第14節は、アビスパ福岡を迎えてのホームゲーム。
喜び爆発の14連勝を決めたのは、背番号29、吉濱遼平だった。
開幕戦以来のメンバー入りした遼平はベンチ裏でウォーミングアップしてた。
一緒に応援していた仲間に、
「吉濱って身体が絞れていい男になって帰ってきたネ、
目も澄んでるし、あの笑顔がいいな^^」
って、ピッチに立つ前に話ししてました。
たしかチョウ監督から呼ばれたのが76分。
試合は圧倒的にベルマーレが支配していたが
堅守の福岡ゴールをこじ開ける事が出来ず、残り10分過ぎまで0ー0状態。
監督からの指示を受けてアップに戻る時、遼平の顔は微笑んでいた。
こう言う場面は何度も目にしているが、戻り際に笑顔を見せる選手なんて殆ど記憶にない。
一緒にアップしてた梶川裕嗣たちとも笑顔で言葉を交わしていた。
ピッチに立てれば二年振りのリーグ戦、今季初出場となる訳だから緊張して当たり前とも思うのだが彼の場合はそうではなかったのだろう。
そして、三枚目の切り札としてピッチに立ったのが83分。
緊張どころか力みもなくファーストタッチのパスを送る。軽快な動きだ。
その3分後、歓喜の瞬間が訪れた。左サイドの三竿雄斗からファーサイドの永木亮太にボールを送る。ヘディングでの折り返しを遼平が左足を振り切ってゴールを決めた。
決して易しいシュートではなかった。ゴールを背にして180度回転してのボレーシュートだから練習でも中々入らないと思うのだが、彼はそれを決めた。
86分の、均衡を破る、14連勝を物にした、待望のゴールだった。
一目散にゴール裏で後押しするベルサポまで猛烈なダッシュで走りこんだ。
そして、91分にも岡田翔平のシュートからGKが弾いたボールを走り込んできた遼平が右足で押し込んで勝利を確実な物にした。
今度は、ベンチ方向に走り込みチームメイトから手荒い祝福を受け、
監督の胸に飛び込んだ。
チョウさんも心底嬉しかったに違いない。
これぞ、湘南スタイルだ!って言うのを演出し、それを選手達が見事に果たした訳だから。
ヒーローインタビューに立つ姿だ。
ここでは姿勢を正し、胸を張って歯ごたえ良く受答えしてました。
が、ゴール裏では喜び爆発して一人ダンスを。メッチャ、嬉しそうでした。
痺れるゲームを制して、連勝をJ2タイ記録の「14」に伸ばした吉濱遼平、21歳。
#9、#19、#39が決められなくても、#29が決めてやるぜ!
頼もしい選手の躍進を今後も期待したいものだ。
もう彼の背番号と名前は、決して忘れることはないだろう。
ありがとう、遼平。
大きな得点でしたね
福島での修行で一回りも二周りも大きくなって
よかったです
やってくれましたね、遼平くん。
またもや若いヒーローの誕生で益々楽しくなりそうです。
5月も残り2試合、全部勝てるよう後押ししましょうネ!!