函館港のシンボル的存在の一つ、
旧函館ドック跡地の2基の大型クレーンが撤去されることになりました。
4月に撮影したので山々には雪が残っています。
クレーンは1975年、函館ドックが造船用クレーンとして設置して以来、
函館の街並み越しの風景として親しまれてきました。
2基とも高さ70メートル、幅110メートル重さは1基約2000トン。
造船不況で1979年、函館ドックの手を離れ、
2004年5月に市土地開発公社が北海道振興から、跡地23.2ヘクタールとともに買い取った。
しかし年月の経過と共に老朽化が進み今回の撤去となったそうです。
事実とは異なるのかも知れませんが、大きなものは何か視覚から威圧されて、そんな風に思ってしまいます。
函館のクレーンもそう言う意味では同じかも知れません。
この港の大きなクレーンが無くなることによって、海や山々が美しく見えるでしょうね。
今までのシンボルが無くなり、新たな大自然というシンボルがお目見えする。
寂しいけれど、すてきなことでもありますね。
市港湾部は「なるべく残したいと考えたが、弁天地区を拠点に進める、国際水産・海洋都市構想の展開という新たな時代の政策にふさわしい、景観をつくることを選択した」と理解を求めている。
どのように変わるのでしょうね…。