先日「MAKIKYUのページ」では東京駅(丸の内北口)~両国駅間を走る都営バスの観光路線バス・東京→夢の下町に関して取り上げ、この路線で使用される専用車両は異色の存在ですが、このバスの起点となる東京駅丸の内口周辺では、更に異色な存在のバスが走っています。
東京→夢の下町よりも…というと、どんなバスだろうかと気になる方も居られるかと思いますし、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、既にご存知の方も居られるかと思いますが、東京→夢の下町を凌ぐ程の異色なバスとは、左右非対称の特徴的な前面形状を持つニュージーランド・Designline製のノンステップ車両で、外観だけでなく内装の作りも、日本の一般路線バスとは大きく異なっています。
この様な車両は日本では殆ど走っておらず、見かける機会もなかなかないだけに、非常に存在感を感じるものですが、もう運行開始から5年を経ているにも関わらず、この特異な車両はまだ日本の国産路線バスでは出回り始めたばかりの、シリーズ式ハイブリッドバスとなっている事も大きな特徴となっています。
またこのバスが運行される「丸の内シャトル」と呼ばれる路線は、東京駅(三菱ビル・新丸ビル)や大手町(読売新聞)・日比谷・有楽町(新国際ビル)などを循環運行しています。
日の丸自動車興業が運行を行っているこの路線は、昼間概ね15分間隔程度で運行していますが、運行経費を沿線企業などの協賛金で賄っている事もあって、運賃は無料となっている点も大きな特徴で、このエリアを動き回る際には非常に有難いものです。
あと東京駅周辺では、JRの線路を挟んで反対側の八重洲側でも「メトロリンク日本橋」と呼ばれる同種の無料巡回バス(東京駅八重洲口・日本橋駅・新日本橋駅・宝町駅などを循環運行)が走っており、こちらでもこの特異な車両が活躍しています。
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も東京駅周辺へ行かれる機会がありましたら、是非日本の路線バスとは大きく様相の異なるニュージーランド製ハイブリッドバスに乗車してみては如何でしょうか?
唐山とマカオで見たことがあります。中国では済南重汽で製造されており「伊思特龍」と言う名前があるようです。マカオのはニュージーランドから入れているのかも知れません。
唐山の車両はそちらのHPで見ましたが、中国では北京や上海などの大都市ではなく、地方都市での活躍というのは少々不思議なものですね。
(日本でもエアロスターエコハイブリッドが函館で走っている事等を考えると、これもありなのかもしれませんが…)
またマカオで走っているというのは初耳ですが、日本の様な超レア車両なのか、それとも一定数が走っているのかも気になるものです。