ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

ソーシャルニュースはソーシャルブックマークを越えれるか

2008年03月26日 | 検索・ポータル
ソーシャル・ニュースの「newsing」がリニューアルをしたということで、改めてソーシャル・ニュースとソーシャル・ブックマークの違いについて考えてみた。

ソーシャル・ブックマークというのはこれまでであれば個人がPC上で管理していたブックマークをネット上で管理し、共有できるようにしたもの。同じページをブックマークした人が他にどんなものをチェックしているか、どれくらいの人がチェックしているかが分かる。

その結果、PC上のブックマークが日頃よく使うサイト単位の登録になるのに対し、ソーシャル・ブックマークではその時々に関心のあったページ(記事)単位の登録となる。ニュース記事やブログの記事がクリップの中心になりやすいのだ。
ではソーシャル・ニュースとは何か。こちらは名の通り「ニュース」の記事を共有しようというもの、と書きたいところだが、この辺りのコンセプトが実はすっきりしない。例えば「オーマイニュース」のようにユーザーが1記者となりニュースを投稿するといったCGM型の「ニュース」そのものを共有するといった要素とニュース自体は一般的なニュースサイトを参照しつつ、それに対してユーザーがどんな「関心」「感想」「意見」をもっているかを共有することはスタンスが違うだろう。

また「関心」を共有するとしても、特定のニャースに対し評価をしたりコメントを書き込んだりといった形は、ユーザーの参加のしやすさを演出する装置ではあるものの、どちらかとい、と「2ちゃんねる」的であり「場」を楽しむものになりやすい。つまりソーシャルがもつ、「偶発性」に基づく「人」と「人」とを紡ぐ・繋げるという要素が希薄になる。

例えばソーシャル・ブックマークの場合、まず個人が何かに興味を示し、それを記録することから始まる(Lifelog化、「関心」のアーカイブ化)。その上でそれら「関心」を繋げる装置があり、「人」と「人」とが再接続される。あくまでも「個人」ありきからスタートする。

現在のソーシャル・ニュースと呼ばれているサイトは、果たして人と人とを紡いでいるだろうか―。ソーシャル・ブックマークとは違う独自の価値をもった「ソーシャル」ニュースサイトへの模索はまだまだ続くのかもしれない。

マイネット・ジャパン、ユーザー参加型ニュースサイト「newsing」をリニューアル:ニュース - CNET Japan

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1 コメント

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助かりまくり! (猫背)
2008-03-29 00:56:59
旅行に行った時についでにヤって¥7OOOOもらったww
旅費が浮くどころか遊びまくったよヽ( ・∀・)ノ
http://houkei.yycola.net/gyaku/2Wlfxwm1.html
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