「Champion is Here」
3連覇中の王者、鹿島アントラーズが大挙して平塚にやってきた。
前節まで2位のアントラーズは18位の湘南に大勝して首位名古屋を追随したいところ。
一方、我々ベルマーレは「絶対残留」を果たす為にジャイアントキリングを起こしたいゲームだった。
ジャイキリ対策としてシステム変更し、4-4-2のフォーメーション。
ボランチに坂本・ハングギョン、ツートップに阿部と新居を起用。
このシステムが奏効したのか、王者相手に互角以上の戦い。
決定力が優っていれば勝利できた内容に見えた。
早い時間に先制されるもその後の粘りとか集中力とかセカンドボールを拾うとか、
最後まで諦めずに戦えたのが「ロスタイム劇場」の再現に繋がった。
残り時間は数秒だった。
相手DFのクリアミスしたボールを阿部が見逃さずGKの脇を抜きネットを揺らした。
同点に追いついた。終了のホイッスルが鳴った。
大挙してやってきたアントラーズサポは93分間勝利を信じて疑わなかったに違いない。
が、この瞬間、シーンと静まり返ってしまった。
我々は、幾度と訪れたチャンスを最後の最後でゴールを決め、まるで勝った!!
・・・ような錯覚に陥ったのは自分だけではなかったと思う。
自分の周りの1ゲ自由席サポ達はスタンディングオベーションで大喜び
「勝ち点3以外はいらない」と言う人も多いと思うが、王者相手にこれだけの戦いが出来たのだから、残り少ないかも知れないが、今日の出来+決定力をつけて今後のゲームに繋げていくと考えた方が得策ではないか、と思う。
大事な事は次の広島戦に勝つ事、ただそれだけの事。
行きますよ~、応援しますよ~、ビッグアーチで
外しちゃった選手達、次回は決めて下さいネ~。