年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『涼宮ハルヒの分裂』ギリシャ悲劇謎解き…秦河勝からオルフェウスまでコジツケ

2009-11-15 01:32:03 | 涼宮ハルヒ
前に振っておいたコジツケが、びしばし繋がってくる最近。
『朝比奈さん=未来人』の『上書き』は、『先代旧事本紀』の『古事記』『日本書紀』上書きや、『大成経』による『旧事紀』上書きを谷川さんが参考にしたのではないか?というコジツケをしておきましたが、
今回は『ハルヒ』世界の原点、『七夕』に連鎖させてみました。
以前、『織姫』は『琴座』で『オルフェウス』の竪琴に由来し、『彦星』は『鷲座』で『プロメテウス』の罰のための『鷲』を『ヘラクレス』が射落としたことに由来する、というところから、
『雪山症候群』でキョンは古泉が『竪琴』持ってた記憶を持っている
→『オルフェウス=古泉』?
『オルフェウス』も『ヘラクレス』も『アルゴー船』の乗組員だった
→『涼宮ハルヒの陰謀』でキョンが『古代の沈没船』について思いをめぐらしている。
→『鶴屋山』のモデル『甲山』の俗称に『ビスマルク山』があり、『ビスマルク』は戦艦の名前で、『舟』繋がり
→『長門』『周防』も『舟』繋がり
『御伽草子』の『七夕の御本地』で『天稚彦』と『ヘラクレスの12の功業』が混じったような展開になっている
→『七夕の御本地』で天に登るのに『ひょうたん』を使っている
→『涼宮ハルヒの陰謀』の『鶴屋山のひょうたん石』にコジツケ
『鷲の撃墜』モチーフは『マヤ神話』の『ポポルヴフ』の『ブグブカキシュ』の撃墜にも、『甲山神呪寺』の縁起の『鷲に化けた麁乱大荒神』の調伏の話にも通じる
→2012年12月22日マヤ終末予言を谷川さんは参考にしていた?だから『涼宮ハルヒの消失』でキョンが目覚めるのが『12月21日』に設定された?
…などと『七夕』からギリシャ神話などにコジツケてたのですが、改めて、
今回は、『先代旧事本紀大成経』の仮託された選者=『秦河勝』
→『秦河勝を祀る神社=大酒神社』『秦河勝の父=酒』『酒造の神=松尾神社=秦氏が建立』
→『酒神=ディオニソス』は『オルフェウス』殺害の黒幕
→『アポロン崇拝のオルフェウス教=古泉の機関』?『アポロン=ハルヒ』?
→『酒の隠語=笹(ささ)』で『ささ=佐々木』で『佐々木=ディオニソス』?
→『マイナス=ディオニソスの巫女』は『橘京子』?
と『ギリシャ神話』に連鎖。
『ハルヒ劇場・RPG編』がスニーカーに載ったので、『古泉=オルフェウス』?の根拠も『RPG編』から引っ張れるようになりました。
前の更新で、『麁乱大荒神=胞衣荒神=天蓋→天蓋領域=九曜さん』?
→『胞衣荒神=死者の墳墓の神』
→『墓=陵(ササギ)→佐々木』?『佐々木』は死者?
という『天蓋領域』と『佐々木』のコジツケを振っておきましたが、
『秦河勝=三宝荒神=胞衣=天蓋=九曜さん』?で、
今回、『秦河勝=酒神=佐々木』?と連鎖したので、
『佐々木=九曜さん』になってしまいそうです。
梅原猛は西洋哲学者なので、ニーチェの『太陽神アポロンVS酒神ディオニソス』説を『秦河勝=酒神』説に当て嵌めてますが、『河勝=バッカス』説がハルヒに使えて幸運です。
梅原猛『翁と河勝』は2008年の本で、『ハルヒ』が先ですが、梅原さんは角川のWebマガジンでこのネタを連載しておられたようですし、『河勝』探求ネタの連載は2006年7月開始ですので、2007年4月の『分裂』には十分間に合います。谷川さん、読んでおられたかもしれませんね。
前の更新で、『ニーチェ』は『佐々木=代理母出産の救世主(サオシュヤント)?』コジツケや、『ループ=ニーチェの永劫回帰?』コジツケの『ゾロアスター(ツァラトゥストラ)』ネタ、
ハルヒの映画制作繋がりの映画ネタ→『2001年宇宙の旅』の挿入曲、リヒャルトシュトラウス『ツァラトゥストラはかく語りき』コジツケ、
で使っておりましたが、改めて『秦河勝』繋がりからコジツケ連鎖しました。
『ハルヒVS佐々木』に『太陽VS酒』を当て嵌めることで、またまた『酒』繋がりから『西宮は酒造業が盛ん』というご当地ネタに繋げられるのも良いですね。
『オルフェウス』神話が『死者を蘇生させようとして失敗する話』なのが『佐々木=死者』?説と対応して面白いですね。
『オルフェウス=古泉』とすると、『ディオニソスの狂信者マイナス=橘さん』に殺されるという展開になるかもしれないのが、ドキドキしますね。
前回、『忠臣蔵』の討ち入りの年が、『涼宮ハルヒの陰謀』で鶴屋さんの先祖が鶴屋山に金属片を埋めた年だった、というコジツケから、
『涼宮ハルヒの分裂』ネタ繋がりで、『涼宮ハルヒの驚愕』では『長門の仇と誤解された九曜さんへの仇討』が起きるのではないか?(真犯人は『喜緑さん』?)
と勝手な妄想をしておきましたが、
『橘京子が古泉殺害の犯人として仇討の対象になる』というのもスリリングかも。
(真犯人は『森さん』?)
前回の更新で、『大成経』刊行で処罰された『潮音』の号が『南牧樵人』だということから、
OZの『ブリキの樵』=朝比奈さん?という前に振ったコジツケと連鎖させて、
『朝比奈さんは上書きが違法とされて流罪になる?』というコジツケしておきましたが、
これも、『藤原が罠にはめた』と誤解されて『仇討』になってゆくかも。(もちろん真犯人は『大人みくる』)
まあ、2重ドンデン返しで、『真の原因はキョンの過失』なら、大団円も可能だと思いますが。
前の更新でネタにしたように、大団円を求めて、各人が『青鬼』を演じようとしたりするのでしょうから、字面だけ追ったらドンデン返しされて大変だと思います。
能戸さんに『エンドレスエイト』や『ループ』の話をしたところ、『スターゲイト』に『オルフェウスとタイムマシンとループの三題噺』があるとの話で、『ハルヒ』の世界に合うなあ、と感じました。
以前、ザ・スニーカーで『アメリカのテレビドラマの設定を日本の作家はパクったら良いと思う』と書いておられる方がいらっしゃったので、
実践した谷川さんが『スターゲイト』をリスペクトしてる可能性も有るなあ、と思い、ここで振っておきました。
『涼宮ハルヒの消失』でキョンは一度死んでるんじゃないか?というのは青木さんのアイディアです。確かにこの位の『驚愕』はあっても良かろうということでネタに。
『涼宮ハルヒの消失』劇場版が2010年2月6日公開だそうで、市内に上映館があるので良かったです。
角川の中の誰かが、キャリアの傷にならないように、少しでもヒットしてる印象を与えたいのかもしれませんが…もしそうなら、博打の負けを取り戻そうとして、職場の金を横領して更に損するサラリーマンみたいな性格の方ですね。
博打には向かないので、転職するか配置転換していただいたらよいのではないでしょうか。
面白いハルヒ同人紹介
天使司書『嘘吐き』:賭博ネタで怪作を作っておられるのですが、今回は鶴屋さんと妹ちゃんの7並べ対決。表紙から劇画のノリです。きちんと可愛らしい少女も描けるので大したものです。
博打漫画の緊張感を出せる芸風なので、こういうネタが好きなのもプラスだと思いますね。萌え漫画描きたいのに絵柄が萌えでないとか、そういうミスマッチはストレスが溜まりますから。
赤松健先生ですら、ネギまがバトル展開になると読者アンケートの人気順位が低下するそうで、ミスマッチは技術だけでカバーできない様ですね。
妹ちゃんのキレっぷりが入念に描かれてるのがグッド。これが描けるならこういうシーンを描かなければ。
よく、コマ毎にキャラが違ってしまうという悩みをもっておられる作家さんのはなしを聞きますが、
キャラを設定通りに枠にはめる事より、「場面」を盛り上げるために原型を破壊してまで展開に奉仕させる事の方が大事な場合も有るという実例だと思います。
ひぐらしのレナは「あんなに怖い必要は無い」という位壊れてました。アレが出来るなら、勝ったも同然だと思います。
「このゲームに暴力禁止のルールは?」からの鶴屋さんの切り替えし→解決、が爽快。またもやカモは生かす、という冷酷締めもよろし。
何気にハルヒがザコ扱いなのがすごい。
次回作が楽しみなサークルさんですね。
千山屋『あったよ山荘がッでかした!!』:コピー本。米さんとやすひとさんの合同誌。
米さんのカードバトルネタ、衝撃のラスト。すっかりだまされてました。構成の勝利というか、思いついたが勝ち。笑って驚いて、短いながら満足です。
偶然にも、またハルヒでカードゲームネタ。
やすひとさんのTFEI三人娘焼肉ネタ。私小説?少女が会話してるだけで事件ですから、これでOK。
元が男であろうと、ネタを「作品」にする上で大切なのは「作品にする意義のある映像」を並べること、素材の上澄みを集めて映像化するという事ですから。
キョンコが創作意欲を刺激してたわけですね。
短編ながら、お二方とも構図は工夫しようとしていらっしゃるのが偉いです。こういう細部の詰めが大事です。
ぶるぅらいん『かえして!TFEI』:SSでも活動しておられるあおさんの漫画本。夏だ夏服だ海だ水着だと踏まえた作品。良いですね。
小ネタ連打ですが、旅行に行って帰って、というストーリーを展開していて、1ページ漫画連作、ストーリー4コマ(変則4コマ連作)。必要に応じて最適なコマ割が自由に選択されるべきだと思っているので、これは好判断だと思いますね。
折角の変形4コマで、見せ場に大コマをとれる訳ですから、1コマ目のハルヒの伸ばした両手の手首から先が切れてしまってるのは、そこまで描いてあげたほうが伸び伸びして良かったかも。
ノーパン朝倉を喜緑さんがスカートめくりの場面が、画面内に太もも~頭まで詰めるために、人物が小さ目になってしまって、折角のサービスシーンの迫力が削がれて勿体無いです。
これは大コマが却って小さい画面になってしまうという携帯DL漫画と同様の問題なのですが、画面の広さでは携帯画面より広い長所があるのですから、見せ場の面積を死守して、他のコマを圧縮すれば良いかと思います。
九曜が朝倉の胸の重さと釣り合ってる、スーツケースに縛り朝倉詰めれられてる、は、この大きさでも大丈夫です。笑いました。
百物語とか九曜と朝倉の連携が良くなってるのが良いですね。「ペット」としたら人馬一体の活躍!?
後書きの、「朝倉にしか懐かない長門」「キョン=父親・朝倉=母親・長門=娘」という人物相関の骨格を踏まえて読み返すと、なるほどと思うネタがあります。
原作では孤独かもしれない九曜に帰る所があるのが作ってあるのは、長門の擬似家族と、天蓋領域が対称になるからだと思います。擬似家族が居る、だからホッとして読み終えることが出来ます。
この本のラストは、九曜が長門の「対照」とされてる「分裂」段階での「原作」では出てこないアイディアだと思います。
谷川さんは、ドライなのが好きなのかもしれませんから、こういうしっとりした部分を同人がフォローすべきなのでしょう。
「化物語」アニメを観て、西尾維新さんは2002年デビューだそうですが、漫画やアニメも文字ネタの成果を吸収して、20世紀の文字・絵分裂から、融合へ動いてるのだなあ、と思いました。あおさんは文字と絵の両方に足を掛けておられるのですから、文字と漫画の間をどんどん攻めて行っていただきたいですね。
長くなりましたので、紹介はまだまだ続きます。


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