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[安倍内閣] 資産公開、平均1億193万円 (前内閣から倍増)

2013-02-15 | Weblog

  政府は15日、安倍晋三首相と18閣僚の就任時の保有資産を公表した。家族分を含む平均額は1億193万円で、野田前内閣の5067万円から倍増。資産額が1億円を超えたのは6人で、首相は1億793万円だった。

 最高額は麻生太郎副総理の4億7136万円。次いで新藤義孝総務相の3億9381万円、稲田朋美行政改革相の1億3627万円、林芳正農相の1億2577万円、石原環境相の1億886万円の順。最も少なかったのは、岸田文雄外相の2131万円だった。

 資産公開は閣僚らが在任中に職務を利用して不正に蓄財するのを防ぐため、ロッキード事件を契機として1984年から導入。今回の公開対象は安倍内閣が発足した昨年12月26日時点で、閣僚本人と家計を同じくする配偶者、子どもが保有する土地・建物や預貯金(普通・当座預金を除く)、有価証券などが対象だ。

 ただ株式は銘柄と保有数だけで時価がわからないなど「資産を正確に把握できない」という指摘もある。

 官房副長官・副大臣28人と政務官27人の資産も同時に公開された。家族分も含めた平均は官房副長官・副大臣が4868万円、政務官が4557万円だった。nikkei

 閣僚ら11人が株保有 株価上昇で資産上積み

 15日公開された安倍内閣の資産公開によると、安倍晋三首相と閣僚の計19人のうち、本人か家族が株式を保有していたのは11人だった。デフレ脱却を掲げる経済政策「アベノミクス」への期待などで株高傾向が続いており、昨年12月の就任時以降も総資産に上積みされている計算になる。

 首相は4銘柄の計約5万8千株を保有。その中で森永製菓の株価は、野田佳彦前首相が衆院解散に言及した昨年11月中旬には170円台で推移していたが、2月には190円台となっている。

 麻生太郎副総理兼財務相は14銘柄の計約29万株を報告。中でもブリヂストン株は、1800円前後で推移していた昨年11月中旬と比べ、2月には2400円前後にまで上昇した。

 谷垣禎一法相は12銘柄の計約4万8千株を報告した。稲田朋美行政改革担当相は本人の保有はないものの、夫が41銘柄の約22万株を持っている。

 資産公開では保有する銘柄と株数を記載するだけで、総資産額には反映されない。内閣総務官室は「株価は変動があり資産として計上するにはふさわしくない」と話す。

 平成13年に閣議決定した「大臣規範」は、閣僚らの在任期間中、株式などの取引を自粛し「契約の解約および変更を行ってはならない」としている。sankei

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