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[タカ派トリオ] 橋下徹、大阪の地方選で2勝したけれど(支離滅裂)

2013-02-17 | Weblog

「安倍首相はすばらしいが自民候補はダメ」

 10日に行われた大阪の柏原市長選と府議補選(柏原選挙区・欠員1)で大阪維新の会の候補者が連勝した。マスコミ各社は「やはり地元・大阪では維新に勢い」と報じていたが、内実はお寒い限りだ。

 補選は維新・中谷恭典候補(59)と自民・山下亜緯子候補(32)の一騎打ち。維新の牙城の大阪とはいえ、安倍政権の高支持率をバックに自民党が議席獲得にあと一歩まで迫った。

 結果は維新が1万3920票、自民が1万1562票。維新は2400票弱の僅差での辛勝だったのだ。

 選挙戦では、危機感を覚えた橋下大阪市長が何度も応援に入ったのだが、国政と地方を使い分ける矛盾した演説に、地元で疑問の声が上がったという。

「演説で橋下市長は、『安倍さんはすばらしい。しかし、安倍さんと大阪の自民党は違う。古くてどうしようもない。特に(候補者の)山下さんはダメです』と言っていました。一騎打ちで自民党と戦っているのに、安倍首相をベタ褒めするのはおかしいし、一方で相手候補の個人名を出して攻撃する演説は、あまりにえげつなかった」(維新の支援者)

 最近の橋下は、桜宮高校の体罰問題で体育系学科の入試中止を強行して生徒から猛批判を浴び、旗色が悪い。さらに、橋下ら維新系と平沼ら太陽系との確執が囁かれ出して以降、ムチャクチャな発言も増えている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「橋下さんはリアリストですから、昨日と今日で言うことが違うということは度々ありました。しかし、いまは国政政党の共同代表を務める身。国政と地方で立場を使い分けることは、もはや通用しません。石原氏ら『太陽の党』との合流で“反既成政党”の旗が曖昧になり、こんなハズじゃなかったと焦る気持ちもあるのでしょうが、早い段階で整理する必要性に迫られています」

 橋下は自分でもワケが分からなくなっているんじゃないか。


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