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南栗橋以北で活躍を続ける東武6050系~急行系各列車を中心に普通にも

2017-06-06 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

先月MAKIKYUが東武線を利用して栃木県内へ足を運んだ際には、特急料金なしで「Revaty」に乗車可能な下今市以北を除き、各区間で急行・普通などの一般列車を利用したものでした。

東京都心~栃木県内の東武日光線方面を一般列車で移動する場合、先月のダイヤ改正前は快速・区間快速列車に乗車すれば、浅草・北千住~新栃木・下今市・東武日光・鬼怒川温泉などを乗継なしで移動できました。

しかしながらダイヤ改正後の定期列車は日光・鬼怒川方面への快速・区間快速だけでなく、朝晩に設定されていた浅草~新栃木間の区間急行も廃止されています。

そのため東京都内のスカイツリーライン各駅~栃木県内の日光線各駅を有料特急以外で移動する場合、臨時列車を除くと必ず南栗橋駅での乗継が必要となり、大半の列車が系統分断されたものの、朝晩の区間急行などで一部直通列車も存在する伊勢崎線久喜駅をも凌ぐ大規模な系統分断と言っても過言ではない状況になっています。

 
南栗橋以北の区間では、朝晩に以前の快速・区間快速ダイヤを踏襲した急行・区間急行も少数ながら設定、この列車は以前の快速・区間快速の停車駅に栗橋を追加したダイヤで運行しています。


車両も以前の快速・区間快速で用いていた6050系が運用、トイレ付でボックスシート主体の座席配置は、南栗橋~東武日光を乗り通す旅客向けに相応しい設備とも感じ、同系の特徴とも言える車内設置の種別・行先表示幕も、南栗橋以北の急行・区間急行設定に併せてきちんと新幕が用意されています。

編成が2両3編成併結の6両→2編成併結の4両に減車されている事に加え、昼間時間帯の急行・区間急行設定がなくなるなど、以前に比べると不便さは否めない気もしますが、それでも乗車した際は平日だった事もあって空席も見受けられ、車両自体の老朽化や節電必須の世相などを考慮すると、減便減車は止む無しなのかもしれません。


6050系での運用が必須の快速・区間快速が消滅し、代替列車として設定された急行・区間急行の運転本数も限られている事から、新栃木以北を運行する日光線普通各列車をはじめ、南栗橋~新栃木間の普通でも急行系列車の折り返しなどで一部列車が6050系での運行になっています。


南栗橋駅では2扉車(6050系)充当列車の一覧表も掲出されていた程でしたが、2面4線の同駅で南栗橋止めの電車が到着した際、同一ホーム反対側に南栗橋始発の電車が待機しておらず、乗継の際にホームで待つ事もしばしば…という状況は芳しくないと感じたもので、特急通過などでダイヤ上やむを得ない場合を除き、極力ホームで待つ事がなく乗継できれば…と感じたものでした。


また南栗橋~新栃木間の普通列車は、6050系以外の車両(4扉車)で運転される列車も現在は原則として4両編成になっており、殆どは10000系列での運行となっています。


こちらは4両固定編成だけでなく、2両2編成併結の4両編成も見かけたものですが、栃木・新栃木~東武宇都宮間の宇都宮線普通も4両編成で運行していますので、今後宇都宮線で活躍している8000系を代替する際に10000系列の一部をワンマン化改造した上で、南栗橋~新栃木~東武宇都宮を直通運転する列車が多数設定されても…と感じたものでした。

南栗橋~新栃木間のデータイム普通が8000系でも支障ないのであれば、宇都宮線で活躍する8000系ワンマン改造車を充当しても良いかもしれませんが…