チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「都をどり」のお皿

2016年05月17日 06時39分20秒 | 日々のこと

小雨、22度、80%

 友人がおやつをのせてアップする写真、いつ見ても気になります。まあるいお団子のような絵が描かれています。そしてそのお団子の色が変わります。色変わりのお皿です。気になるので尋ねました。「何処のお皿?」「都をどりで頂けるお皿です。今度の都をどりの時貰ったら、真奈さんに上げますね。」とおしゃって下さいます。もちろん手を叩いて喜びました。

 私は欲しいものや作りたいもの調べたい物などをスクラップしたファイルを3箱持っています。 古い物では30数年前の新聞の切り抜きから入っています。年に数回、必要でなくなった物を処分して新しい切り抜きに入れ替えます。先月は腰を据えて一枚一枚見ていました。何かの料理の切り抜きの裏のページ、「だんご皿」とタイトルのあるページが目に留ります。お団子を盛るお皿はさりげない物がいいと思います。そのページで紹介されていたのが、「都をどり」のお皿でした。古い物なのでしょう、友人が使っているのとは違い地色がやや赤っぽい土色です。「都をどり」のこのお皿は、「都をどり」の期間中お茶券付きの入場券を買った人が頂けるのだそうです。お茶を点ててくれるのはもちろん芸妓さん。きれいどころの芸妓さんにお茶を点ててもらって、これまたきれいどころの芸妓さんがお給仕してくださるのだそうです。その時、虎屋のお饅頭がのって出て来るのがこのお皿。5色色違いがあると書いてあります。毎年行かれる京都の方でも、5色揃えるのは難しいそうです。どの色のお皿にのって出て来るか分からないのですから。私なら、茶色のがいいわなどと駄々を捏ねそうです。この記事を読んで、ますます待ち焦がれる「都をどり」のお皿です。

 先月末、友人が「今年は白でした。真奈さんお待ちください。」と知らせてくれました。厚かましくも「はい、待ってます。」とお返事して白いお団子のお皿を思い描きます。

 昨日、「都をどり」のお皿が届きました。私は白いお団子のお皿が一枚届くと思っていたところ、何やら大きめの箱です。開けてびっくり、5色色違いで5枚のお皿。お手持ちの分まで分けてくださったに違いありません。清水焼のこのお皿、大量に作られるでしょうから物はよくありませんがと添え書きがありました。物の善し悪しではなく、恋い焦がれたお皿です。 

 早速、昨晩使ってみました。径が14センチ程ですから小ぶりのお取り皿にピッタリです。申し訳ないことに昨晩私がのせた物は、主人がソウルで求めて来たキムチでした。お皿に恐縮する私です。 お皿の裏も素敵です。香港にいながら、一度も「都をどり」に行ったこともない私が、一度に5色色違いのお皿を手に入れることが出来ました。ほんとにありがとう。

 さあ、今日はこのお皿達の居場所を決めてやらなくてはなりません。ちょうど夏物のお皿と入れ替えの時期です。毎日毎日使います。今も出来損なったパンがのっています。

コメント
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