福利厚生を減らして受信料を下げる努力をすべきじゃないか。日刊ゲンダイ本紙が「保養所と社宅を廃止する予定はないか?」とただしたところ、「労使交渉に関わることで、お答えできません」(広報局)と木で鼻をくくった回答が返ってきた。受信料を払うのがアホらしくなってくる。
アベノミクスによる経済効果と消費増税を目前に、不動産市場が再び盛り上がってきている。しかし、一方で30~40代の間で住宅ローンが払えなくなる人が増えている。
「現況報告をすると、担当は『溜まっている分を清算すればリスタートできる』と言ってくれた。ところがここで母が再入院することに。結局、債権はサービサーに移行し、任意売却か競売か一括返済の選択に迫られたんです」
「5月には開札となるので、今は任意売却業者の助言で縁故売却を進めるべく、親族などをリストアップしています。介護費用もダメージでしたが、借りたときからそもそも支払いはきつかった。不動産業者に『あなたの給料も今後上がるでしょ』って言われて、僕も実際上がると思ってた……」(SHUKAN SPA) |
18年ぶり国会再デビュー (GENDAI)
「独演会にならなければいいが」――同僚議員の懸念が当たった。日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)が12日、衆院予算委員会に登場。「浦島太郎のように18年ぶりに戻ってきた暴走老人です」と切り出すと、質問もそこそこに都知事時代のグチや負け惜しみを連発。1時間40分もの持ち時間をムダに使って長ったらしい講釈を続けた。
安倍首相に憲法改正や防衛問題で自らの主張をぶつけたが、「天皇は日本国の象徴だが、『象徴』の具体的な意味は?」「尖閣問題で国民は冷静な対応を政府に求めているが、『冷静』ってどういうことですか?」と、やたら抽象的な“難問”ばかり。これには安倍も苦笑いだった。
「横田基地の軍民共有化をめぐり、立体模型を勝手に答弁者の演台に置いたのには参りました。NHK中継が入っていたのに、質問席のマイクを通さず説明を始めたうえ、せっかくの模型も石原さんの背中に隠れてカメラに映らない。その点をやじられると、カメラに向かって“おまえが近づいてこい”のジェスチャー。困った人です」(維新関係者)
結局、持ち時間の大半を「尖閣は東京が買い取っていたらよかった」「横田返還は外務省に邪魔された」などと都知事時代のボヤキ節に費やし、残りは白洲次郎、村松剛、開高健、エジプトのナセル大統領、インドネシアのスカルノ大統領、ホーキング博士と「わが人生の時の時」の華麗なる交遊録を披露しただけ。ほとんど質問になっていなかったし、質問する気もないのだろう。野党党首でありながら、最後まで安倍政権を追及する場面はゼロ。1時間40分の質疑時間のほとんどを慎太郎がひとりでしゃべり、安倍首相の答弁は5分足らずだった。
質疑後も記者団に「質問を通じて国民に問題を認識してもらえればいい」「何か文句あるか!」「もう少し歴史勉強しろよ、君ら」とエラソーだったが、自慢話やクダを巻きたければ、自分の家で息子相手にすればいい。維新だって暴走老人を質疑に立たせるだけ、貴重な持ち時間のムダである。
長時間の国会質疑はやはり酷だったか。先週から国会論戦が本格的にスタートした途端、安倍首相の体調を不安視する声が大きくなっている。
12日の予算委員会。質疑の途中で突然、安倍が席を立って委員会室から出ていってしまったのだ。
「あれ? 総理がおられないんですが……」
定数削減と行革について質問中だった民主党の後藤祐一議員はすっとんきょうな声を上げ、困惑顔でこう続けた。
「ここで総理に聞こうと思っていたのですが、トイレに行かれているようですので……。(代わりに)行革大臣におうかがいします」
あと3分も待てば、後藤の質問は終わったのに、それすら待てないほど安倍はトイレに行きたかったのか。
先週金曜日の予算委でも、みんなの党の江田憲司幹事長が質問している最中に、トイレに行くため退席し、10分近く委員会室に戻ってこなかった。
「普通は休憩時間に行くものだし、他の大臣への質問が続くタイミングならまだしも、自分の答弁中にわざわざトイレ中座しようとは思いません。よほど我慢できなかったのでしょう。総理の重責がストレスになって、早くも持病が再発したのではないかと心配しています」(自民党関係者)
安倍の持病である「潰瘍性大腸炎」は、腹痛や激しい下痢を引き起こす難病だ。服薬で症状を抑えられるが、ストレスで悪化し、再発を繰り返すことが多いという。
6年前の安倍は、トイレにこもる時間が長くなり過ぎて職務に支障が生じ、首相を辞任した。新薬のおかげで病気を抑えることに成功したと猛アピールして首相に返り咲いたものの、2回連続で予算委をトイレ中座とは……。政権ブン投げの前兆とみられても仕方ない。周囲が心配するのも当然だ。
「安倍首相はすばらしいが自民候補はダメ」
10日に行われた大阪の柏原市長選と府議補選(柏原選挙区・欠員1)で大阪維新の会の候補者が連勝した。マスコミ各社は「やはり地元・大阪では維新に勢い」と報じていたが、内実はお寒い限りだ。
補選は維新・中谷恭典候補(59)と自民・山下亜緯子候補(32)の一騎打ち。維新の牙城の大阪とはいえ、安倍政権の高支持率をバックに自民党が議席獲得にあと一歩まで迫った。
結果は維新が1万3920票、自民が1万1562票。維新は2400票弱の僅差での辛勝だったのだ。
選挙戦では、危機感を覚えた橋下大阪市長が何度も応援に入ったのだが、国政と地方を使い分ける矛盾した演説に、地元で疑問の声が上がったという。
「演説で橋下市長は、『安倍さんはすばらしい。しかし、安倍さんと大阪の自民党は違う。古くてどうしようもない。特に(候補者の)山下さんはダメです』と言っていました。一騎打ちで自民党と戦っているのに、安倍首相をベタ褒めするのはおかしいし、一方で相手候補の個人名を出して攻撃する演説は、あまりにえげつなかった」(維新の支援者)
最近の橋下は、桜宮高校の体罰問題で体育系学科の入試中止を強行して生徒から猛批判を浴び、旗色が悪い。さらに、橋下ら維新系と平沼ら太陽系との確執が囁かれ出して以降、ムチャクチャな発言も増えている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「橋下さんはリアリストですから、昨日と今日で言うことが違うということは度々ありました。しかし、いまは国政政党の共同代表を務める身。国政と地方で立場を使い分けることは、もはや通用しません。石原氏ら『太陽の党』との合流で“反既成政党”の旗が曖昧になり、こんなハズじゃなかったと焦る気持ちもあるのでしょうが、早い段階で整理する必要性に迫られています」
橋下は自分でもワケが分からなくなっているんじゃないか。
橋下徹大阪市長が日本維新の会代表代行への就任後約1か月間、公務に専念せずに衆院選関連の政治活動をしたのは、市長や職員の政治的中立性確保を求めた市条例に違反するとして、市民グループ「見張り番」のメンバーらが15日、この間の給与82万円を返還するよう橋下市長に求める住民訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、橋下市長は昨年11月17日の代表代行就任から衆院選投票翌日の同12月17日までの31日間のうち26日間、公務日程がなく、全国で遊説などをしていた。原告側は、この間の給与支払いが違法な公金支出にあたるとしている。
市監査委員は先月、「条例は市長選時の行為を対象としている」として原告側の住民監査請求を却下した。市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。(YOMIURI)
14日に衆院を通過した2012年度補正予算案を巡り、民主党とみんなの党が反対したのに対し、日本維新の会が賛成に回って野党3党の対応が分かれた。
補正予算の関連法案や公正取引委員長人事でも足並みがそろわず、共闘の難しさが露呈した。夏の参院選に向け、3党の選挙協力の機運はいっこうに盛り上がらない。
補正予算案、関連法案のいずれも賛成した維新の会に対し、みんなの党は両方に反対した。
維新の会の橋下共同代表は14日、大阪市で記者団に「(補正予算案)全体の中で7割とか5割以上、この方向性でいいということなら、全部反対というのはちょっと違う」と述べ、賛成への理解を求めた。
安倍政権への反対姿勢を強めるみんなの党との連携を巡っては、維新内部の対立が浮き彫りになった。みんなの党が提出した補正予算案の組み替え動議に対し、維新の会国会議員団(平沼赳夫代表)は13日、「協議時間が足りない」などとして反対する方針を決定した。ところが、みんなの党との連携を重視する松井幹事長は動議への賛成を表明した。(2013/2/15 YOMIURI)
既成政党に高まる不信感を背景に、多くの塾生を集めた維新政治塾の1期生が“卒業式”を迎えた。「衆院選の候補者養成機関」という触れこみで始まったものの実際に当選したのは16人のみ。当初掲げられた理想とのギャップに塾生の不満もくすぶるなか、政界進出に望みをつなぐ一部を除いた大半の塾生は元の生活に戻るとみられ、今夏の参院選に向けて募集する2期目でその真価が問われる。
維新塾は「300人擁立、200議席獲得」という目標を掲げ、昨年3月開講。月2回ペースで行われた講義は多人数が一堂に会する座学が中心で888人中、立候補できたのは69人で当選は16人と低迷した。
塾長で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は7日の定例会見で「ものすごい政治家養成塾になった」と自画自賛したが、塾生で奈良市のNPO法人理事長の男性(33)は「もう少し実践的なところまで講義してほしかった」と注文。関西地方の30代の公務員男性は「選挙にノウハウがない塾生に何も教えてくれなかった」と批判した。
また、衆院選直前に維新と合併した旧太陽の党メンバーが比例代表名簿順位の上位を占めたことについて公務員男性は「めちゃくちゃだ」とあきれる。当初は維新塾での議論を通じて衆院選公約「維新八策」を練るとしていたが、「塾生の多くの意見やリポートは全く反映されなかった。結局何だったのか」と憤り、2期目募集については「もう十分です。元の生活に戻ります」と語った。
日本大学の岩井奉信教授(政治学)は「結局、政治家育成というよりも橋下氏自身の“個人塾”で終わってしまい、塾生の意見や個性が無視されたことが塾生の不満につながっているのではないか。そこを克服できるかどうかが2期目の課題だろう」としている。
参考:
- 維新政治塾1期目、実りと苦さと 700人が修了式(朝日新聞) 02月09日 21:41
- 橋下氏、維新塾1期生修了式で「不条理乗り越えよ」(産経新聞) 02月09日 13:44
- 維新政治塾:第1期の修了式 第2期は今後検討(毎日新聞) 02月09日 12:34
コメントをつぶやく(ツイートする)のと同じように、6秒以内の短いビデオを手軽に撮影して投稿できる「6秒ビデオ」投稿アプリに世界のネット利用者が熱狂しているという。
6秒ビデオは、プロの映像作家の世界では多用されている撮影テクニックの一つ。1カットを数秒ずつ撮影しつなぎ合わせる手法は映画などでもよく使われている。
素人は長く録画してしまい編集しないと間延びしたつまらない動画になりがちだが、“1カット数秒”であれば、相手の心を簡単につかむのに十分だ。
まず火をつけたのは米ツイッターの子会社が1月末に開始した「Vine(ヴァイン)」。
スマートフォンのiPhone向け動画共有サービスで6秒しか撮影できないが、操作を含めて10秒後には投稿できる手軽さがヒット。写真感覚で撮る動画の楽しみ方ができる。
一方、米国のVineより1年近く前に6秒ビデオのアイデアで先行した日本のベンチャー企業がGnzo(グンゾウ、神奈川県大井町)だ。
同社の動画共有サービスの使い勝手はVineに近いが、見る側に楽しんでもらう配慮ではVineよりも上との評価もある。スマホで閲覧するとタイル状に並んだ最大35個の6秒ビデオが同時並行でみられる。nikkei
参考:
アプリはAppleのアプリストア「App Store」から無償でダウンロード可能
(vine) https://itunes.apple.com/us/app/vine-make-a-scene/id592447445?mt=8
(Gnzo) https://itunes.apple.com/us/app/gnzo-catch-more-videos./id490601343?mt=8