幼児教室のお勉強は、吉田先生との面接練習だった。
「もうすぐ試験だからね、今日は面接の練習をしましょう。お名前を呼ばれたら一人ずつ来てください。」
「宇宙君ですね。それでは質問します。最近お母様に誉められたことはありますか?」
「はい、あります。」
「どうして誉められたのですか?」
「テストの成績が良かったからです。」
「うーん、それもいいけど、他にも何かないかな?」
「はい。お手伝いをよくしてくれるねって、誉められます。」
「そうですか、それはいいことだね。・・・宇宙君なかなか調子いいぞ。」
先生にも誉められてボクはちょっといい気持になった。ハートマンの微笑みが目に浮かんだ。「ボク、絶対頑張るよ。いつか必ず仲間になる。」そう心に誓った。
「それでは次の質問をします。大きくなったら何になりたいですか?大きな声でね…。」
「はい、大きくなったらハートマンになります!」
「なにーー!?ちょいとひ、ろ、し、くん。」
吉田先生は天井を見上げて頭をふらふらさせた。
「だめだこりゃ。」 つづく
「もうすぐ試験だからね、今日は面接の練習をしましょう。お名前を呼ばれたら一人ずつ来てください。」
「宇宙君ですね。それでは質問します。最近お母様に誉められたことはありますか?」
「はい、あります。」
「どうして誉められたのですか?」
「テストの成績が良かったからです。」
「うーん、それもいいけど、他にも何かないかな?」
「はい。お手伝いをよくしてくれるねって、誉められます。」
「そうですか、それはいいことだね。・・・宇宙君なかなか調子いいぞ。」
先生にも誉められてボクはちょっといい気持になった。ハートマンの微笑みが目に浮かんだ。「ボク、絶対頑張るよ。いつか必ず仲間になる。」そう心に誓った。
「それでは次の質問をします。大きくなったら何になりたいですか?大きな声でね…。」
「はい、大きくなったらハートマンになります!」
「なにーー!?ちょいとひ、ろ、し、くん。」
吉田先生は天井を見上げて頭をふらふらさせた。
「だめだこりゃ。」 つづく