年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『涼宮ハルヒの憂鬱』ムー的謎解き…やはり『大本教』教義が元ネタ?

2009-11-25 12:04:12 | 涼宮ハルヒ
前に振っておいたコジツケがどんどん連鎖しています。下手な鉄砲数撃ちゃ当る!

先日、青木さんに見せて頂いたアニメ版『絶望先生』で、『不必要に難解なことを言い立てて、「頭良いんだぞ」とアピールする作品』は、『「面白い」と言わないと、一段劣った人間に見られそうだから、詰まらないと思っても「面白い」と言わざるを得なくする卑怯なやり方』だというネタがあって、『流石、久米田康治先生』と感心する一方、『耳が痛いなぁ』と苦笑。

今、やってることが、全くそのまんまですからね。生きた『痛い』見本ということで。

宮澤正典先生は別冊歴史読本特別増刊『「古史古伝」論争』(新人物往来社1993)所収『日猷同祖論と古史古伝』で、
客観的に実証できないで「…ではないだろうか」といった『仮定法』を積み重ねて、結論はちゃっかり断定してしまう『古史古伝信者』の論法を批判しております。

まず結論ありきで、それに合う材料のみでコジツケするゲームにすぎない、というわけです。
コジツケ連鎖ですから、全く問題無いと開き直っておきます。

以前、聖地巡礼で、『鶴屋山』のモデルになったかもしれない『甲山』を開山したのが『如意尼』という女性だったことはネタにしておりましたが、
青木さんと旧但馬、丹後半島、若狭湾沿岸の神社を廻った折に、『籠神社』の『御由緒略記』に『如意尼』のことが書いてあって、偶然の一致にびっくりしました。
籠神社神官の娘だったとは!

ここでネタにできて良かったです。

『御由緒略記』に『甲山=摩尼峰』とあって、『籠神社』の旧社地『真名井原』の『マナイ』と『マニ』が関係有るのかもしれないと思ったりしましたが、
『広辞苑』に、梵語で『摩尼=如意・如意宝珠』とあって、聖地巡礼の折『神功皇后』が『甲山』に『如意宝珠』を埋めたという伝説があることを教わったので、

『如意尼』の名前の由来と併せて、『日本書紀』巻八『仲哀紀』の『神功皇后』が穴門国豊浦で得た『如意珠』に関連付けてしまおうと。

前に、『甲山』の名前の由来は『神功皇后』が『武器』を埋めたから、という伝説があることはネタにしておりましたので。
『隋書俀国伝』に『如意宝珠有り』と書かれていることは知っていたので、コジツケしてしまいました。

籠神社の宝物、国宝『海部氏勘注系図』については、金久与市『古代海部氏の系図』(学生社1999)という本を青木さんから頂いたので、ネタに。
前に更新したネタで触れましたが、『天火明』は、偽書『先代旧事本紀』で『饒速日』と同一にされた神で、勘注系図を読む限り、籠神社宮司の先祖が、偽書を信用して、家宝の系図を書き直したことが分かります。

家系を権威付けるために改竄が必要だったのは同情しますが、貴重な平安時代以前の歴史資料だったはずが、平安時代以降の精神史資料に使えるかな?くらいのモノに成り果ててしまったのは残念ですが、コジツケ連鎖できたので、まあ良し。

『息津嶋』の崩壊の伝承は、『バベルの塔』と『アトランティス』を混ぜたような話だなあ、と感じてました。『ムー』も似てますけど。

アニメ2期『エンドレスエイト』DVDタイトルの142857の数字謎解きネタからコジツケしておいた『原子番号71=Lutetium』の語源、パリの古名『Luteia』の語源『lutum=泥』が使えて嬉しいです。

『Paris』の嘘語源、海に沈んだ都『Is』、が『息津嶋』ネタにコジツケできた上に、『泥=水+尼』という悪乗りから『弁財天』を『如意尼』は信仰していたという『御由緒略記』ネタにコジツケできるとは。偶然の一致は面白いですね。

前の更新で、『ワンダリングシャドウ』の『寄生生命体』の一種が『人間の精神』なのではないか?というネタを振っておきましたが、
『如意尼』の伝説は、『息津嶋』に降りて帰還できなくなった『精神生命体』が人間に寄生して、
『甲山』までやってきて肉体を捨てて『精神生命体』だけ宇宙に帰還したと解釈できるのではないか?
というコジツケ連鎖。『鶴屋山』に帰還するカラクリがあるのでしょう。

『ザ・スニーカー』2009年10月号で、谷川さんが、精神だけの時間移動なら『タイムパラドックス』は起きない?という思考実験をなさっていて、
『精神』が『肉体』から分離するという現象が、『佐々木』に関わって来るのだろうと思いました。やっぱり『死者』ですか?

上書きされる世界の人間は反抗する権利がある、と谷川さんは仰ってますが、『悪い習慣』の公文さんの思考実験、キャラの反逆!?展開予想が原作者の意図を見事に洞察していたことが分かりますね。同人はたいしたものです。

『ソフィーの世界』のラストの様に、キャラが作者に反逆するという展開になるのでしょうか?

青木さんに教わったところ、『息津嶋』の残骸、『沓島』『冠島』は、『大本教』の聖地でもあります。
地上の真の支配者『艮金神』が幽閉されていたという、まるで『プロメテウス』のようなお話。

人類の創造主『プロメテウス』の拘束については、『鷲座』の起源や『長門』の封印と絡めたりして、前にネタ振りしておきましたが、『如意尼』ネタ、『大本教』ネタで連鎖するとは。

おまけに、ハルヒの舞台となっている『兵庫県』に、艮金神の妻『坤金神』が隠居した『上島』があって、これまた『大本教』の聖地になってるそうで。

谷川さんは『ご当地ネタ』をハルヒに仕込んでいらっしゃるようですので、『兵庫県』のネタである以上、この神話がハルヒに使われている可能性は有ります。

『真の神が封印されている』というのは『橘京子』の世界観に近いのではないでしょうか?コジツケれば何でも言えますけど。
またまた『出口王仁三郎』ネタ。谷川さん、『大本教』をモデルにした高橋克己『邪宗門』をリスペクトするつもりなのでしょうか?

王仁三郎の作った茶碗に『真奈井』『如意宝珠』があるのはドキリとさせられました。

『大本教』と『如意尼』『籠神社』『甲山神呪寺』が繋がります。

『潮音』もあって、『先代旧事本紀大成経』ネタで、僧『潮音』が処罰されたことは振っておきましたから、これまた偶然の一致は面白いと思いました。
『潮音=みくる』説を振っておいたので、未来人も『大本教』に繋がってしまいました。

『如意宝珠』が『長門国』で得られた、ということと、『封印』繋がりで、『長門=宇宙人』も大本教繋がりだとして、
古泉と機関が、『大本教』の『型の思考』を応用してるのではないか?というネタは振ってあるので、『超能力者』は既に『大本教』繋がり。
『大本教』は、女性が『教主』で、男性が補佐する体制なので、『ハルヒ&キョン』も『大本教』繋がりにコジツケできてしまいます。

『涼宮ハルヒの驚愕』の展開も『出口王仁三郎』の言行を応用している?

『憂鬱』~『分裂』のドンデン返しがあるとしたら、『古事記』等の古典は自由に組み替えて読めると考えていた『王仁三郎』の発想を応用した形で為されるのではないか?
トンデモ好きなので、想像するとワクワクしてきますね。

…『結論』先にありきのコジツケですから、どんな事でも言えてしまいますが。

『出口王仁三郎』の『世界革命』を引き継ごうとした『武田崇元』は『王仁三郎』の子孫と結婚したそうで、『八幡書房』社主・学研『ムー』の指導者が『大本教』と結んで、カウンターカルチャーに手を伸ばしてくるのではないか?と妄想してしまいます。
王仁三郎は『映画』も活用したそうですから、ハルヒに似てますね。

『大本』は『漫画』も活用したそうですから、武田さんが『ラノベ』や『漫画』『アニメ』『ゲーム』に侵食してくる可能性は十分あると思います。
いや、もう始まっていると見た方が良いでしょうか?

『大本教』教義の、出口なおは『内面は男、外面は女の変性男子』で、出口王仁三郎へ『内面は女、外面は男の変性女子』という説明は、『佐々木』さんの男言葉に通じるものがあると思います。

『キョンコ』『性転換ハルヒ』ネタを最初に開始した同人作家は遊びだったのでしょうが、谷川さんが『大本ネタ』やってたとすると、偶然の一致に驚かれたことと思います。

青木さんに頂いた、ナンシー・ストーカー『出口王仁三郎』(原書房2008)を読むと、明治政府は『国に喜んで財産と生命を差し出して文句は言わない、近代国家という建物を作るレンガ』に日本人を改造する為、『神社神道』を『国家神道』へ再編して、今までの宗教伝統の生命力を切り捨てたそうですが、
その『官僚製の新しいニセ伝統の押し付け』に反抗して、『切り捨てられた宗教伝統』を時代に合う様に再生したのが王仁三郎だったという解釈もあるようです。

徳川家康も、明治政府も、公的には宗教論争を規制したそうで、神道と仏教各宗派は300年近く、仲良しの振りをしてきただけなんですね。
1776年独立のアメリカや1949年建国の中華人民共和国の歴史より長い規制な訳ですから、十分『伝統』です。
今まで『何でも宗教は寛容に受け入れる日本人』に見えたのは、政府の規制の方が信仰より大切だったからなんですね。
敗戦とマッカーサーの圧力で論争OKになっちゃったわけで、あなたの家の戸をカルトが叩いたり、駅前でしつこくカルトに言い寄られるのはアメリカの方が天皇より300年の伝統より偉かったと日本人が認めてる証拠なんですね。

『神社』が古くて、『カルト』が新しいと決め付けるのは、敗戦までの政府の政策を知らない偏見なのかもしれませんね。
ライトノベルで美少女キャラに出口王仁三郎ネタをやらせる方が、日本の伝統に忠実かもしれない!

谷川さん、頑張ってください。…生きるために宗教ネタ封印で書き直してるかもしれませんが。

そういえば、兵庫県出身SF作家で、角川書店のライバル、ハルキ文庫で戦っている点で、谷川流のライバルなんじゃないかと私が勝手に思っている『機本伸司』の新作『パズルの軌跡』(2009)で、

旧作『神様のパズル』で登場していたカルト『ソウルオリジン』の正式名称が、

『ソウルオリジンサービス=SOS』

と知ってびっくり。『SOS団』を全く意識してない、と思えないです。

『パズル』から『軌跡』の間に、いろいろ問題を起こして『分裂』したという設定ですが、業界裏情報でこういう設定にしたのでないことを祈ります。
やはり『SOS団=谷川流』、『ZOZ団=佐々木団=機本伸司』ですか?


面白いハルヒ同人紹介
カオティック乙女工房『ナガト100式完全版』:イトウヂンさんが原作、T彦さんが作画の二人サークル。抱腹絶倒もシリアスもやれる実力派。きちんと描けるからこそ可能な画面構成、アクションでぐいぐい読ませます。
総集編に、収録既刊のカラー表紙全部カラー頁にして再録…凄すぎます。
言い訳をさせてください。引越しの荷物に紛れて、原作者殺し「ハルヒの恐竜」完結編が出て来ないので、こっちの紹介となります。発見次第、紹介します。
キミドリ108式編、クヨウMKⅡ編、あいかわらずの画力で押す色気と暴力。凄いです。
いきなりクサナギネタが笑いました。
喜緑さんがハルヒの忠実なトレス、という「ハルヒ設定」に古泉が首をかしげるところが笑える。こういうバカなハルヒが可愛い。
長門の習字ネタ、もう挨拶代わり、キョンの跳び蹴りも見事です。朝比奈さんが慣れて来てるのが笑いました。
朝倉さんの登場早々のブルマサービスの強引さも有り難い。ナイスです。
其々、バカやってるのに妙にそのキャラらしい行動に見えるのが踏まえてると思いますね。つかみはばっちり。
巧い作家さんには本題に入る前から笑わされますね。落語のマクラから面白いのと似てると思います。
落語は滅んだ芸だから参考にできない、と思っておられる方がおられましたら、カオティック乙女工房読んで勉強すると良いと思います。
で、本編、喜緑さんみたいな知的で上品な雰囲気のキャラが、いきなり強引な男子トイレ乱入でキョンと口論、シュールすぎ爆笑。
ハルヒをトレスしてるとキョンも同意しないのが良い。反復ギャグ。
朝倉登場→大声でまくしたてるがちゃっかり半脱ぎ→キョン固め技(結構大技)、のお約束の応酬も、何回やられても笑ってしまいます。
喜緑、朝倉、と登場して、長門がうまく登場できないのが笑えます。巧い「脱線」。
三人目でボケるのは伝統芸。やっぱりここは押さえないと!
「デルタアタック」、手品とかと同じで、何かやるなと分かっていても、何度もひっかかっちゃいますね。やっぱり!という笑い。
谷口登場もキレイな引き。時には定型が大事です。
佐々木団ネタ、TFEI三人娘が引っ掻き回します。結局、キョンの少女相手にはありえない折檻が爆笑。喜緑さん、攻撃を免れてるのが地味に「らしい」です。
オチは原作者こそ読んでください。
このサークルは4コマも面白いです。耳かき刺しネタ、ダウジングを長門が指で制するネタ、キョン宅の秘密の本を長門が発見ネタ、が特に爆笑。
無駄が無い面白い総集編です。こういうサークルが盛り上げていたからハルヒジャンルはもったんだと改めて実感します。どこのジャンルに行っても新刊が楽しみなサークルですね。
KHYS『One'sdailylife』:コピー本ながら、遊び紙入り、丁寧な作り。姐子さん中心で、ゲスト漫画・小粋なウーパールーパーさん(打ってて、これでOKなのかと思えてきます)、イラスト参加ゲストあり、の合同誌的同人。
佐々木本は貴重なので、紹介しておかないと。
冒頭、「佐々木団ネタ(九曜さん中心?)」+「キョンコ×佐々木」4コマ。
九曜さんの奇行、地味に表情がナイス(動揺するキョンの表情も)。佐々木さんの異常放置っぷりもいかにもで、この系統の佐々木団ネタは転がせばもっと広がると思うので、また描いて下さい。
橘さんのデフォルメも良い味ですので、九曜暴走ネタを振って、橘さんを壊す展開も良いと思います。
裏表紙のデフォルメ佐々木団が良い感じですから、こういうSDキャラが活躍するネタもどんどん振って良いと思います。
キョンコネタは、入浴シーンネタ。よく考えたら、「弟ちゃん」なんですね。そりゃ赤面だ。姉弟ネタは好きなのでこういうノリの作品をもっと描いていただきたいですね。
つまり「佐々木君」な訳で、キョンコの怒りももっともですが、笑えます。
原作を巧く改変してると思いますので、もっとキョンコにセクハラしても良いかと。2本だけ、は勿体無い。
こういう4コマ連作で連打していただきたいですね。
ショートストーリーは、ある日佐々木さんが訪ねてきて、という本のタイトルを展開した作品。
キョンはSOS団の「空気」を楽しんでるところがありますが、「分裂」読む限り、佐々木さんにも「空気」の良さが有った様ですから、こういう「雰囲気」が「驚愕」で見たいものですけど…頁の制約があるから、同人がフォローするしかないですかね。
佐々木・妹ちゃん・キョンの関係は、「分裂」で描かれていますが、「驚愕」が出ないため、原作がどうなるか不明。ここを押さえてくるのが同人の存在価値だと思いますね。妹ちゃん、もっと絡んできても面白いかも。
妹ちゃんの不手際は、原作でもありそうです。事件の謎解きの焦点になるかも。
後書きの4角押さえたのに大敗というオチは、「ジャガー」ネタと2重パロですが、面白いので、本編に近接して置いても良かったかもしれません。
ゲスト漫画、原作読まないで、これだけ押さえてれば十分です。京アニと同人が、いかに原作のエッセンスを巧く抽出・映像化してるかが分かります。
見開きで「勝手な妄想」を展開するところは、私のバランスの好みですね。やはり、「思春期の少女の妄想」は商品価値がある「大量破壊兵器」ですから、作品内比率も多目にとるべきかと。
恥ずかしい表情を攻められるようですから、どんどん恥ずかしい作品を描いて下さい!
長くなったのでまた次回。


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