マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

サバについてのクドい話

2010年03月08日 | 魚の話
今回比較的よいマサバと通称”あいのこ”というも釣れました。
<↓上 マサバ 下”あいこの″>


″あいのこ”は普通のゴマサバほど体側の斑点が不鮮明という点に特徴があります。
しかしてその正体は???
マサバとゴマサバの形質的な違いのひとつとして、背びれの棘突起の数があります。
マサバは10以下、ゴマサバは11以上といわれています。
しかし、これも決定的な同定方ではなくなぜなら棘突起が体外に出ていない個体もあり、
レントゲンを取らないとわからない・・とか。これでは船上で判断できませんね・・・
で、この写真の個体ですが、上は棘突起が9本、下は11本でした。いずれも一番小さい
棘は外からは見えず、さわってみないとわからない状況でした。
なので、正体は上はマサバ、下はゴマというわけ。
今回キープしなかったのですが、明らかに体側の斑点がもっとはっきりしている
ゴマも釣れました。
魚は住む場所の環境によって同じ種でも色や形状に多少の違いがあります。
メバルなど相模湾と東京湾ではかなり体色がちがいますよね。
サバ類は回遊魚なので、そういうことはないと思うのですがこうした個体差がでるのは
なぜ???
それはそれとして、関心の味はどうだったのか?
またこんど。