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僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

約束

2006年05月12日 | SF小説ハートマン
ハートマンは腰に当てていた腕を胸の前で交差させ、×を作ってから両手でハートのマークを作って僕に見せた。

「ひとつだけ約束して欲しい。よく聞いてくれたまえ。これは秘密の任務だ。これから起こることは、君が絶対に信頼できる仲間にだけしか言ってはいけない。君はそれができる人間だと思うが、どうだろう。」

「君はそれができる人間だと思う」ってところがすごく気に入った。
「はい。約束します。秘密はきっと守ります。」
「よし、それでいい。では宇宙で待っている。」

そう言って腕を×にした後ハートを作ってから、ハートマンはとってもかっこいい小型宇宙船に乗って行ってしまった。
僕はその小型宇宙船のことも聞きたかったけど、あっという間に出発してしまった。すごく忙しい任務があるに違いない。

コックピットのドアがロックする前に、ハートマンがぼくの方を向いて微笑みながら何かを告げた。
良く聞こえなかったが、
「A force will be with you 」だったという確信があった。 つづく

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