年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

4コマ漫画の分裂

2007-03-18 03:17:41 | 涼宮ハルヒ
今回は、4コマ使用した場合です。起承転結になってる作例にも見えます。
木村説の「見せたいところを引き伸ばす」=「売りになる絵にコマを沢山費やす」というやり方を普遍化するなら、「起起起起」でも「起転結」でも「起承転結」でも「転転転転」でも「転結起」でも、いろいろな形式が可能になってゆくと思われます。
変則4コマの大ゴマも、「引き伸ばし」のコマ表現の一種と考えられるかも。
いろいろ可能となると、起転結+間で4コマと考えて、何処に間を持ってくるか、と問いを立てても矛盾しません。起間転結、起転間結でも、起間結、起転間の3コマでもやれそうです。
盛り上がりの無い、「間間間間」でもまったりしていい味出せそうですし、1コマ漫画、5コマ漫画、も別に構わないように思われます。
ここまで何でも有りになると、当然、「変則4コマは、1ページ漫画と何処が違うのか?」という問題が発生します。
私は、4コマ漫画とストーリー漫画の間を攻めることで、変則4コマという領域を開拓しました。連作4コマ、ストーリー4コマも同じ領域のフロンティアです。
結論として、木村説を承以外に普遍化する場合には、1ページ漫画と変則4コマの区別は解消可能である、と思われます。要するに、4コマと1ページ漫画は同じと言うことです。当然、1ページ漫画と連作4コマの融合する場合も出てきます。
さらに連作4コマと変則4コマを組み合わせると、ストーリー漫画と4コマ漫画は限りなく近似してゆくと思います。
ストーリー漫画に比べて1ページに一区切りが強く出来るように思えるので、1ページ漫画と4コマほどには一致させられません。ここに何か断絶が有るようです。
同様に、植田まさし、いしいひさいち等のいわゆる「4コマ」が私がやってるような変則4コマと1ページ漫画の融合になじまないのも明らかだと思います。
まあ、古典4コマとして、俳句のような定型の創作技法として存続するのだと思われます。古典4コマの連続によるストーリー4コマも連歌のような技法として存続すると思われます。そういう形にしないと面白くないネタは、古典技法で表現されるのだと思います。
1)古典4コマ、古典連作4コマ、
2)1ページ漫画(1コマから可能な限り)、連作1ページ漫画、
3)ストーリー漫画
という3つの領域があって、2)が私の探求領域だったと言うことになります。
この区別は、ふさわしい展開形式、表現方法を要求する「ネタ」に依存すると思われます。ネタの展開にふさわしい「尺」、「形式」をどう決めるかの問題です。
ここに1)2)3)の断絶が有ると思います。


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