曇り、22度、93%
今年もほぼ毎日京都から桜便りを頂きました。数日前は北海道にも桜はほころび始めたとか、南北に長い日本の桜の季節はひと月以上も続きます。その間に、手作りの桜のジャムや桜の香りの桜のすし酢なども頂きました。30年近く海外にいて、こんなに桜を身近に感じたのは今年が初めてです。
そんな桜の気配に押されて桜色のスカートを作ってもらいました。毎年この時期に同じスタイルのスカートを作ってもらうようになって10年は経ちます。同じスタイル、20年前に買ったMIUMIUの巻きスカートです。紺色と焦げ茶を買いました。好きですからよく着ました。香港の夏の日差しで色が褪せても着ていました。そこで、そのスカートを元にして同じ生地は見つからないので、いろんな生地でスカートを縫ってもらっています。小さな小花模様のこともありました。IKEAのファブリックで作ったこともありました。いつもの生地屋さんに行き、今年はどんな生地にしようかと悩みます。
桜の花の色が頭の中に流れていたからでしょう、節のあるデュピオニシルクの薄いピンクが目に留ります。30色もあるデュピオニシルクの中でもそのピンクにどうしても目が行ってしまいます。ピンクの服を持ちませんが、スカートなら顔の近くにくるのではないからと思い切ってスカートの仕立ててみました。張りのあるデュピオニシルクです。もちろんシルクらしい艶も持っています。家に戻り気恥ずかしく着てみます。夜のお出かけの時なら着る事が出来そうです。上には張りのある黒のノースリーブのブラウスでも合わせましょうか。
あと一つ、チェックのスカートを作ってもらいました。 今年は2枚とも明るい色目です。実はグリーンのチェックの生地に決めていたのですが。この巻きスカートはフリルの部分も含めるとかなりの生地を必要とします。グリーンの生地は残り僅かで断念してこのオレンジの生地にしました。これはタイシルク。薄手ですが腰のあるタイシルクです。
夏の暑い日でもこのスタイルのスカートなら足さばきが楽です。しっかりと足を包むサンダルとこのスカートの組み合わせ、今年も続きます。